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さらに、昨日の特集で見たスペイン戦前にトルシエが森岡に言った「これからは中盤のプレスを集中的にやるぞ、決め事は守って、だが流れを読んで臨機応変に」というセリフ、森岡と服部、上村の3人の会話の中での森岡の、
「あんまり3枚(3バック)に固執しちゃうとね、外に引っ張りだされないって意識しすぎると全然守れなくなるからさ」というセリフなどが特にうなづけるものがありました。
世界王者のスピードを目の当たりにして、それとは知ってか知らずか現在の一流チームのサッカーのスピードの中での守り方の世界のスタンダードに近付いて行こうとした彼等をぼくはすばらしいと思います。
むろん、サンドニでのあの敗戦はおっしゃるようにミスやピッチコンディション等、副次的な要素も強く、純戦術的なものとは言いがたいとぼくも思いますが、純戦術的というよりも個々の局面でボールがまったく奪えない状態の時にどうすればそれを改善して行けるか、「主体的に守る」というチームの根本的な哲学を変えぬまま、どうやってそうした状況に対応して行くのか、ということをチーム自身が考える上でやはり大きな転換点になったように思います。
さらには森岡が名波に話しているシーン。
「もう決めちゃいましょうよ、(自分達で)主体的に」というセリフ。
こうした数々のセリフに「戦術とは選手が『使う』もの」として、戦術の捉え方のバランスの適正化が具体的にくっきりと為されたように思います。
>私が戦術面でのターニングポイントとなったのは、A代表ではないのですがオリンピック以後ではないかと思っています。
>それはリトリートラインの外に敵を追いやるのか、中に追い込んで囲んで奪うのかといった、
>現システムを考える上での大きなウェイトを占める部分の変革がなされたと考えるからです。
そのあたり、ぼくは気付いていませんでした。
ゆっくり時間を作って五輪での試合を見直してみようと思いますが、覚えていらっしゃる限りで、できたらもう少し教えていただけますか?
どのあたりでどうした動きがあったのか等、とても興味深いので、そこはもう少し話を続けたいです。
>一番でかいのはいまだにボランチが2列目の飛び出しに対してプレッシャーをかけられないこと
いや、ほんと。
ラインディフェンスの破り方として定番なだけにもう少しなんとかして欲しいところです。
ただ、これ見破るの難しいんですよね、すごく。
瞬間的な視野と状況把握、予測、「あっ!」と思ってからでは遅いんですよね。
一番てっとり早いのは飛び込みそうな敵に気がついたらオブストラクションして倒しちゃうとかこっそり引っ張るとか、潰しちゃうことですね。
もちろん反則だけど、ボールのない所だから見つかる可能性は低いでしょ(笑)
>日本が初戦に敗れた場合、心配なのはサポーターと選手がパニックに陥るのではないか、
>といった内容が載せられていました。
>選手については心配していないのですが、サポーターに関してはスウェーデン戦の結果だけで、
>「中村を出せ」「もうだめだ」といった後ろ向きな発言に終始する人が出てきていることです。
嫌ですねえ、そういうの。
何のためにもならないし、足を引っ張るだけなのがわからないんですかね。
ネガティヴなのも程度を超すと大迷惑ですね。
そういう輩に限って、全然見れていないし無自覚だし何を言っても無駄だってわかったんで、無視することにしました。
最後まで希望を捨てず、声を大にして応援して行けば良いと思います。
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