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U-22 NZ戦に思ったこと glider 03/5/23(金) 21:04

   Re:U-22 NZ戦に思ったこと glider 03/6/1(日) 21:01
   居酒屋でのああだこうだ的 Dai 03/6/3(火) 0:00
   Re:居酒屋でのああだこうだ的 glider 03/6/6(金) 2:39
   Re:U-22 NZ戦に思ったこと anybodydo 03/6/3(火) 0:18
   Re:U-22 NZ戦に思ったこと glider 03/6/3(火) 3:45
   Re:U-22 NZ戦に思ったこと anybodydo 03/6/3(火) 22:47

Re:U-22 NZ戦に思ったこと
 glider  - 03/6/1(日) 21:01 -

引用なし
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   ▼anybodydoさん:

>僕はこの「バラバラ状態」、我慢ならないんですよ。
>2006に出て結果残したいなら、その目標に突き進まんかい、って。
>そこからプランが完成し、それがブレイクダウンされてU-22に降りてなきゃおかしいでしょう、って。

アジアカップ、五輪。
ぼくはそこをひとつの折り返し点、転換期、と捉えます。
このやり方でどうだったのか、どうなのか。
山本は、ジーコは、強化委員会は、協会は、どうなのか。
きちんと考えた上でなのか、ということも含め、「方針」はあるのかないのか、ともかくこうなっている。
過去4年との継続性を断って、こうした。
大方の人は、そのことのデメリットを理解し、批判している。

何度も書いてきたように、ぼくの考え方の基本線はこうです。
ーーーいずれにせよ、あの時点であと4年、トルシエのやり方で行くことはあり得なかった。実際的にだけでなく、それは無意味、あり得ない、良くもない。ああいったやり方でドーピングされ、実質以上のモノになっていることを続けるのは健康的とは言えない。海外組が増えている現状からも、継続性からも。
だから、一度素に戻るのはアリだし、この4年の後では、必要なことだったかもしれない。
もう少し穏やかな形で積み重ねて行くという方法論もあったとは思うが、ワールドカップの本番において限界が見えてしまった以上、ドラスティックに変える(例え後戻りするのであっても)、一度破壊するのは今後を長いスパンで考えれば有意義であるとも言える。
ジーコを監督とは捉えず(監督だけど:笑)オフェンス・コーチとして捉えれば、実際の試合はともかくトレーニングにおいて、その個人指導において、あきらかに不足している個人戦術指導において有用なのは柳沢のプロデヴュー以来の動きの質の高まりを見れば明白だろう。さらに言えば、何らの全体戦術についてのディテイルを持たぬジーコであれば、そうした素養を持つ選手達(例えば小野、中田ヒデ、小笠原のような)による『目標とすべきサッカー』の発露も二重の意味で明確にすることができるかもしれないし、そうした面での頭脳トレーニングにもなるだろう。
当然、サッカーの質の低下はまぬがれないだろうし、一時的にはまったく勝てなくもなるだろう。
しかし、そうしたことが我々ファンも含め日本サッカー全体にもたらすであろうこと、何をどう求めて行くのか、どうあるべきなのか(体質も含め)、といったような議論、考察は、そろそろ思春期を脱するべき今にあっては、それをするのはまったく良い時期、機会だとも思えるーーー

・・・で、ぼくはその期間を2年とします。
次回への対応時間は必要だし、何にせよ「継続して出ること」は最重要だとも思うので。
だから最悪なのは、すべてが中途半端になってしまうこと。
で、今のこの状況、大雑把に言えばほぼ満足です。
2年間で、限界突破のための萌芽がありさえすればそれで良い。
ジーコにやって行って欲しいのはそこだけです。
それで勝てるほど世界は甘くないだろうし、そこでの認識の変化、成熟、それが望みのすべてです。
フル代表、五輪代表とも、だからどこかでボコボコにされることも望みます。

>僕は宮本を推しますよ。でも、A代表でのDF、どうなってます?

ぼくは宮本をそれほどは買えません。
Jリーグを見る限り。
適正から言っても、技術、フィジカル能力から言ってもちょっと厳しいと思う。
青木は、まだあまりにも未知数。
ただし、良いDFを持ってきた、はい上手く行きました、なんてことが起こるポジションではないだけに、やって行ってみるしかない。

>パスを受ける。すぐさま敵の物凄いプレス。
>それに耐え、前向いたり、上がりの時間を稼ぐ。
>そういう能力しか伸びないんじゃないですか。
>あと根性と体力かな。

ソウルの韓国戦後の小笠原のインタヴューを読みました。
選手達はもう、だいぶ自分達で考えてやっているみたいですよ。
いずれにしろ、試練の時はしばらく続く。

>でも主君に代わって腹を切れ、っつーのが日本の常識ですよね・・・

主君の首を要求しましょう。
ガンガン。
それができなきゃ・・・

居酒屋でのああだこうだ的
 Dai WEB  - 03/6/3(火) 0:00 -

引用なし
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   ひとつだけ。山本監督は「脱プレッシングサッカー」ということは言ってないのですよ(笑)基本コンセプトは日本サッカー協会のテクニカルレポートの中にある日本代表の方針に沿っているように思います。というよりは、世界で常識になっている狙いと同じでしょうね。

それであれかいって言われちゃうと、何にも言えませんが(笑)まあ、サミアにしても湘南でできなかったわけで、方法論を知っているだけじゃ、駄目だってことでしょうね。

何か肝心になる部分があって、そこが戦術家とそうでない人の違いというか。それが何だかはわからないでしょうし、仮にわかったとしても、なかなかできないんでしょうけどね。

トルシエのやり方の場合、そのキーワードになるのはやっぱり「規律」かなって。厳しいまでに徹底的に妥協せずに、1mm単位までの正確性を常に要求する。まずは、システムに人が合わせる。絶対に乱れてはいけない。導入時に自由は許されない。まずはそれを徹底してやる。徹底して。そういうものができる人じゃないと、トルシエ流のプレッシングシステムはチームに浸透させられないのではないかと。

初めから柔軟にやろうとして、温和にやってちゃ駄目なんだなって。特に「組織的サッカー」ってのものは。だから、嫌われるぐらいの監督じゃないと駄目かも(笑)本当に戦術には厳しい人で。

例えばフラット3。山本監督のそれは、トルシエのものに比べると、しっかりと引いて守る場面がはっきりしていて、ラインによる駆け引きがまだ弱い。細かなラインコントロールからなる徹底したプッシュアップができていない。上げ下げの努力は見られるがやはり落ち着いてどっしりと守る方に切り替えてしまう傾向にある。それはやはり山本監督の戦術に対する「優しさ」がそうさせてしまうのではないかと。トルシエならば「あと5メートル上げられるぞ。この臆病者。」って常に言うはず。もちろんそこまでしなくても守れるわけだから、トルシエがやりすぎななのかもしれないけど、事実、コンパクトフィールドやフィールドポゼッション(相手陣内でどれだけサッカーができているか)はトルシエのチームにあったし、山本監督のチームは、まだ、コンパクトにした状態で相手陣内でサッカーができている時間が完全ではない。(ジーコジャパンやレッズよりは良いけど。)

また、トルシエだけではなく、日本には「ジュビロ磐田」という良いお手本のチームがあるので、もっとその面も見た方が良いと思う。彼らは日本人の日本人による日本人のためのチームを作ったし、そのサッカーが今、日本で一番面白くて強いサッカーなのは間違いないわけで。ジュビロ磐田のエッセンスはぜひとも代表に生かして欲しい。山本監督にも(笑)(でも、名波がいるか、いないかでやっぱチームのスケールが違っちゃったりするけど。多分、伸二とかでも、まだ名波の代わりにはならないと思うし。そのぐらい名波ってすごい。五輪のオーバーエイジに名波を呼ぶって選択肢も面白いと思うぐらい。)

正直、ジュビロみたいなチームの雰囲気、チーム作りってのが、日本には合ってると思うし、トルシエ流よりも、さらに上手くいくんじゃないかと思ったり、思わなかったり。

ただ、ジュビロの選手達は、「トルシエ」を経験してから、あのN-BOXへの流れに入って、そこから劇的に強くなったので、逆に考えれば、トルシエを経験した今の代表ならば、ジュビロ流でやることで、かなり強いチームになるのではないかと。つまり、流動的なサッカーをシステマティックにやるということがかなりすんなりと出来る可能性があると。

そう考えると今の五輪代表に足りないのは、やっぱ「トルシエ」だという結論になる(笑)

そして、ジーコジャパンに足りないのは「チーム戦術」。ジーコはもっとチーム戦術を整備していけばもっと良いサッカーができるようになると思う。ジュビロのパクリでも何でも良いので。

まあ、ジーコは「個人技術」から着手しているけれども、トルシエも「個人戦術」から着手したし、ウェーブの動きや、ファーストタッチを前に押し出すなんてことを徹底して練習でやったから、そういう面では、どっちにしろ個人のレベルアップを代表でやっていくことはできないわけではないなと。柳沢も、ジーコというよりは、トルシエが教えてから動き方が上手くなったという見方もできるし。それにジーコが教えてくれてるのに、相変わらずシュート下手だし(笑)

ワールドカップまで、2年あれば、何とかなるとは思うけど。

どうしてもA代表が駄目になったら、トルシエ呼べば2ヶ月で何とかなるかな(笑)

まあ、何はともあれ、山本五輪代表はかなり応援しているので(巷の酷評が悔しいってのもある)ぜひともアテネでの好成績を期待、そしてA代表に選手が入っていって欲しい。

Re:U-22 NZ戦に思ったこと
 anybodydo  - 03/6/3(火) 0:18 -

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   ▼gliderさん:

>何度も書いてきたように、ぼくの考え方の基本線はこうです。
何度もすいません(笑)。

目的は手段を純化する。純化されない手段なんて、下の下です。
ジーコが、
>実際の試合はともかくトレーニングにおいて、その個人指導において、
>あきらかに不足している個人戦術指導において有用
ってのも(その他も)望み通りにならなかった人生を、無理矢理納得しているようで、イヤです。
不純です。

「WC常連国、そして中堅国ともいうべき実力を身につける。」
それこそが今後の目標。それから考えれば、手段はくっきりと鮮明に浮かんでくる。
選手達に、高いレベルでプレーさせること。
一人でも多くの選手に、そういう環境で出来るチャンスを与えること。
>ああいったやり方でドーピングされ、
>実質以上のモノになっていることを続けるのは健康的とは言えない。
でもいい。

>一度素に戻るのはアリだし、この4年の後では、必要なことだったかもしれない。
僕は立ち止まる必要は全く無いと思う。
こんなチャンス、もう無いかもしれない。
乗れ乗れ、乗ってしまえ。同じ列車は、もう来ないかもしれない。
5/31の韓国は、まさに、まさにその勢いのまま、一気に高いレベルに這い上がろうとしている。
韓国が世界屈指のチームなんて、韓国人以外は思っていない。
でも、彼らは駻馬に乗ったまま、しがみついて離そうとしない。

このサッカーで世界を制する、本気でそう思ってやっている。
後から来るメンバーも、WCで狂奔した駻馬に、知らず知らず飛び乗ってる。
「こいつは気性が荒いし、まだ乗るのは早かったな」
って降りちまえば、もう同じ馬には乗れないかもしれない。
WCでの遺産、使えるだけ使っちまえばいい。
日本はWC3位のチームに負けた、ってだけで、
凄い快挙をやり遂げた、そういうチームだ、ってことを何故か忘れてる。
足りないトコロもそりゃあるでしょう。
それを補うために今の財産ドブに捨てるなんて、馬鹿げてる。

こんなのは水掛論だってのは解ってますが。
自分が正しいとも思いませんし。
ただ、もったいない。僕は根っからの悪徳商売人だから。
腐っても鯛。誰かに掴まして、ふんだくってやりたい(笑)。

グラさんの主張も解ってるつもりですよ。ずーっと読んでたから。
その上で聞きたかったんですけど、回りくどかったですね。

ジーコ体制での疑問点は3つ。
一つ。今でも日本の最も弱い部分のDF。
>名良橋も結局はあんなもんでしょう。
>秋田はそのうちJリーグでも若くて速いやつにケチョンケチョンにされる日は遠くないと思う
こういうセレクションを下手すりゃ4年間やられて、その間無視される将来のあるDFは?
鹿島で干されてる金古や羽田、古賀、宮本は?

二つ。ジーコのセレクションでは、良いサッカーを一部の選手が指向しても、
そういうことが出来る選手を配してくれないと、なんともしようがない。
>小笠原や小野のような選手には相棒が必要だし、稲本はそのタイプじゃない。
これじゃ、
>そうした素養を持つ選手達(例えば小野、中田ヒデ、小笠原のような)による
>『目標とすべきサッカー』の発露も二重の意味で明確にすることができるかもしれないし、
>そうした面での頭脳トレーニングにもなるだろう。
どころの話ではないのでは?

三つ。ジーコのアプローチは、トルシエと全く逆の「和」を大事にしたやり方。
(ジーコが選ばれた最大の理由はそれだ、と思ってますが)
日本人の自己主張を促すため、トルシエは徹底的に衝突した。
逆にジーコは選手を認め尊重する、という手法を採っている。
それは良い結果をもたらすのか。
なにより、ジーコの真意、底意、見えてませんか?

Re:U-22 NZ戦に思ったこと
 glider  - 03/6/3(火) 3:45 -

引用なし
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   ▼anybodydoさん:

>何度もすいません(笑)。

いえいえ(笑)

>目的は手段を純化する。純化されない手段なんて、下の下です。
>ジーコが、
>>実際の試合はともかくトレーニングにおいて、その個人指導において、
>>あきらかに不足している個人戦術指導において有用
>ってのも(その他も)望み通りにならなかった人生を、無理矢理納得しているようで、イヤです。
>不純です。

このへんはワールドカップでの試合の解釈の違いもあるでしょうね。
ぼくはワールドカップ見てて、「ああ、やっぱりこんなもんなんだな」とはっきり思いました。
「このままじゃこれ以上は望めない」と。
だから、ぼくにとっては「望み通りにならなかった人生を無理矢理納得」ではないんです。
トルシエは、監督として最大限できる限りのことをやったと思うし、それなりに良いチームを作ったと思うし、よくまとめたと思う。
でも、選手ひとりひとりのイザって時の動きの質、攻撃でも守備でも、2、3人のグループ戦術、個人戦術、そうした「全体戦術」には区分されない戦術的技術の差、そうしたものの強豪チームの選手との差はいかんともしがたいものがあった。
だから、そうした選手達のチームにオートマティスムや優れた全体戦術でそうした技術の不足をカバーさせ、ひとつの目的達成に邁進する方法は、やっぱり「自国開催」とともに終わりで良かったと思う。
また同じ例えを繰り返しちゃうけど、たいしたことない麺に秘伝のスープを絡ませても「ほんとうにおいしい」にはならないですよ。
やっぱり麺もスープも良くないとね。
だから、ここで一度、この区切りで一度、麺自体の味をよくよく検証し、鍛え直すってのはどうしても必要な作業だろうとぼくは思いますね。
スープの方はとりあえず置いといても。

問題は、その「麺」たる選手の起用。
秋田や名良橋のような選手をいつまでも使ってたって、伸びしろなんかないでしょ、ってのはよくわかる。
Jで好調な選手を使うってのならDFなら鈴木を呼ぶべきだし、坪井も使うべき。
ぼくはそう思う。
ジーコはそう思わない。
結局、それだけのこと。
坪井が試合の出るのなら、ジーコの眼から見ても明確に秋田を越えないといけない。
Jリーグで、代表トレーニングで。
国際試合に出て経験積む方が絶対に良いし、だから早くだせよ、とぼくは思うけど、ジーコにはジーコの「その時」があるのでしょう。
でもそれも結果次第。
この前のような試合が続けば、起用も変えて行かないとならない。
プロスポーツである以上、人気商売でもあるわけだしね。
そういう意味でも、ぼくは「大雑把に言って満足」なんですよ、こないだの結果。

よくよく見てれば、あきらかなことはいっぱいあるでしょ。
秋田、森岡の「鈍足コンビ」じゃどうにもならなかった。
中田浩二もヒドかったし、名良橋、服部だって限界は見え見え。
中山、鈴木じゃ得点が入る気がしないし、小笠原は良くやってたと思うけど、アレックス、中田浩二じゃ話が通じてない。
同じチームの名良橋さえ小笠原のやろうとしていることとかみあってない始末で、結局、あの日の選手達じゃジーコが思い描くサッカーなんぞできるわけない。
ほら。
まあ秋田や名良橋のような選手が今の代表にふさわしいのかってことはともかく、「代表クラス」の選手の「素」の姿、どんどんはっきりして行くでしょ?何が足りてないのかってことも。
じゃあ今度は海外組を入れたらどうだ、ってやって行く。
そうしてひとつひとつ検証して行く。

もう数試合もやれば、ジーコだっていろいろ変えるでしょう。
変えざるを得なくなるでしょう。
中田ヒデや小野はいつもいつもは合流できないし。
そうしてその間、トレーニングも積み重ねられて行く。
本当に「ワールドカップ・モード」でチームを作るのは、アジアカップ後からで充分とぼくは思ってます。

>ジーコ体制での疑問点は3つ。
>一つ。今でも日本の最も弱い部分のDF。

>こういうセレクションを下手すりゃ4年間やられて、その間無視される将来のあるDFは?
>鹿島で干されてる金古や羽田、古賀、宮本は?

こういうセレクションが4年も続くとは、まったく思ってません。
それでもつわけないし。
金古は見てないのでわからないけれど、羽田は全然伸びてない。今のとこ期待はずれです。
U-22にも選ばれてないし、仕方ないでしょう。
宮本は、ぼくは買ってないけど、召集はされてるから、出る機会もあるかもしれません。
坪井もしかり。
秋田はもう悪いけど風前の灯火だと思うので。

>二つ。ジーコのセレクションでは、良いサッカーを一部の選手が指向しても、
>そういうことが出来る選手を配してくれないと、なんともしようがない。

上に同じ。
それと、ソウルでの韓国戦の後の小笠原のインタヴューを読みました。
いわく「韓国は前から激しくプレッシャーをかけて来るだろうから、対角線に長めのボールを入れようということになっていたけど、韓国はそれほどでもなかった。だから試合中に福西には『もうちょっと落ち着いてパスを回そう、組み立てよう』と言ったんだけど、なかなかそうならなくて。全員のそばに行って言うわけにもいかないし(笑)。だからそういう意図を伝えようと思って真ん中で少しキープしたんです。」
だいたいこんな話でした。
例えば中田ヒデが不在で、小笠原と小野はいるとか、中村が出られなくて中田ヒデと小笠原と小野がいるとか、そういう時もあるでしょう。
中田ヒデと小野が一緒に出る機会は多いだろうし、ぼくはそのへんは心配してません。
2人いればかなり立体的にやれる余地は出てくるし、3人いれば全然違う。

>三つ。ジーコのアプローチは、トルシエと全く逆の「和」を大事にしたやり方。
>(ジーコが選ばれた最大の理由はそれだ、と思ってますが)
>日本人の自己主張を促すため、トルシエは徹底的に衝突した。
>逆にジーコは選手を認め尊重する、という手法を採っている。

そのかわりジーコはトルシエのように「信号機」を設置して「走りやすく」はしてくれない。
だから選手は自分達で考えなければなりません。
こないだの韓国戦でもDFラインに変化がありました。
相手ボールの時に、いつもではないけど「オフサイドライン」を使うようにもなっている。
小笠原のように、「ジーコが立てた作戦」を状況によって自分の意志で変えようとするのも当たり前になってくるでしょう。
そう、そういうこと、実は「当たり前のこと」なんですね。
「反撥心」を利用したトルシエ、自分達で考えてやらざるを得なくしているジーコ。
方法論の違いってだけでしょう。

ともあれですね、しばらくは「暗黒の時代」ですよ、たぶん。
でも、朝のこない夜はないんです。
より高くジャンプするためには低く屈まなければならないんです。
苦境を無理矢理納得しようとしてるんじゃないですよ。
ぼくは、こういうの望んでもいましたから。
すべてはすべての適性化のために。
「日本のサッカー」が、しっかりした基準ももてず、たったひとりの代表監督であっちへウロウロこっちへウロウロしてしまうような脆弱なものでなくなるために。

まあ、思ったよりももたないかもしれないなあ、とも感じはじめてますが・・・

Re:U-22 NZ戦に思ったこと
 anybodydo  - 03/6/3(火) 22:47 -

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   ▼gliderさん:

・・・で終わり勝ちになっておりますな(笑)。

まあ長い間付き合ってくれてありがとうございました。
(おっとダイちゃんへのレスはまだですな)
1年ぶりくらいにのめり込んでしまいました。楽しかった。
全国に点在するグラさんファンにも満足頂けたのではないでせうか。
>望み通りにならなかった人生を無理矢理納得
したいのは実は僕自身なんですよね。

だって、ねえ。
不満たらたらの現状に文句言いまくりながらも、代表戦が近付くと、
「水曜日6時で帰るためには、今日中にやらなきゃなんないぞ、これは・・・」
なんて働いてる自分。
なんとか理屈つけてくれー、って。

WCで見えた限界。
僕は、その下の世代が、2002を目の前にした子らが、
今のスタンダードを進化させていってくれる、と思ってました。
「なんだぁ松田、あそこでフリーにするバカいねーよ」
「ちょっと寄せられたくらいで倒れてんじゃねーよ、ヤナギ」
なんて言いながら。
啓太や大久保に代表される、プロ化以降に中高生を過ごした選手達に、
その予兆を感じるんですよねぇ。
(我々は中高年の入口を過ごしましたが)

大したことない麺達でも、WCバブルでもいいから海外行けば、
そのエッセンスがちょいとずつ帰ってくるでしょ?
なんで通用しなかったのか、何が不足していたか。
何をしなきゃいけない、って思ったか。
そういう選手(みんな帰ってきたら悲しいけど)が実際に周りにいて、
実体験を共有できれば、感じ方も違うでしょう?
そういうクラブレベルでの「麺の自己鍛錬」も効果あんじゃねーかー、って。
そもそも、それの総和が、代表なんじゃないのかー、って。

でもそろそろ私も大人になりましょう。
「夜明け」のみ待ちます。
(全然子どもじゃん)

Re:居酒屋でのああだこうだ的
 glider  - 03/6/6(金) 2:39 -

引用なし
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   ▼Daiさん:

>山本監督は「脱プレッシングサッカー」ということは言ってないのですよ

あれ?そうですか。
何かそんなこと言ってたような気がしたけど勘違いか・・・

>世界で常識になっている狙いと同じでしょうね。

コンパクトフィールド、ポゼッション・フットボール、速い攻守切り替え、少ない手数でシュートまで至ること、そんなことでしょうか?
山本監督は、ワールドカップに至るまでの経験、ワールドカップでの経験、ワールドカップでの他のチームの戦いぶり、いろいろ細かいデータも持っていることでしょう。
さらには、トルシエのチームで得た経験、トルシエのやり方の中で持った不満、というか「自分ならこうする」というもの、「もっと柔軟にやらなくては」というようなこと、例えばラインコントロールなら、あげるべき時には上げる、上げられない時にまで上げようとすると危険だ、というようなこと、そうしたことを踏まえてデータとも照らし合わせ、自分の理想を持ってチーム作りをしているのでしょう。

山本さんは2002年大会の中での、得点に至ったケースでの攻撃開始位置について「約80パーセントはミドル及びディフェンシヴな位置からスタートしている」とも分析しています。
そうしたことも関係があるかもしれない。
つまり「徹底的なプッシュアップ」はやろうとしていないかもしれないし、フィールドポゼッションの重視もしていないかもしれない。
そして、「かもしれない」というよりは、ぼくにはそうであるように見えます。
守備の方法、プレッシングの方法も、そういう意味で「折衷的」に見える。
そうしたことも「脱・プレッシングサッカー」と思わせた部分です。

>ただ、ジュビロの選手達は、「トルシエ」を経験してから、あのN-BOXへの流れに入って、そこから劇的に強くなったので

「トルシエを経験」というより「世界の強豪との対戦を経験」し、そのレベルを意識し、クラブチームとして「世界」(クラブチーム世界選手権の話もあったしね)を意識したことでジュビロはJリーグから1歩抜きん出たように思います。
ムービング・フットボール、動いてもらう、出したら即動く、というような約束、そうしたことをジュビロは実現できた。
「サッカーのスピード」を強く意識していたのだと思います。

>トルシエも「個人戦術」から着手したし、ウェーブの動きや、ファーストタッチを前に押し出すなんてことを徹底して練習でやった

「トルシエの代表トレーニング」のレポートを見ると、「ボールをフリーでもらうための動き」は1/2のフィールドで自由なイメージでパス回しをしつつ前進する練習などの途中で、トルシエによって教えられていますね。
ただし、そういうことは「個人戦術から着手した」というには少し弱いし、チーム全体の攻撃イメージを構築する中で、チーム全体のボールの流れを作る中で、稀にトルシエによってストップがかけられ、「そこでウェーブを使え」「そうじゃない、こう動くんだ」等の指導はあっただろうとは思うけど、「個人戦術も代表によって磨かれた」とまでは行かないと思う。
特に「チームとしてのボールの流れ」とはそれほど関係がないボックス内でのFWの動きなどは、別にさほど教えていないでしょう。
さらには、試合の中での普通にクロスからシュート、あるいはサイド攻撃からの崩しのような場合の具体的なFWのポジショニングとそのタイミング等は代表選手もJリーグでの動きと変わらなかった。
そうしたことやはりDF出身のトルシエに得意なことではなかっただろうと思います。
本来、代表でやらなきゃいけないことか?とも思いますし、トルシエのような作り方で代表チームを作る場合、そこまでやる時間はないとも思うし。
だから、Jで好調だった当時の森島と西沢のコンビを起用してたりするわけだし。
ということで

>柳沢も、ジーコというよりは、トルシエが教えてから動き方が上手くなったという見方もできるし。

ということはないと思う。

>それにジーコが教えてくれてるのに、相変わらずシュート下手だし(笑)

ボックス内での落ち着き、つまりメンタルの問題が大きいんでしょう。
「もっと落ち着いて打て」といくらジーコが言ってもね・・・

>どうしてもA代表が駄目になったら、トルシエ呼べば2ヶ月で何とかなるかな(笑)

トルシエも、有力リーグとか良いクラブチームとかに就職できないのなら、やりたいかもしれませんね。
自分が眼をかけて、育てた部分もある「ナイジェリア・ユース組」が成長して柱になる代表チームだしね。
ぼくは別にトルシエじゃなくて良いんだけど、トルシエ再就任ってことは完全に「協会再編」少なくともサブロー解任ってことなわけだから、それもいいかな?(笑)
個人的にはバルカン路線を希望してますが。
もちろん協会再編は当然で。
で、そうなると協会の懐刀の山本さんのチームも、そういう視点で見ちゃうわけです。
もちろん大久保、石川、松井、鈴木啓太、山瀬、阿部、青木あたりには期待してます。
特に啓太には・・・

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