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▼TK2002さん
議論のポイントを絞ると
1、トルシエ監督のディフェンスに対する考えはどうか
2、具体的に想定される戦術破綻の回避策
といったところでしょうか。
まず1について
TK2002さんは、トルシエが指揮した南アフリカのサッカー内容
今までの日本代表は宮本ではなく森岡を使ってきたという事実
の2つからトルシエのサッカーで必要なラインコントロールは、森岡タイプのものなのではないか。
また、そうであれば、トルシエの考えや選手の考えを無視して純粋なラインコントロールの技術のみを論じることは無理があるし、無意味だ。
という感じのことをおっしゃりたいんだと思います。
それに対して私に意見を言わせてもらうと
事実、トルシエが実際に指揮したチームを見ると
ラインコントロールのスタイルは森岡のような感じになっていることが多いと私も思います。
また、監督のサッカー観を知るのに最適の教材は、その監督が実際に作り上げたチームであるべきとも思います。
しかし、監督は限られた選手でチームを作る以上
実際に作るチームで100%、自分の思うサッカーを実現できるとは限りません。
むしろ、選手の力量や得意とするスタイルの違いなどで妥協しなければならないところも多々有ると思います。
前置きが長くなりましたが
私は、トルシエの理想のラインコントロールが森岡(または南アフリカ)のものとは思っていません。
その根拠は、トルシエが就任初期の日本代表の試合からで
A代表では、ライン形成に極端に思えるほど気を使っていた
(そういうことに向かない選手たちだったので、実力が全く発揮できなかった)
また、オリンピック代表やユース代表でまだプレースタイルが染まりきっていな無い選手たちにさせたサッカーもラインコントロールをかなりの割合で意識したものに見えました。
しかし、これは100%主観で根拠はありません。
ただ、監督のサッカー観というものは、他人には完璧には分からない部分がどちらにしろ出てくるので、(それを想像して楽しんだりはしますが・笑)
私は、実際よくなるためにはどうする必要があるか
という方を考えるようにしています。
まあ、そのような立場から
現状の日本代表には、宮本のような極端なラインコントロールが必要と思っています。
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