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ちなみに、前半は「神風システム」だったそうです(笑)
つまり、日本の中ではある程度スキルのある選手達を一挙に集めて起用し(中田浩、稲本、中村俊、中村憲、遠藤、高原)、選手達がポジションを激しく移動させ縦に横に動きまわりながら、積極的にワンタッチツータッチでボールも動かして、がんがんに攻めていくスタイル。これで、後ろにトゥーリオまでいたら、暴風システムだったかも(笑)
オシムが好きなやり方。ユーゴスラビア的スペクタクル。エレガントなパスサッカーのための基本。そのための下地としての考えながら走るサッカー。
もちろん、啓太を使って後ろは蓋しておいたはのはさすがだけど。
本当なら、2トップにしたかったのだろうけど、巻は神風システムの中ではちょっとスキルが足りないので(笑)
まあ、後半の方が現実的なんだけど、前半のようなメンバー構成ってのはオシムも実は好きなんだなって。上手い選手達集めてやるサッカーも。そして、サッカーの基本としての人の動き方、ボールの動かし方、数的優位の作り方、攻め方のセオリーなんかを叩きこんで、後は選手達で考えてやって下さいって感じで。言葉じゃなくて、頭を使い、体で感じ、チームで攻めろ、そして個々が生きてくると。
結果として、センターバック2枚が強力じゃないとできないんだけど、阿部と中澤はかなり頑張ったと思う。
エレガントなサッカーってものに対する、オシムの具現化の仕方、方法論はこうなんだなって。なかなか、これできる人少ないだろうし、こういう監督の下でやると、良いパスサッカーになるんだなあと。
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