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▼zukunasi_7さん:
>トルシエさん、既に日本代表に対するモチベーションを失っているように思います。
>この人、壊して作るのが大好きな人だと思うのです。
そうですね、全部ひっくりかえして分解バラバラ、まっ平らにして、思うように作る。
それを邪魔する者には容赦ない制裁をくわえ、それがまたてんやわんやの騒動を引き起こし、その大騒動をエネルギーにして構築に猛進する。
だから、有名選手がまず生け贄になるし、次に協会、マスコミ、と順に血祭りに上がる。
それでも批判が高まる頃には必ず結果を出して見せ、自分の能力を証明する。
考えていることは非常に「まとも」で、「論理的」であり、「先進性」もある。
サッカーに対する愛も充分すぎるほどあり、指導者としてのノウハウも破綻のないもの。
凡人にはない特異な視点もあって、それゆえに時に世間の理解を超える。
誰かがトルシエを指して「トリック・スター」と書いてましたが、まさに言い得ていると思います。
ただし、「トリック・スター」であるが故に「構築したもの」の維持は苦手です。
ASECアビジャンでも、中位に沈む名門を連覇するチームに仕立てた後は急速にモティベーションを失い、チームを去ることになりますよね。
完敗後のノルウェー戦後の、妙に落ち着き払ったトルシエの顔と話しぶりが気になるところです。
もちろん、ホンジュラス戦、ノルウェー戦の結果を受け、調整すべき部分は調整するでしょう。
もしかしたら、今現在もパリで戦術分析の権威、エベ氏と検討している所かもしれません。
ただ、ぼくはそういった部分は根源的に「ピッチ上で選手がやる部分」とも思えます。
事ここに至ってはそうも言ってられないでしょうが、トルシエの中にもそういう気持ちがないとは思えず・・・
現在のトルシエの気持ちは、想像するに「早くこいこいワールドカップ」っていうところではないでしょうか。
トルシエのエンジンを激しく爆発させられるのは、後は本番のプレッシャーだけのような気もします。
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