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▼zukunasi_7さん:
>私としては、棍棒のバージョンアップをして欲しいな。木製の棍棒から、鉄製に、鉄は重いからチタンあたりにバージョンアップして、ついでに刃を付けて切れるように。
棍棒がチタンになろうと、役に立たない時は役に立たない。
木製でもチタン製でも使えない時には同じです。
チタン製になれば使えることが増えるのか否か。
少しは増えるかもしれません。
でもそれは木製では10回だったものがチタン製だと11、2回になる程度の話でしょう。
もちろん1、2回でも増えるのならば増やす努力はせねばなりませんが、現実としては残りの20回の方が優先課題になるでしょう。
そしてぼくは前々からその20回のシチュエーションで早く捨てるべきだと言い続けてきたつもりです。
まだ遅い。もっと早く。もっと「個」としての機動力を。
そうでないと全体に悪影響が出てしまっています。
それは次のことにも繋がっているのです。
>さてこれは、進化なのか退化なのか、どう思いますか?
波戸と小野の両サイドと言うのは、現実的に4ー4ー2と同じです。
3バックに機動力が足りないからそうせざるを得ないと言うこともできるし、現代的なスピードに対する守備組織は2バックにも3バックにも4バックにも変化できなくてはならないと言うことへの対応と言うこともできます。
ただし、ぼくは不満です。
3バックがもっと機動力を得た上で、もっともっと質の高い立体的なグループを構築できた上でそうなるのならば一向にかまいませんが。
本質的なことを言えば、誰がどうスライドしようとどう上がろうとどうポジションしようとそれは相手と試合状況によるわけだし、ぼくは関係ありません。
そうではなく「何をなし得るのか」がぼくには大事なのです。
それは結果のことではなく。
そういう意味で、今の代表のグループの現在は、「何ができるのかが見える」のです。
その「何が」がつまらんのですよ。
サッカーの不確定性を加味しても、今のままではアルゼンチンにはほぼ勝てません。
試合の大部分でボールを支配され、攻め続けられるでしょう。
それは棍棒がチタンになったとて、変わるものではないのです。
ぼくにはそれがはっきりした2001年だったのです。
だから声を大にして今だから言いたいのです、もっと「個」としての機動性と判断力をスープアップし、柔軟な組織になってくれ、と。
1.5倍のスピードと立体的な創造性を、と。
それを可能にするのはグループとしての強固なつながりと個人の意識ですから。
まだ間に合う、これからだ、とぼくは思っています。
去年が本当の意味でのそのスタートだったのですから。
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