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▼MODELさん:
先のレスで「今のままだと予選突破の確率はまだ50パーセント」と書きましたが、そのへんをもう少し。
>見事に「死のグループ」をすり抜けてしまいました(笑)
>まあ油断はもちろんできないんですが・・・B組と比べると明らかに見劣りする。
>オーストラリアなんかに負けてほしくない一方で、またこのまま何となくW杯に行っちゃったりするのかなあという・・・
AとB、それほど違うかなあ、っていうのが正直なトコでして。
まあ、確かにワールドカップ経験値ではAはBに劣るし、5チームの粒揃い度では確かにBが勝っているように見えるわけですが、AグループとBグループ、戦力を比較して見ると・・・
例えば日本をAグループではオーストラリアに次ぐグループの2番手、と仮に見て、Bグループ2番手のイランと入れ替えてみます。
でAグループの現状と比較してみる。
韓国とオーストラリアではオーストラリア、でしょうね、現状。
サウジとバーレーンではサウジ。
北朝鮮とウズベキスタンではウズベキスタン。
あれ?
問題はウズベキはどうなんだってところでしょうが。
アジア3次予選、グループ4の結果は、サウジ、ウズベキ、シンガポール、レバノン、という順位。
突破はサウジとウズベキ、両者とも5勝1敗、1敗は両者とも双方で、ウズベキのホームでは3ー0でウズベキ、サウジのホームでは4ー0でサウジ、という結果です。
合計得点はサウジが14、ウズベキが15、失点はサウジが5、ウズベキが7で、この得失点差でサウジが1位通過、と。
つまり、ウズベキスタンは実力的にサウジと同等ではないか、と言える。
次に、「バーレーンとサウジはサウジ」という所では、07年のガルフカップ。
サウジとバーレーンは予選グループAで、両者の対戦は2ー1でサウジ、この試合の結果によって、1位サウジ2位バーレーンで予選グループ突破、と(決勝トーナメントでは両者とも準決勝敗退)。
じゃあ、ちょっと比較を入れ替えてみると・・・
オーストラリアと韓国はオーストラリア。
サウジとウズベキスタンは互角。
北朝鮮とバーレーンは、ここ最近の日本との試合で見ると互角。
ちなみに、さっきは無視したカタールとUAEは、これも07年ガルフカップを参考にすると、予選グループAでサウジvsカタールは1-1の引き分け、準決勝でサウジvsUAEは0-1でUAE、ということではUAE。
まあ、1試合かそこらの、しかもワケのわからんアジアでの試合で実力判断できるとはまったく思わないですが、何となくちょっとは見えてくるのではないでしょうか。
ウズベキスタンなんてワールドカップ出たこともないし、日本は負けたことないし、ってな感じで日本では「ウズベキとカタールにはきっちり勝って」なんて感じですが、最近の結果から見るとウズベキスタンはバーレーンよりも実力的にはどうやら上で、対バーレーン戦、ホームでの敗戦とラッキーゴールによる1勝1敗の日本は、現状ではウズベキスタンはけっこう厳しい相手、ということになるし、カタールも侮れない。
で、50パーセント、というのが良いところかと。
つまり、日本は最終予選に向けてかなりの上積みをせねばなりません。
オーストラリアやウズベキスタン、バーレーンだって当然上積みはあるでしょうから、「日本は3次予選の時とはまるで別のチームだった。3次予選の時は最終予選のために戦力を隠していたのだろう」と言われるようなチームにならねばなりませんね。
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