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▼gliderさん:
>▼KINDさん:
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>山本監督の評価ですか。
>
>「まあまあ」「運が良い」「やりたいことはワカル」「そんなもんでしょ」
>そんな感じでしょうかねえ。
(中略)
>トルシエ時代にコパアメリカでコテンパにされたのは良かったと思うし、まあトルシエの場合は多分に計画的犯行でもあったわけだけれど、1年目ってのは多かれ少なかれそんなもの。
>山本監督に関しては、「なんだか難しいことやろうとしすぎてるなあ」と感じたこともあるし、「ちょっと机上論っぽいかな?」と思ったこともあるし、「選手の資質をもうちょっと考えた方が・・・」と思ったこともある。
>そんなこんなで、まあよくも悪くもJFAの指導者育成の先端にいる監督のひとりではあると思う。
>というわけで「そんなもんでしょ」という感じですね、ぼくは。
なるほど。
山本監督の評価については概ね同感です。一言で言えば頭でっかち。良い意味でも悪い意味でも。知識は間違いなくある。経験を積めばすごい監督になる可能性がある。現状では「そんなもん」なんですけどね。
ただ「そんなもん」な監督を成長させる場として
五輪代表監督というポジションを与えることは適切でしょうか?
「難しいことをやろうとしすぎる」「机上論ぽい」「資質をもうちょっと考えて欲しい」
というのは、やっぱり山本監督が経験不足であるからだからこそですよね。
初めて監督として全権を任せれれば誰だって自分の理想のサッカーを追求したくなる。信藤さんが横浜FCでやった「2バック」にしても、いまウチで小野監督がやってる4−3−3にしても、さらにいやジーコの『黄金の中盤』にしても。選手の資質を考えて最適な戦術かといえば必ずしもそうとはいえない。むろんそうだから失敗するのかといえばそういう話でもないですけどね。
論点に戻って。
僕は、山本監督の経験・能力に対して、「置かれているポジションにあまりに責任が伴いすぎては居ないか」という部分で不安と不満を覚えています。なぜ経験の浅い監督を、各クラブに対する負担を強いる場である五輪代表監督に置くのか、と。
日本サッカーの至上命題であった「2002年」は終わった。今後はあれほどのサッカー・バブルが訪れる機会は当分ないだろう。いまこそ足元、裾野を見つめなおさなくてはいけない。特にサッカー少年の憧れであるプロサッカーリーグ・Jリーグの地盤を固めなくては。ここまでは川淵三郎が「ジーコジャパン・ザ・ビギニング」で述べていた趣旨と同じです。
翻って今どうなっているのか。
山本監督がリクエストすれば何でも通るのが現状です。
平田竹男がどんどん「遠征」を持ってくるのが現状です。
で、その内訳を聞けば、たとえば4月30日のアテネ遠征では
「少しでもアテネに馴れさせたい」からだったりする。
この長期合宿の内訳も「暑熱馴化」っていう人を小馬鹿にした言い草だったりする。
2年間で24試合も試合を与えられながら、何も結果を出せなかった山本監督は、
ここ3試合の内容と結果で一気に「名監督」の座まで上り詰めちゃったりしている。
その間、各クラブは非常に大きなリスクを背負っているというのに。
いったいどこが『足元を見つめなおした』政策なんでしょうかね?
僕は、この長期合宿については、単純にクラブサポとしての不満も強くありながらも、
それ以上に「JFAの基本方針と反する」という点において批判が出来ると思っています。
「山本監督の総合評価」はJFAの評価にリンクすることですしね。
再び、gliderさん、皆さんは、そのあたりについてどう思われますでしょうか?
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