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▼TK2002さん:
レスありがとうございます。
ちなみに上のグライダーさんに書いたレスの後半部(対人能力とかキエーボとかその辺)はTK2002さんの方に書くべきでしたね
ちょっとごっちゃごちゃになってしまいました。
よければ見てくださいな。
>でも、ここが難しいところなのですが残念ながら選手の中には監督のいっていることを重要視しない選手が出てきます。自分の理想とするプレーがあったりであるとか、監督の意図を十分に理解できない、というかしない選手も出てくる訳です。ちなみに僕は思いっきりこのタイプ。(サッカー、それ以外でも。)つまり、性格なんですね。もちろん自分の考えが常にベストであるとは考えていないのですが、相手の意見を聞いて納得できなければ自分のプレーを「出来るだけ」優先しようとする訳です。
これはよくわかります。
それに多かれ少なかれプロになるような選手には
誰でもこのような性格面はありますよね。
ただ一歩掘り下げてなぜ納得しないかというと
自身の能力に合致しない戦術だからという面もあるでしょう。
例えば対人能力が卓越しているイタリア代表のディフェンス陣にラインディフェンスをやれといっても
「そんなことわざわざやらなくても俺たちは個人お力で十分抑えられる」
といって絶対に納得しないでしょう(笑)
>だから僕の場合は二人の性格的な違い、もう少し突っ込んでいくと優先するプレースタイルの違い、ということにしておきます。森岡のインタビュー記事を読むと考えがしっかりしている印象ですし。
結論は同じだけれど
それはちょっとかっこよく言いすぎかな(笑)
もちろんそういう面もあるんですけど
私は森岡は単純にラインコントロール技術が低いから
どちらかといえばカバーリングに偏ったようなプレースタイルにならざるを得ないのかと思っています。
話は戻りますが
ラインコントロール技術ってやっぱり個人によって違いが出てきますよ
性格や優先するプレースタイルも重要な要素ですけど
決してそれだけではないと思います。
例えば同じ約束事といっても
「ボールホルダーに制限がかけられているときにラインを上げる」
といってもこれではあまりに広義すぎて個人の判断による割合が多いです。
例えば「浮きだまで処理しにくい」「パスが弱くてつめられる」「ボールを持ち替えた」
などなど逐一変わるボールホルダーの状況を見逃さない集中力や観察力また予測能力など個人の身体的な能力に比べれば見えにくいけれども、
これも一種の個人能力といえると思います、決して誰でもできるというわけではありません。
>これはトルシエも同じ事を言っていましたね。俺もキエーヴォは好きですし、攻撃的なサッカーは好きです。
私のキエーボのサッカーは好きですよ。
シンプルで見ていて、すがしい感じがします。
ただ、デルネリは本当のことを言っている気がするんですが
トルシエはどこまで本気かつかみづらい部分があるんですよね
だから彼の発言は真に受けないようにしています(笑)
>例えば最近の宮本が以前のようにラインコントロールで相手を抑えることにだけに固執していない、ということとか、ラインを少し下げてみる、ということをしている事をさしているんでしょうか?
このあたりは上に書きました。
>逆にいえばこの時の宮本に対するトルシエの評価はこんなもんなんです。つまり、特殊な状況下でのオプションでしかない。そして、W杯予選リーグではそれほど日本との力の差のあるチームとの対戦はない訳ですし、相手のチームスタイルを見ても森岡のような対人対応がメインになるんじゃないでしょうか。で、宮本にそういったことが森岡に比べて同等以上に出来れば、レギュラーになれるかもしれない。
なるほど、確かに同等国を対戦相手と想定した場合
単純な守備のリスクは森岡の方法のほうが少ないかもしれません。
しかし、森岡の方法で行けば攻撃力は半減以下になると思いますよ。
そう考えれば同等国でも宮本でとついつい考えてしまいます。
>トルシエはスペインのような一流の強豪相手には守備的にならざるを得ない、といっています。俺は宮本が中央でも押し込まれると思うし。フランスやスペインのような組織的な攻撃が出来るチームには最終ラインの裏を含め、いろんなスペースを消しつつ、勝負どころでラインを押し上げて攻撃に人数をかけていくのがいいような気がしますけど。つまり、一流相手には対人がメインになるだろう、というかならざるを得ないのでは。
押し込まれるということを中盤のプレッシングが後手後手になるのでラインを下げざるを得ない状態になると仮定して話を進めていくと
私はコンパクトフィールドが保たれている限り、
中盤のプレスがそう後手後手に回ることがないと思いますし
そうなっていたフランス戦、スペイン戦、セネガル戦はチームが戦術的におかしかったと思っています。
この3試合は最終ラインのコントロールが甘いということもありましたが
それ以上に中盤より前がひどかったです。
乱暴に1言で言っていくと
フランス戦は3ボランチがまったく機能していなかった
(これではフランスでなくてもボコボコにやられます)
スペイン戦は守備に人数をかけすぎました、単純に人数不足です。
セネガル戦、特に前半はトップ下選手のボールを受ける意識の欠如のために
相手CMF2人がが日本の両ボランチをつぶすことに集中でき、
ボールの出どこが完全になくなった。
よって攻撃は必然的にロングボールが多くなり
日本の中盤は完全になくなった。
などなどそれぞれ組織的理由で中盤が崩壊していると思います。
これらの問題点を改善していけば
それほど強豪相手にもラインが押し込まれることはないと思います。
私は、日本代表は、きちんと機能しさえすれば
ラインコントロールもそうですが中盤の組織的プレスなど組織戦術面だけは
決して世界トップの国々たちにさえ劣っていないと思います。
(あたりの「軽さ」など個人個人の問題はありますが)
Wカップ本番では日本代表は如何に組織戦術という自分の土俵で勝負できるかが大事になってきます。
組織戦術で勝負できればどことやっても勝算ありと見ています。
(具体的にいえばコンパクトフィールドの潰し合いのようなサッカー)
逆に対人で勝負すれば出場国1カ国たりとも勝機はないとも思っています。
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