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どうも、hjroさん。
>オプション?
>そうですかね?
>個人的には、このシフトがWCの軸になっていくと感じましたが・・・。
そうですね。いや、ぼくが考えていたのは市川のことなんですけどね。市川がもう少しヴァリエーションをみせてくれたらいいんですけどね。まぁ、右・市川はおそらくロシア対策でしょうから、マッチアップとの関係もありますね。
いや、あんまり上手くいったもので、ちょっと怖くなったのもあるんですよね。おいおい、強すぎないか、日本・・・。トルシエが日本代表に自信をもて、と言うように、ぼくももっと日本代表を信頼しないといけないのかもしれない。それに、相手関係もありますね。グループHは、ロシア、ベルギー、チュニジアです。もちろん、どこも強いでしょうけど、本当の強豪がいるわけではない。高次元でバランスがとれ、なおかつ個性がある強豪チームではない。トルシエはかなり情報を集めているでしょうから、これなら組織で十分に勝てる相手である、と考えたのかもしれない。
>セミ・ラティスって何?
>わたしは、これこそ、リゾーム?と思っていました。
>ぜひ、書いてみて下さい。
脱線承知でひとつ。
セミ・ラティスというのは、いわば、複数のトゥリーが重なりあっている状態です。これはこれでかなり複雑です。たとえば、中田−市川のラインがある、中田−鈴木のラインがある、中田−小野のラインがある、中田−戸田のラインがある、小野−稲本のラインがある、小野−市川のラインがある、小野−高原のラインがある、戸田−稲本のラインがある、稲本−高原のラインがある・・・。ボールデッドにならないかぎり、90分間いくらでもパスをつなげられますから、組み合わせでいったら、それこそ天文学的数字でしょう。たぶん。
しかし、ぼくが以前に思っていたのは、相互作用の部分ですね。名波と中村がいれば、中村は、いつも以上の力が出る。それによって名波も活きる。柳沢は、スルーパスを出したい選手の力を引き出し、それによってじぶんも活きる。戸田と稲本がいると、稲本はもっと生き生きしてくる、とか。そうすると、もう、本当にわけがわからないくらいの組み合わせができる。というか、組み合わせることによって、要素自体が変化してしまう。その変化によって、組み合わせ自体が無限の効果をもつ。そしてその組み合わせはもちろん、まわりのユニットにも変換を促します。そうして、チーム全体に連鎖をもたらす。こういうことで乗ってくるのが稲本です。いいやつですね。その意味では、彼がスルーパスを出したとしても、彼は使われているのです。彼は知らないでしょうけど(笑)。こうしてお互いの変化がまたさらなる変化を促すようになれば、もはや、天文学的数字どころではない。無限です。無限の可能性をもつわけです。
その点、個人的に、戸田は好きなのです。小笠原とかもいいですよね。森島はゼロ記号という感じ??(笑)1マスだけ空いていて、16マスの数字を並べ替えるパズルがありますよね。あれの空いている部分という感じです。実際は、この空きがパズルを成立させているのだけど、それは見えない、という(笑)。
>海外組で勝てたこと、特に、中田がリーダーシップを取って勝てたことに、意義があるのではないでしょうか?
そうですね。中田、よかったですね。なにしろよかったのは、守備的な部分ですよね。もちろん、確かに、中田−市川ユニットは効果的でした。たぶん、中田なら、アレックスともあうんじゃないでしょうか。このへんはもはや好みの問題ですが、市川、アレックス(彼はまだ様子をみたいと思ってますけど)に、ぼくはそれほど期待を抱けなかったわけです・・・。なにしろ、サイドの突破を繰り返すことが、本当にチーム全体を活性化させることにつながるのか、というその点を心配しているわけです。中に入るヴァリエーションをみせてほしいのです。
あ。そうそう、別にトゥリーでもいいのです、要は、中心がむちゃくちゃ活性的なリゾームになっていれば・・・。たとえば、マラドーナ級のプレイヤーというのは、そういうことだったんだなぁと思っています。
では、一年半ぶり?、ひさびさに脱線失礼しました。
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