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▼TK2002さん:
次に2の戦術破綻の回避策について
これを戦術的補正が必要なものとそうでないものの2つに分けて書いていきたいと思います。
まずは、戦術的補正が必要なもの
>>>これはそうでしょうか?相手が攻撃に人数をかけてきたときにはプレスをかける人数は足りているでしょうか?味方選手が担当するゾーンに2人入ってきたときには?相手FWをオフサイドの位置において無力化するといってもサイドで起点を作られ、そこで数的優位を作られ、プレスも掛けられずに押し込まれる可能性は?
このような相手が攻撃に人数をかけてきた場合と
サイドに起点を作られた場合
まず、前者の場合は
相手が人数をかけてくるのだから、ある程度味方が引張られるのは仕方ないですよね
具体的な対応としては、両サイドハーフを下げて5バック気味にして守り
最善策は、ボールを奪った後(まあ、低い位置からなのですが)カウンターを狙う
次善策は、とにかくボールを落ち着ける、
攻撃が無理と判断したらバックラインでボールをまわさせるなどでしょうか。
ただ、5バック気味にすると思い切ったラインコントロールが出来なくなります。
よって、単純な放り込みなどからですら押し込まれることになってしまいかねないので
単純な放り込みに関してはオフサイドを取りたいです、この辺は微妙な駆け引きです。
ただ、相手が攻撃に人数をかけるということは、その分敵守備に穴が開いている状態なので
正確にカウンターを出せれば逆にチャンスと言えるかもしれません。
また、攻撃に人数を裂きすぎることは運動量的にも厳しいので
相手もビハインドの場面の試合終了間際など限定的に使用してくることがほとんどだと思います。
(シドニーのアメリカは最初から最後まで人数をかけてきたので驚きましたが・笑、まあそんなチームはめったに無いので)
次にサイドに起点を作られた場合
まあ、サイドの高い位置に張られた場合とでもしましょうか
これも攻撃に人数をかけられた場合に似ているんですが
上に書いたの対応は、両サイドが上がってきた時で、
今から書くことは片サイドとでもしといてください。
基本的なサイド守備の約束事としては
3バックがボールサイドのスライドして、逆サイドハーフがワンサイドカットする
といったものですが
それで対応しきれない場合は
片サイドを下げて4バック気味にして対応する
ただ、ここでもそうですがサイドに選手を張らせることは、攻撃時はよいですが守備時は手薄になりますからね。相手も自分たちの形を崩している部分もありますから、一概にコチラ側だけ不利とはいえないと思います。
次に戦術的補正が必要ないもの
(というかしようがないもの)
>出来るには出来ますが、中央よりでボールを奪われたあとなんかはプレスはかけにくいですし、いつでもプレスがかかるわけじゃないでしょう。
このような中央で取られた場合
中央のようなゴールから近い場所で取られることは戦術によらずピンチなので
個人が気をつけてくれというほか無いです
>もう少し具体的に質問すると、味方左サイドハーフが攻撃参加して空いたスペースに相手アウトサイドとMFが入ってきたとします。相手側ならボールを持ってるのはどちらでもいいです。プレスはかかりますか?で、その後の対応は?それを解消するには?
例えばこのような状況もそうです。
多分変な責め方をして取られた場面だと思うのですが
普通、味方左サイドが上がると、相手右サイドはそれに引張られますし
同じスペースに2人が入ってくることもまれでしょう
また、日本代表のような左サイド中心に攻めるチームなら
上がった後にできるスペースは、3バックがスライドする、ボランチがカバーするなどして、組織としてクリアにされているので、そうがら空きという状況は考えずらいです。
想定が特殊すぎるとは思いますが
例えば、ボランチへのパスがカットされるなどがあればありえるかもしれません
しかし、ここでもそのような凢ミスは止めてくれというほかありません。
先ほどの中央で取られる場面もそうですが
もうこのような状況は組織として「崩れかけ」です
このような数的不利の状況では、1番近くの選手がプレー限定型のプレスに行くなどしてとにかく遅らせるしかないでしょう。
(サイドに追い込む、パスコースを切るなど基本はディレイですが、ここまで来ると個人の駆け引きですね)
自分の文書力の無さから誤解されたかもしれませんが
私は、対人能力が全く要求されないディフェンスなんて無いと思いますし
全く崩されない完璧な組織などもっと無いと思います。
(例えどのような戦術でも弱点は有ると思いますし、人間がやっている以上ミスもツキモノでしょう)
なので、ラインコントロールにしても対人能力にしても
要は、その割合を言いたかったんですよね。
それと最後に
>宮本が中央に入っていたナイジェリア戦のアガホワの得点の場面。相手選手より3メートル離れるという約束事、ボールが出そうなときはラインを下げる、という約束事が両方とも出来ているのであれば、最終ラインの裏を使われることはありえない。のにもかかわらず最終ラインの裏を使われている。これは宮本がラインコントロールで相手を掣肘することに拘りすぎて3メートル離れるのが遅れたり、相手選手を見失うことで起こったことではないのか?そういったときの対応は?
これは「ボールがでそうな時はラインを下げる」といったことだけではなく
「ボールホルダーの体勢が不十分で有効なボールでなければ、ラインを上げてオフサイドにとってしまう」といったチャレンジも当然していると思いますので
その分、微妙な判断が必要になりますし、失敗して裏を取られることもでてきます。
しかし、この場面は宮本のカバーリングの遅れというよりは
本人も認めているように松田のミスではないでしょうか(笑)
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