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後半、フランスは、前からプレッシャーをかけてきます。しかし、セネガルは悪い形でボールを奪われません。危険なところで、インターセプトをされない。とにかくセネガルは上手い。
フランスは、デュガリーを投入し、前線を厚くしてきます。
もうこのぐらいになってくると、セネガルが、完全に1つのチームにまとまって、守りきって、素早く前へのメンタリティーができてきています。
一見、ただ引いて守っているようですが、実は、3ラインをきっちり作って、後ろと前をコンパクトにし、中では厳しいプレッシャーをかけています。また、最終ラインも、押し上げる意識を忘れていないので、なかなか、良いスペースができません。間延びがしません。
フランスは、何度も、何度も、チャンスを迎えますが、大事なところで、ミスをします。これは、セネガルの選手の、ゾーンの守り方のよさ、1対1の強さ、精神力、全てあって、相手がミスをしてしまうような守り方になっているということです。
キーパーもあたりまくってます。
フランスは、完全に、はまってしまいました。1本でも決定的なシュートを決めていればよかったんですが、セネガルの組織力と個人の強さに、やられましたね。
そして、セネガルは、ボールを奪うと、上手くつなぎます。1人1人の技術が高く、戦術眼も高い。カウンターから、決定的なチャンスを作ります。まさに、「ゾーンプレス」の狙い通り。
セットプレーも、上手く守りましたね。多分、ゾーン気味で守っていると思うのですが、相手が蹴りどころがまったくなかったですからね。
日本代表対セネガル代表の時の、セネガルには、「強さ」を感じましたが、あれは錯覚ではなかったようです。本当に、彼らは、強かった。
アフリカについに、組織力が加わりました。セネガルは、驚異的な存在になりそうです。
セネガルにとっては、狙い通りの、最高の勝利ですね。
しかし、これは、すごく紙一重な戦いでした。どちらが、点をとってもおかしくなかったですし、お互いのスタイルはでてきていたので、参考になる部分は多かったですね。
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