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ポジショニングについては、何を見てどう考えたか?ということがとても大事なのですけど、それを観客が知るのは難しいですね。
そこで誰にでも解る川口選手のすごさのご紹介。
GKがセービングで踏みきる足は決まっていますよね。
右上なら右足、右下なら左足、左上は、左足、左下は右足。
これは必ず教わります。でもこれを完璧に出来るGKはそうはいません。シュマイケルはほぼ完璧ですが、カーンは全くでたらめです(それでも止めてしまうところがすごい)。
川口もほぼ完璧。1試合の中で間違うことはまれですね。
ナイスセーブ!と思った場面を見て下さい。かならず踏切る足は正しい。
例えば、アジアカップ決勝後半のシャルフーブのミドル。川口の左上を狙ったものですけど、左足で踏み切っています。また、アルテミヤトがゴール右下を狙ったシュートも、左足で踏み切って見事に止めています。確かどちらかのセーブに関しては、川口自身が、踏みきる足を間違えていたら止められなかった、と後に語っていた記憶があります。これもまた川口のすごいところです。ちゃんと憶えている。世の中、自分のプレイを言葉で説明できない選手が代表選手だったりしますけど、川口は実に真っ当なスポーツ選手です。
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