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▼Syotaさん:
こんにちは。横レス失礼します。
まず、片足しか使えない選手なのですが、これは正直「不利」ですね。というのも、時間もスペースもない厳しい状況の現代のサッカーにおいて、どうして苦手な足な方でプレーしなければならない場面はでてきますし、それが原因で、プレーの選択肢が減ってしまったり、プレーが行き詰まったりしていては、すぐに交代させられてしまう可能性が高いわけです。まず、「判断力」の部分に響くのが大きいですね。自信という面でも違いがあります。
では、ここで、苦手な方の足をどこまで鍛えればいいのかということになります。これは、草サッカーレベルでしたら、正直「楽しんでできるレベル」まで上げればいいんだと思います。まあ、とりあえず蹴れる、止められる、運べるってぐらいですね。苦手な足の方で、シュート決めたら、「嬉しい」って思えればいいんだと思います。
プロのレベルになってくると、「平均的に苦手な方の足も使えるようにしないといけない。」と思います。平均レベルが、80%だとして、右が100%なら、左は最低でも80%にはしないといけないということです。これが60%だときついですね。
世界的にみても、フィーゴも、ジダンも、ラウールも、みんな両足をそつなく使いこなしますね。伸二やヒデなんかは、両足使えますし、俊輔も右足使えますし、実はあの名波でさえ、右足はそこそこ使いますからね。
マラドーナも、「左足のためにも、右足を鍛えた」と言っていますし、シニョーリも小倉も右足使えますし、岡野でさえ、両足でセンタリングあげられますから、まあ、両足使えるにこしたことはないでしょうね。
いやでも、どうしても嫌ならそれでもいいと思いますよ。本人が「必要ある」って思った時にやるのがサッカーらしいと思いますし。
私はコーチとして「必要ある」といいますけどね(笑)それを受け入れるかどうかは選手次第ではないでしょうか?そして受け入れた選手が次のステップへいけるのだと思っています。
得意なものをのばしてやることは大事ですし、そうしていくべきなのですが、こと基本技術に関しては、やっぱりできなければ駄目ですね。基本っていうのは、アマだろうが、プロだろうが、一生努力をしなければ駄目です。と私は思います。苦手な方は平均ぐらいにして、得意なほうはものすごく得意にするってことですね。
世界で活躍する個性的な選手ってのは、例外なく「完璧なる技術」を持っていますからね。みんな異常に上手いですよ。「弱点がない」ことに驚きますもんね。
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