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Re(1):対ベルギー
 zukunasi_7  - 02/4/10(水) 0:49 -

引用なし
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   ▼gliderさん:

ご無沙汰していました。
年度末にかけて、めちゃくちゃに忙しくなり、代表の試合だけは見たものの、それ以外のサッカーは封印していました。おかげでこの2ヶ月弱の間に、3・4ヶ月の仕事をさせてもらいました。無理してもやれる時にやらないと、いつ仕事が無くなるか分らないと言う、情けない状態なものですから。

欧州予選、サンマリノ対ベルギー戦、ベルギー対スコットランド戦を見ました。以前のベルギー情報は加藤久さんの解説番組でしたので、90分間ベルギーの試合を見たのは始めてです。

※サンマリノ・ベルギー戦

サンマリノホームゲーム、1対3でベルギーの勝利。
相手、サンマリノはセリエCのプロ選手が一人、後はアマチュアと言う弱小チームです。ベルギーのホームゲームでは10対1でベルギーが勝っています。

このゲームのベルギーは、サンマリノをなめきっていた所為か、サンマリノの頑張りが印象的で、何度もゴールに迫られながら果敢にはね返し、そのけなげさにいつのまにかサンマリノを応援していました。
前半割合と速い時間帯にベルギーが先制、ところがその直後にサンマリノのカウンター攻撃があっさりと決り同点、これでサンマリノは勇気100倍。
後半中頃、ベルギーが追加点を取るまでのサンマリノの頑張りは感動的でした。
ベルギーはこんなはずではないと言う焦りからか、拙攻を繰返し点が取れません。
この日のベルギーは、スピードも無く、パスのつながりもそれほど良いと思えず、これが本当のベルギーなら、日本は勝てると思った試合でした。

※ベルギー対スコットランド戦

ベルギーのホームゲーム、2対0でベルギー勝利
このゲームで勝てばベルギーはグループ2位以内を確定、スコットランドは負ければWC絶望と言う試合でした。両軍のモチベーションは最高調。激しくしかしクリーンで、非常に美しく良い試合だと思いました。

サンマリノ戦のベルギーとは大違い、全く違うチームの様です。前半は攻守入乱れながらも、ベルギーが圧倒とまでは言えないと思いますが、非常に優勢に試合を進め、美しいパス回しから左サイドをえぐり1点を取りました。その後も何度か決定機を作りましたが、そこはスコットランドもふんばってそのまま1−0で終りました。
後半、スコットランドは頑張りを見せましたが、やはりベルギー優勢。追い付こうとするスコットランド、ロスタイム、ベルギー陣内でのFKで全員が上がった所を、こぼれ球を拾ったベルギーのカウンター攻撃の前に力尽きました。

この日のベルギー、パス回しはほとんど1・2タッチ以内、パススピードも速く、しかも良く走る。スタミナも有り90分間走りまわっていました。スコットランドの寄せも遅くないと思うのですが、寄せ切れず、パスがどんどん繋がります。ウクライナよりはズッと早い印象。試合の位置づけによるのでしょうが、守りのチームと言う感じは全く無し、終始攻め続けていました。

攻撃の組立ては、バックラインでの早いパス回しを2度3度と繰返し、相手守備が振られて追い付かなくなって乱れると、乱れたサイドを早いパス回しで突破し、相手が寄せてくると、強く低い弾道のサイドチェンジパスで逆サイドへ展開する。その他、サイドから中へ切れ込んで、またサイドへパスするなど、ボールの出し入れを早くして相手に絞らせません。足元へのショートパスは早く強く正確です。どんどんスペースをついてくる感じで、選手間の連携も非常に良いと感じました。ドリブル突破はあまり無い様に見受けます。球離れの非常に早いパスサッカーです。

ちょうどポーランド戦で、中田が市川へ送ったサイドチェンジのパスみたいなのを、何本か見る事が出来ました。ピッチの巾を目いっぱい使った攻撃に、スコットランドは終始ピッチを右へ左へ振回されていました。後半は監督の指示からか、寄せを早く激しくしたようですが、それでもプレスは思うようにかからず、為すすべが無い感じでした。

新聞や一部の解説者など、右の攻撃が主と言うような事も言われていますが、この2試合を見る限り、やはり前回のレポートの通り左が主だと思います。しかし、左からも右からも、スピードの有る攻撃を、自在にくりだすと言う感じでした。
話題のムベンザは出ていませんでした。ムベンザ無しでも充分早いのにもっと早くなるのでしょうか。ただ、あれだけ決定機を作ったら、もう少し点が取れても良さそうですが。

守備は、早い寄せで前線からプレスをかけ、パスを何本もカットしていました。中盤は攻守ともにすごく良いと思います。この辺のコンセプトは、日本と良く似ているかも知れません。今話題のDFのフォアチェックも早くて、充分に中盤の守備に貢献していると思います。FKやCKも背の高いDF陣がことごとくはね返し、スコットランドもそれほど低くないと思うのですが、高いボールは通用しませんでした。

この試合を見た感じでは、加藤久さんの解説はおおむね正しいと感じました。久さんも速さを強調していましたが、そのとき感じた印象よりももっと速いと思いました。

※対応策

守備について、トルシエがポーランド戦で、FW鈴木を使った意味が、良く分ったように思います。
FWがバックラインでのパス回しを制限して、片側に追い込まない限り、コンパクトフィールドの形成など不可能と思います。広く展開されては勝負になりそうに有りません。2トップの献身的なチェィシングがカギに成るのではないでしょうか。

中盤ももっと寄せを早くしないと。ウクライナ戦のような事をやっていれば、逆サイドに展開され、あっという間にサイドをえぐられそうです。

前線からのチェイスと有効なプレスによってコンパクトフィールドを形成し、攻撃のスピードを遅らせ、サイドへの展開を許さないような試合運びを出来ない限り、F3がペナルティーエリアまで全速で走るような事になりそうです。
広く展開している敵を、プレスによってこちらのフィールド(コンパクトフィールド)に引込む事が出来て、やっと互角の展開になると思います。全てはプレスがかかるか否か。グライダーさんでは有りませんが、もっともっと早く、もっともっと激しくです。

攻撃では、グラウンダーのクロスは正解だと思います。市川選手、その辺を意識していたのでしょうか。ポーランド戦ではゴロを多発してましたが。高いクロスは守備陣が整う前のアリークロス以外通用しそうに有りません。
CKもクロスも工夫の無い物はやるだけ無駄と思いました。ファーへ送っており返すとか、ショートコナーを使うとか、その辺を意識してやっているのは良いですね。
コンパクトフィールドでのプレス合戦から、ボールを奪ってそのまま一気に押切れるのか、広く速く展開する事が出来るのか、そのへん興味が尽きません。

※まとめ

攻撃的なベルギーは、日本の非常に良い御手本になると思いました。攻撃のコンセプトなどは良く似ているのではないかと思います。

ベルギー戦2試合を見て、相手に対するモチベーションと試合中の精神状態の大切さ、影響の大きさを印象づけられました。ポーランドも日本をなめていたんだろうな。
スコットランド戦のベルギーが最高潮のベルギーである事を祈ります。
はっきり言って、ポーランド戦の日本より(ズット?)良いと思いました。
本番はどんな戦略でくるのでしょうか。私がポーランドの監督だったら、現状の日本代表なら、攻撃的なベルギーで勝てると考えるかも知れません。
後2ヶ月、日本代表にどれほどの伸びしろが有るのか、期待と不安が入交り、さらに良い試合を見た幸福感がともなって、とても不思議な気分です。
63 hits

対ベルギー glider 02/2/15(金) 12:46
  Re(1):対ベルギー GAITI 02/2/16(土) 18:55
  Re(2):対ベルギー glider 02/2/17(日) 13:41
   Re(3):対ベルギー zukunasi_7 02/2/18(月) 3:45
   Re(4):対ベルギー glider 02/2/19(火) 4:16
   あ、 glider 02/2/19(火) 4:20
   Re(5):対ベルギー zukunasi_7 02/2/22(金) 1:56
   Re(6):対ベルギー glider 02/2/23(土) 21:28
   Re(7):対ベルギー zukunasi_7 02/2/25(月) 14:10
  Re(1):対ベルギー zukunasi_7 02/2/17(日) 20:22
  Re(2):対ベルギー GAITI 02/2/18(月) 1:47
   Re(3):対ベルギー zukunasi_7 02/2/19(火) 13:08
   >GAITIさん kind 02/2/22(金) 12:11
   >kindさん GAITI 02/2/22(金) 17:39
  Re(1):対ベルギー zukunasi_7 02/4/10(水) 0:49

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