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▼gliderさん:
▼よしさん:
おおよしさん、久しぶり、っつか何年ぶりだ(笑)。
うれしいね。本当に、うれしい。
アジアチャンピオンになったことよりも,それを築き上げてきた浦和レッズとの時間を共有できたことを,心底からうれしく思います。We are REDS, We are the CHAMPION !!
初体験のACL。困難な道程でした。
実力的には城南に次ぐであろうシドニーFC,反日の巨魁上海申花,そして「地下プロレス」のペルシクとのグループリーグ。ノックアウトステージではなんと韓国の2チームと同じ枝。2週連続韓国の地に降り立ち,地獄のアウェイ。最後のシメは,中東の雄イラン,魔の高地イスファハンのセパハン。
強行日程の中,これだけの厳しい相手を次々に撃破していった浦和レッズ。一歩間違えれば悔し涙にまみれる,ドラマチック過ぎる展開でした。
>スタジアム行く度にうなだれて帰りの駅に向かうバスに乗り、「せめてそのジュビロのユニ脱いでから乗ってよ・・・。悲しくなるじゃない。」なんて凹んでた時代を思い出しました。
最近メディアがやたらとプレーバック的なVTRを流すもんだから,イヤでも思い出したくも無い過去を見せられてしまいました。悲劇の頂点が涙のVゴール。あまりにも辛い思い出です。あの頃は皆、慰めあって生きていましたね(笑)。
ここまで,来たんですね。正直,周囲の反応も含めてとまどう部分もあります。
>ともあれ、浦和レッズという「クラブ」は今、見るもはっきり「熱」を帯び、「熱」を発し、見る者までを赤く染める力を持った。
>やっぱり、こうした熱を得たものは強い。
>一体となったものは強い。
ACL決勝の狭間で,日曜に川崎戦がありました。
残り4試合で勝ち点6を挙げれば文句無く優勝の浦和レッズ。三日後に控えたACL決勝のためにメンバーを抜くのか,それとも勢いを削がないために,いつも通りのメンバーでそれなりの戦いをするのか。どっちなのだろう,と思って試合開始を待ちました。
甘かった,ですね。
浦和レッズは,ホームで味わった屈辱を忘れていなかった。そして,浦和にとっての斑猫になりつつある川崎を,全力で叩き潰しにかかった。ただ勝つだけでなく,内容でも相手を上回るべく,川崎の得意とする中盤での攻防に頭から突っ込んでいった。そしてそれはきっと,アウェイ戦後の試合で7人の選手を休ませた川崎へのあてつけも含まれる。
なんつうアホな浦和レッズ。でもその「熱」こそが,浦和レッズ。
今季の,ベストゲームだったと思います。
そして,ぼくはそこにスポーツの枠の中から半身飛び出している,いやもしかしてその枠に片足を入れているだけかもしれない,サッカーという競技の原点を感じるのです。
かつて隣村同士が村人全員で,一つのボールを追い,名誉を賭けて戦ったと言われる,古の競技の魅力を。
それはときに自制した方が良いのかと思わせるような,甘美な,あるいは身が張り裂けそうな程の屈辱にまみれてしまう,危険な果実。
>(双方とも、かつてのジーコジャパンがW杯の場においてもまったく得られなかったものですね)
今シーズン,サッカーフリークでない友人と観戦にいきました。彼は,試合後こう言いました。
「俺は大宮(戦でした)のサッカーの方が好きかな。でも,面白かった。レッズのファンの落胆ぶりが。ほんとに,こんなに面白いとは思わなかった」
ドイツW杯の日本代表には、はっきりと「何か」が欠けていました。そのために、サッカーファンは悔しさを感じることすら出来ない、形容しがたい惨めさを感じることになりました。
今のレッズはその「何か」で溢れている。
>>そしてこのレッズの勝利は、ACLにとって、いや、アジアのサッカー界にとっても大きな一歩かもしれません。
>>こういうクラブがアジア王者になったということが、「アジア王者」への要求レベルをひとつ上げたように思うし、それを維持し、さらに先へ進むためにもレッズにはしばらく「君臨」してもらわねばなりません。
>>それは「義務」のようにすら思える。
>
>試合後、幸福感に包まれたのは一時で、この先の事や、あまりに早くACL制覇を成し遂げた事から来る不安を感じた人も多いんじゃないですかね。
新たな野心を抱くのは怖いものですね。ぼくは,はっきりと,怖い。
野心が大きければ大きいほど,怖い。
きっといつか身を裂かれるぞぉ。深淵に落ちて,見たくないものをいっぱい見させられるぞぉ。なんてね(笑)。
それに慣れるまで,しばらく時間が掛かりそうです。
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