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>どれほど成長できたでしょうかね?という問いにanybodydoさんくらいの方達から言わせると、成長の速度はやっぱり速くてかなり成長してきている感じなのですかね。
よくわかんないっすね(笑)。
タマに会う子供は、うわでかくなったなぁ、なんて思いますけど、毎日見てると子供の成長なんてほとんど目に見えない。それと同じじゃないですかね。
>急進したのは、世界の中での位置や環境、国内での人気、サッカー人口の増加、情報量、そうした面であって、サッカーそのものとしてはやっぱり「一歩一歩の前進」であろう、と思われます。
>そこを見誤ってはいけないのでしょうね。
そうですね。
そういう意味では、僕は成長の度合よりも、
「世間のサッカーに対する激しい変化」と、
「選手達の世代間での気質の差」
の方にとまどいますね。
前者に関しては、唐突にメジャースポーツのほとんど頂点に立った、ってのが大きいんでしょうね。
報道を見てても、「野球」の伝え方からやっぱり抜け出てないのに、そういう視点からサッカーを伝えようとする。そういう捉え方も徐々に変わるかな、なんて思ってますが。
カナリア軍団の話が出てましたが。僕はもう、あのチームが大、大、大好きで。マラドーナとかベッケンバウアーとか嫌いでしたね。タマにしか良いプレーしない癖に、って(笑)。
あの頃のブラジルって、なんていうか、ボールが勝手に相手をよけていくんですよ。
人が蹴ってるんじゃない、ボールが意志を持って相手をよけて、ゴールに向かってどんどん加速していく。
だから僕は選手の名前なんてほとんど覚えてない。だってボールが勝手に転がってるんだもん(笑)。
あんな感じ、もう滅多に見られなくなっちゃいましたね。
彼らはアドリブの天才でした。相手をよく観察し、隙を逃さず、相手を騙し、はぐらかして自分達の試合にしてしまう。
日本はそういうの苦手なのかな。ほんとはそういう能力が大事なのに、やれこの試合はサイドが機能しなかったとか、FWが点取れなかったとか。自己「内」反省、多いですよね。試合なんて千差万別、同じ状況なんて来やしないのに、相手を無視した「課題」を見つけたがる。
>ドーハの人たちも、ラモスや柱谷が根性論で(ちょっと前の)代表を批判したり
>するので、なんかうっとおしいなーイヤだなーってのしかなかったんですが
>(苦笑)そうですか。否定してばかりじゃいけませんね〜少し反省。
彼らは最後の根性世代ですよね。もう今じゃうさぎ跳びは腰に悪いとか、試合中に水飲まないのは良くない、とか誰でも知ってますが、「根性」でそれをやってきた世代。きついっすよ、練習中に水飲むな、ってのは。でも、スタミナ切れるから飲むな、って言われたんです。
もう今ではトレーニングも科学的、理論的になっていき、がむしゃらな、剥き出しな感じは希薄になりました。もちろんそれはどんどん変化してきた選手の気質との関わりの方が濃厚ですが。闘争心の育ち難い土壌の中で、不条理な根性論の効果は確かにあったように思います。
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