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ヤフーに書いたことをこちらに転載します。(一部訂正・追記)
日韓戦を見ていて、試合中ジーコが「落ち着いて、正確に・・・」と言うような指示を出していると言うのを聞いてふと思ったのですが、これはジーコの目指すサッカーを考えるうえで、結構重要な要素かもしれないと。
負けず嫌いな性格という話はよく聞きますが、堅実で正確性を重んじるタイプの方なのかもしれません。ですからフォーメーションは安定感のある442を好む。
守備は、リスクのあるフラットラインを嫌い、一人余らせて堅実に守る体制をとる。DFラインの深さなどあまり気にしない。果敢なプレスでボールを奪うより、スペースをつぶして網を張って待つ。ですから今見られるプレスは要求では無く、選手の判断でやっている。
攻撃もボールをロストすることを嫌い、ショートカウンターやロングボールの放り込みよりも、正確なパス回しを要求する。中盤4人は自由にとは言いながら、ボランチの一人は下がってDFラインの前を埋めることを要求し、SBの上がりも控えめに、ボールをロストしたときのリスクを最小に抑える。攻撃陣と守備陣を割合と明確に分け、全体攻撃・全体守備のようなことはしない。その代わり攻撃にかかわる選手たちには自由にやってもらう。
よって、コンパクトで攻守の切り替えの速いサッカーとはまったく違うサッカーを目指しているのかもしれない。
「速さよりも確実さ・危機管理サッカー」がジーコサッカーのキーワード、などということを考えていました。
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