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では、基本にはどのようなものがあるでしょうか?
1、ボールコントロール
ボールを両足で自由自在に操れるようにならなければなりません。
2、パス&トラップ
ジーコはサッカーにおいて最も重要なテクニックは「パス」であると述べています。正確なパスを状況に応じて長短織り交ぜながら出せるようにしなければなりません。また、そのパスを生かすも殺すもトラップ次第です。良いトラップが次の良いプレーへとつながります。キーワードは「ファーストタッチ」。
3、攻撃における対人プレー
相手あってのサッカーです。相手あってのテクニックです。相手がいる状況の中で、いかにテクニックを「使えるテクニック」にして、スペースを作り出し、決定的なプレーをしていくのか、そのための動きを覚えなければなりません。
4、守備における対人プレー
素早いフットワーク、ボディバランス、コーディネーションなど対人プレーのなかで要求される身体的資質が守備の能力も向上させます。
5、スピード
メンタル・フィジカル・シンキング。全てにおけるスピードのバリエーションを向上させないといけません。
6、シュート
ゴールチャンスを創り出し、決定力を身につけさせる必要があります。
7、グループ戦術
1〜6までの要素の中では、個人戦術のほとんどがフォローされています。しかし、サッカーは1人でやるものではありません。まわりの人と、いかにしてチャンスを作りだし、相手ゴールへと進入するのか、また相手の攻撃を防ぐのか。そういったことについても注意深く指導する必要があります。
以上のような要素を、段階を追って、徐々に徐々に、ゲームを織り交ぜながら行うことによって「個性溢れる選手」を育てる足がかりになるでしょう。
最後に、世界で最も若手育成に定評のあるフランスの指導方法について紹介します。
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