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▼gliderさん:
こんにちは。
>「ブラジル式4ー4ー2」という「しょうゆ味」だけは決まっている、「素うどん」のサッカー。
うまいことおっしゃいますね。
イメージしているサッカーがまったく違うと言うか、ある意味正統派サッカーなのかなと思ってます。
僕みたいなトウシロウは、細かい技術的なこととかはなかなか判らないのですが、戦略や戦術的なものは割合と見えると言うか理解しやすいんです。
で、ジーコは一体どんなことをやるのか興味が有ったのですが、どうもあまり面白くなくて、見方を変えて「素うどん」でどこまでやれるのかを見ようかと。
まあ心理上予防防衛的な部分があるんですが。
>勝負は「だし」と「麺のコシ」。
>「だし」は世界レベルの試合経験、「麺のコシ」は選手の応用力。
>トルシエ時代の最後にかいま見れた麺のコシ。
経験と言う部分は良いのですが、問題は応用力。
ジーコは自由にやってよいと言って、主体性や創造力を引き出そうとしているようですが、ほんとにそれで良いのだろうか。小学生ならわかるけど、少なくとも日本のトップ集団ですよね。
不自由な中で自分を出そうとするから主体的なのであり、さまざまな制約の中で己を表現するのが創造なんじゃないかな? だからこそ主体性や想像力・応用力がチカラを持つのでは?
そうした過程を経ずに与えられた主体性や創造力など、親善試合では発揮できても、本番の厳しさの前には木っ端微塵にされると思いますよ。
トルシエ時代最後の「麺のコシ」は、制約だらけの厳しさの中から生まれたからこそチカラを持ったのだと思います。
また、自由を与えても往々にしてグループの中にボスができて、その言いなりと言う可能性もありそうな・・・・規制があるからと言って主体性を持てない様な連中だとしたら、その辺が落ちだと思います。そうでないことを祈ろう。
>ジーコは、選手達がどんどん応用的にやることを否定しないだろうと思います。
僕的にはこれも疑問だな。小笠原を右にはりつけたり、フラットになりそうになると修正したり。まあそれで良いのだと思います。選手自身がそれを打破しなければいけないんです。
>だからそこまでは待ちます。
実質2年もあればチーム作れるんじゃないかしら、トルシエさん仕上るのが半年早かったような気がします。
>>多分4バックではできないと思う。
>
>ぼくは、4バックってすごくやり方が広いと思うんですよね。
>縦にコンパクトにするにもいろいろやり方があって、いまだに多いのは「2ライン式」。
>フォーメーションのことではなくて、ゾーンの作り方のことです。
>といってもバックスの4人、中盤の4人が完全にフラットに2列に並ぶなんてこともいつもは不可能なので、ボールの位置に対して、予想されるボールの進路に対して、ということになる。
へへへ・・・・釣れました!! 面白そうなのでわざと書いたんですけど。
あくまで、縦は当然として横もしっかりと絞り込んだコンパクトサッカー限定の話なんですが、僕は3バックのほうが良いと思っています。
理由は・・・
1、絞り込まれた横幅を守るのに4人は必要ない。
2、中盤で2ラインほしい。
3、2トップが望ましい。
1は、ペナルティーエリアの付近は別として、攻守ともにコンパクトなままサッカーをする場合、ピッチの約1/2の巾を守るのに4人は必要ないと思う。
2は、中盤守備でアタック&カバーを渦巻きのように繰り返すには中盤2ラインのほうがやりやすいと思う。DFが対応せざるを得ない状況になった時点でコンセプト的に守備は失敗している。
3は、横に絞り込んだとき、バックラインで自由にボールをまわされるのが一番きつい、DFラインをけん制しかつボールを片サイドに追い込むには二人ほしい。しっかり追い込めば敵はボールを戻すしかないので、そのバックパスのカットを狙うためにも。
別に4バックでも、片サイドのSBが常時上がって、中盤守備に加わればそれでかまわないのですが、それでは4バックの意味があまりないような気がしますので。
攻撃にしても、SBが駆け上がってなんてまどろっこしいですし。
まあ、横をそんなに極端に絞らなくてもスピーディーなサッカーはできますし、どちらかと言えばそのほうが主流だと思いますので、特にこだわっている訳ではありません。
ただ、442プレミア的「鶴翼の陣」に対し、352超コンパクト「魚鱗の陣」さてさてどちらがって言う興味は正直あるんですけど。
>ジーコ・ジャパンにそれを望んでも無理だけど。
正直なところ、縦の圧縮さえうまくできるのか疑問で、でもジーコは高い位置でボールを奪うコンパクトなサッカーとおっしゃっているし、どうなっていくのか興味津々です。
>速度っていうのは多分に相対的な面もありまして、例えば160kmの球を投げるピッチャーも、それだけしかないと打たれます。
>緩急の変化のコントロール、「時間の支配力」は重要だと思います。
>実況で言われる「中盤の溜め」ってのは単にキープ力とかのことだけを指してることが多く、そうした意味では感じられた通りでしょう。
おっしゃることはよく理解できます。実際には攻撃体制が整わず、選手の上がりを待つような場面が多く、溜めとは言えないだろうと思うのですが。それは攻守の切り替えが遅いと言うことだと。
いずれにせよ、ジーコさんそんなに速いサッカーを目指しているわけではなさそうで、言っていることも朝令暮改、あまり当てにならないし、それはそれでどうなっていくのか、それを楽しもうと思っています。
トルシエにしても波乱万丈、これでよいかと思ったら打ちのめされ、大丈夫かと心配しているとそれなりの結果を出し、一筋縄で4年間を過ごしたわけではありませんし、まずはコンフェデが楽しみです。
まだ先の話ですが、アジアカップは絶対優勝してほしいですね。あれを取るとまたコンフェデの出場権を得られるので。いくら権威が無いと言っても公式戦、しかもワールドカップの開催国でできるわけで、親善試合よりは数段良い経験を積めますので。
余談、戸田のプレミアデビュー戦見ました。後半頭から出てきてびっくりしました。
活躍と言うわけでは有りませんでしたが、ちゃんとサッカーしていました。チームメイトにも無視されずそれなりにパスが回ってきてました。印象的だったのは、パスを出した後、スペースにダッシュするんですよ、懸命さが伝わってきて好感が持てました。がんばってジーコを見返して欲しいものです。
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