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対ペルー戦
 glider  - 07/3/26(月) 11:10 -

引用なし
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   しかしペルー。
たった15人でくるとはね・・・
ピサロが見たかった。

中沢とトゥーリオの2人のプレイは好みです。
広い活動範囲、早い潰しと厳しいチェック、安定したボディ・コンタクトとカバー、良好なフィード。
バックスとして非常にスタンダードな、そしてしっかりとした質感のあるディフェンスでした。
中盤とのローテーションもスムースで、そこらへんの流通性はオシム・ジャパン初選出の中沢が入っても失われることなく、チームとしてだんだんと練れてきていると思いました。

右ハーフに中村俊輔が入ったこともあり、左サイドバックの駒野は溌溂としたプレイぶり。
逆に左ハーフの遠藤と対で加地はひどいプレイに終止。
アイデアも精度もないクロスボール、遅いポジショニング、頻発するミスパス。
パスのタイミングも種類も、レシーバーの受け方も受ける場所も、その細かないちいちの蓄積がゲームに非常に影響して行きますが、その前に受け手に姿勢を作らせないパスの精度では何の話にもならないということを再認識。
もうちょっとまともな選手はいないのか?

中盤の2センター。
阿部と啓太という2人では、浦和のシドニーFC戦でもあきらかだったようにうまくまわりません。
どうしても阿部を使うというならトルシエの時の中田浩二のように3バックの左に配して対角線のロングキックを生かすとか、サイドバックにしてカバーリングの安定を図るとかで使う以外に使い道はないと思う。
後半、中村憲剛が入ってからの方がずっとボールの出方も流れも良くなったのは、やはり受ける位置やタイミング、受け方、視野、パスの球質、キックの種類とそのアイデア、インテリジェンス、のすべてにおいて中村憲剛が「ボランチ」として阿部よりも適切な選手であるということを示していると思います。
シドニーFC戦でも坪井の負傷で阿部がバックに下がり、長谷部が入ってからようやく浦和がまともにサッカーできるようになったのをオシムは見ていなかったのだろうか?
阿部と啓太で守備をしっかり、というのは机上論にすぎず、相手に中盤の支配を許して守備上も問題を抱える、というのはもはや明確なこと。
「中村俊輔も、時間の経過とともに分かってきたのだと思う。1つ1つのプレーのタッチ数が少なくなってきた。つまり自分で難しいことをするよりも、簡単なプレーをした方が効果的であると、彼自身が気が付いたのだろう。まあ、違う意見もあるだろうが。」
とオシムは会見で述べていますが、そう、ぼくは「違う意見」です。
全然、違う意見です。
中村も試合後に「自分で仕掛けることとかよりセーフティーに散らして散らして、勝負に行く瞬間が少なかった。自然とシュートも少なくなったけれど、チームに合わせるのが先決だった。変に突っかけて、ボールを取られてしまってもね。個人のプレーでリスクを負うことをしないように、ボールと人が動くことを意識した」と述べています。
つまり中村にはハナからそういう意識はあった。
はじめのうちはボールの流れが良くなく、バランスが悪く、したがって人の流れがスムースにならず、だからうまく行ってなかっただけ。

総じて俊輔は「格」を示したと思います。
タイミングも精度も良いサイドチェンジのボールは日本の攻撃の生命線になっていたし、トラップのアイデアや技術、あのボールコントロールは「方向」や「時差」を作れる。
憲剛との中村ブラザースの「会話」は充分に楽しめました。
ただ、ボールを受ける場所とタイミングの点では、もっと積極的であるべき、と思うし、ちょっと勘が悪いのか?とも思うし、それはセルティックの試合を見ていてもいつも感じる点ですが。
遠藤は相変わらずで、無難といえば無難、さしたる役にたっていないと言えばたってない、オシムの言葉で言えば肉でも魚でもない、という感じで、何で山瀬を呼ばないの?と思いましたね。
相変わらずのノーアイデア、あのポジション(役割)にしてはチームを活性化もできず動きを引き出すこともできず、相手の意表を突くこともなく裏をかくこともなく、タイミングを外した方向転換のひとつもなく、したがって相手組織を崩すこともなく、自分がターゲットになることもなく、相手にとっては何でもない選手に終止。
遠藤がエレガント?
まったく悪い冗談としか思えません。

巻は得点したことだけが良かったように思います。
ひとつひとつの判断の遅れが特に目立ちました。
「何で代表?」という感はいまだ拭えず、といった印象。
ひょっとこ呼んだ方が良いんじゃないの、と思ったし、ああ、こういう時に柳沢だったらなあ、とも思いました。
一方の高原は体のキレ抜群で、やっぱりすごいアスリートだなあ、と。
ブンデスリーガうんぬんもあるでしょうが、あの運動神経を発揮できるフィジカル・メンタルのコンディションにあれば、日本のFWのエースたる資格貫禄充分。

俊輔と高原が下がってからの数分、日本の攻撃が活性化し、少ないタッチで早い攻撃をしかけられたことをオシムは評価し、「もちろん、ああいうプレーをどんな相手に対しても90分間続けられることが、簡単だとは私も思ってはいない。だが、あれが理想だと申し上げている。あれが、これからの路線の方向である」と言っています。
簡単だとは思っていない?
いや、「世界」を相手にモノを考えるのなら、それは「簡単ではない」のではなく「不可能」です。
単純に「あれを90分」というのであれば、それは「単調」ということにすぎず、それを読み、封じることは程度の高いチームなら難しいことではない。
どんなに速くともそれしかなければすぐに慣れられてしまうのはサッカーだろうが野球だろうが同じでしょう。
試合にはモメンタムがあり、それを争う「主導権争い」があり、そのための「配分」があり、「戦略」がある。
ああいう攻撃がある。
そうでない攻撃がある。
だから「ああいう攻撃」も生きてくるのだし、そうした「緩急」や「創造力」「戦略」で相手の間隙を突き、裏をかき、引き出し、崩し、ボールを相手のゴールへねじ込むのがサッカーという競技でしょう。

まあそんなことは知将オシムたるもの、充分にわかっているでしょうし、その上で「ああいうプレイ」を刷り込みもしたいのでしょうが、ぼくは日本に最も欠けている部分は「きちんとサッカーできるようになること(相手の眼をそらし相手を欺き相手の裏をかいて行くこと、そういう志向と思考、能力)」だと思っていますので・・・
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