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東アジア選手権
 glider  - 08/2/23(土) 23:51 -

引用なし
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   どうしようもない審判だった中国戦はまあおいておいて。
韓国戦は、きちんとしたサッカーの試合になりました。
とはいえ、日本はまあメンツ的にかなり苦しい布陣。
岡田体制になってからトゥーリオはまだ呼ばれてませんが、彼を除いても阿部、駒野のバックス陣を欠き、これまでの試合で効いていた大久保を欠き、得点力のある前田を欠き、エースの高原を欠いたメンバーでは、善戦したとは言えるのではないでしょうか。
啓太と憲剛のボランチは、互いの距離、ポジションバランスも良く、ボールをよく引き出して回し、良いコンビと思います。
鈴木啓太はしかし、本当に良い選手になりました。
彼の頭脳とメンタリティ、パーソナルはぼくは五輪代表の頃からすばらしいと思っていましたが、彼の戦術眼とポジション・センス、バランス感とコーチング等々は、もはや代表チームに必要不可欠なものでしょう。
後はパスの精度や球質をもっともっと上げて行けば、かつての山口を越える、日本代表の要となって行くことでしょう。

山瀬。
何故に彼はもっと早く代表チームの常連になっていなかったんでしょうかね?
彼もまた、すばらしいサッカー頭脳を持った選手。
シュートの精度や高い技術もすばらしいけれど、ぼくはやはり彼の最大の長所は、眼の速さとその頭脳だと思う。
トップ下、1.5列目、呼び方はどうでも良いけれど、日本代表のそうした役割にはこういう選手が一番だとぼくは思います。
オシムが彼をあまり呼ばなかったのは、ぼくにはまったく理解できませんでした。
ぼくはオシムさんの共産主義的サッカーがまったく好きになれなかったけれども、山瀬はオシム式にもかなりフィットする選手。
ともあれ、どんなサッカーにせよ、その役割の日本人選手としては現在最も有用な選手でしょう。

田代は奮戦していたと思います。
巻よりもボールが収まるところは良い。
FWケガ人続出の中、よく頑張ってくれた。
巻のシートをなかば奪ったかもしれませんね。

代表の右SBでの駒野をもっと見てみたいけれど、内田と安田はこれからの代表サイドバックを背負って行く選手になるでしょう。
岡田監督はまだ安田をサイドバックでは使ってませんが、やがてはそうなるのが自然と思う。
二人にはこれまでの日本のサイドバックのような選択枝の狭さがないし、中央の混んだ所に入って行っても詰まらない技術も視野も持っている。
あとは守備。
彼らには、フィジカル・コンタクトのトレーニングを積むこと、普段の練習からどんどんぶつかることを望みたいです。

橋本はやっぱりよくわかりませんでした。
良くも悪くもない選手、という印象。
遠藤にも不満を覚えました。
完全な中心としては、やはり物足りない。
イザという時のパスの精度と球質、アイデア、時間や方向の面でディファレンスを作ること、あの役割の選手としてはやはりそういうものが求められ、そしてぼくは「それならば」遠藤では不満です。
現状選べる中では適任とも思いますが、小笠原あたりは呼んで競わせてみても良かったと思うし、今後は海外組や下の世代の競合する選手との競争になると思います。

DF陣では、やはりトゥーリオに戻ってきて欲しい。
守備面だけではなく攻撃面でも彼は効くし、チームの勝負根性も上がる。
それから、岩政がケガで見られなかったのは残念でした。
あとは清水の高木や川崎の寺田あたりは召集されても良い選手だと思います。

GKのメンバーは、まったくもって妥当と言うべきでしょう。
楢崎も良い所を見せたし、川島はやっぱりポテンシャルが高く、川口もうかうかしていられないでしょう。
この3人に、あとは都築あたりが候補でしょうか。

さて、岡田監督ですが。
彼の就任以来、代表の試合を見ていると、現在の日本サッカーを等身大で反映している代表のサッカー、というフレーズが思い浮かびます。
「フラット3」を標榜し、W杯自国開催のためのスペシャル・チームだったトルシエ・ジャパン、力を持った海外組を重用して選手達の自主性にまかせたジーコ・ジャパン、「走れ走れ」のスピード・サッカーでなんだか共産主義的だったオシム・ジャパンに比べ、「監督によるスペシャルなプラスアルファ」は特にないけれど、まあなんとまっとうに現在の日本サッカーを反映していることか。
加茂時代から続いている要素もあるし、トルシエ〜ジーコ〜オシムときた中での蓄積を感じる部分もある。
そしてこの先、海外組の合流や、五輪が終われば下の世代の合流も待っている。
オシムが率いていた頃、ぼくは漠然と「日本人監督になるのはもうちょっと先」と思っていたし、予想されないことではなかったとはいえ、オシムが倒れたのも「えっ」という感じではあったし、後任が岡田氏というのを聞いた時には正直「つまんないな」とも思いましたが、なんだかんだで悪くはない現状、という感じでしょうか。

この大会でも課題はハッキリしたと思います。
ひとつはパスの精度。
中盤でのパス回しの時、相手のプレッシャーを受けた時のパス精度。
韓国戦でもピンチを招いていたのは全部そこがキッカケでした。
パス・スピードも適切でない部分が目立ちます。
そのあたりでパス回しの安定感がまだまだ足りない。
それからボールの球質。
代表レベルであれば、足の長い伸びるパスと止まるパスくらいの使い分けは出来て然るべきです。
そのあたりは、もう少し丁寧にやることを意識すればできるはずの選手達と思う。
それから、スピードの変化。
まだまだ単調です。
そのたりは「ゲーム・コントロール」とも相まって、もう少し全員が考えてやることで、共通認識を作って行くべきでしょう。

さて、間もなくアジア予選がまたはじまります。
トゥーリオや三都主もまた代表に絡んでくるでしょうし、小笠原や本山、市川らの旧世代にもまだ期待しているし、若くて良い選手もまた出て来るでしょう。
Jリーグもまたはじまります。
楽しみですね
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