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U-22 NZ戦に思ったこと glider 03/5/23(金) 21:04
  Re:U-22 NZ戦に思ったこと GAITI 03/5/29(木) 1:49
   Re:U-22 NZ戦に思ったこと glider 03/5/30(金) 0:02
   Re:U-22 NZ戦に思ったこと anybodydo 03/5/30(金) 0:03
   Re:U-22 NZ戦に思ったこと glider 03/5/31(土) 17:24
   Re:U-22 NZ戦に思ったこと anybodydo 03/6/1(日) 1:21
   Re:U-22 NZ戦に思ったこと glider 03/6/1(日) 4:47
   Re:U-22 NZ戦に思ったこと anybodydo 03/6/1(日) 16:57
   Re:U-22 NZ戦に思ったこと glider 03/6/1(日) 21:01
   居酒屋でのああだこうだ的 Dai 03/6/3(火) 0:00
   Re:居酒屋でのああだこうだ的 glider 03/6/6(金) 2:39
   Re:U-22 NZ戦に思ったこと anybodydo 03/6/3(火) 0:18
   Re:U-22 NZ戦に思ったこと glider 03/6/3(火) 3:45
   Re:U-22 NZ戦に思ったこと anybodydo 03/6/3(火) 22:47

U-22 NZ戦に思ったこと
 glider  - 03/5/23(金) 21:04 -

引用なし
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   U-22のニュージーランド戦を見ました。
前半を3-5-2、後半を4-4-2でやっていましたね。
個人的に、併用は大賛成です。

ただし後半の4-4-2は、あまり良くは機能しませんでした。
これはもちろん連係の不足があるでしょうが、レポーターの大将、福田の言ったように三田、根本の両SBがサイドで起点になりきれなかったことも大きかった
今回の試合では、後半は少し攻撃の手が行き詰まっていました。
中盤の関係が少々希薄になり、サイドバックの上がりを引きだせなかった。
前半は、3ー5ー2の両サイドハーフ、石川、根本がワイドに張ってサイドで起点になった。
それで攻撃が機能し2点を取った。
なんですが・・・

山本U-22ジャパン、やっぱりそれほどコンパクトではないですね。
プレスの役割分担やフォローイング、カヴァーリングの約束などはよくできていると思いますが、集散もプレッシャーも速くはないし「コンパクトな攻撃」もない。
攻撃は基本どおりサイドからのものと、個人のドリブルなどによる打開。
どちらかと言えばロングボールが多く、どちらかと言えばポジションも固定的。
速いショートパスを回して崩すような場面はほとんどありませんでした。
山瀬や松井のような選手は、もうひとつ不満なんじゃないかとも思います。
例えば二人を一緒に使ったら、また違ってくるでしょう。
「サイドの選手がワイドに張って、そこから崩す」のは基本的に有効だし常套手段ですが、それがチームの攻撃の基本でそこで起点を作れるかどうか次第なのは、ちょっとうんざりします。
そういうチーム、ぼくは好きじゃないんですよね。

はっきり言えば「全然面白くなかった」んですね、この試合。
もちろん主力を4人欠いたニュージーランドはどうにもならなかったし、まあ4点取ったんだし、別に何か問題があるってほどでもないんですが、どうもパっとしない。
「コンパクトでないわけではない」し「攻撃力がないわけではない」し、「良い選手がいない」わけでもない。
でも攻撃に工夫はないし、当たり前なサイドからのクロスと個人での突破だけで、そのクロスにしても中での動きに工夫はなく、先制になった中山のヘッドにしても「なんでそんなにフリーにするかな?」という感じでした。
「前の五輪代表のイメージがちょっと風化して実際よりも良くなってて、そのせいかも」とも思ったので、ちょっと確認してみました。
2000年、五輪代表壮行試合、日本対クエートの後半。
パスの回りが速い。プレッシャーが早い。ディフェンスがチャレンジング。ボールに対してタイト。
タイミングの良いサイドチェンジ、中田ヒデ、中村、本山らの技巧的なパスと目まぐるしいポジションチェンジ。
工夫のあるサイド攻撃、そして狭い所をショートパスで崩す中央攻撃。
中田浩二のオーバーラップ、宮本の精緻なラインコントロール、と見どころが豊富。
まあ五輪まじかのチームとこれから予選のチームでは完成度が違って当たり前なんですが(前五輪代表の予選前の試合はヴィデオが残ってないので)。

大久保、石川、松井、山瀬という質の高い素材はあるし、鈴木啓太というリーダーシップとスピリットのある選手もいる。
もうちょっと高質なサッカーもできるだろうに、という気がします。
「ボックスの中の精度が課題」と山本さんは言ってますが、それ以前にも課題は山積みのような気がします。
五輪で世界と戦うわけだし(予選を勝ち抜ければですが)、少なくとも前回並の結果は欲しいですし。

あと、「美白のロベカル」とか「早稲田のカフー」とか悲しくなるのでやめて欲しいです。

Re:U-22 NZ戦に思ったこと
 GAITI WEB  - 03/5/29(木) 1:49 -

引用なし
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   ▼gliderさん

お久しぶりです。
私のことはまだ覚えていますか(笑)

>U-22のニュージーランド戦を見ました。
>前半を3-5-2、後半を4-4-2でやっていましたね。
>個人的に、併用は大賛成です。

私も併用は反対ではないのだけれど
やるのなら起用するメンバーの特性も熟考した上で行って欲しいですね。
(メンバー後退見た瞬間に失敗が見えるような起用は止めて欲しいです)

4バックっていってもどう言う場面で用いるのかがはっきりしませんよんね。
例えば、ビハインド場面で使うのなら
ツーロンで使った2バック気味のもアリだと思いますし。
逆に、引いた場合に使うのならCB4人並べてもいいわけだしね。
そのあたりも曖昧でした。
(山本さんは中東の1トップ対策で4バックとか言ってましたが、
本当にそれだけの理由なら止めた方が良いです)

>ただし後半の4-4-2は、あまり良くは機能しませんでした。
>三田、根本の両SBがサイドで起点になりきれなかったことも大きかった

同感です。
だからどうせ試すのならはっきりどう言う方向性で使うのか決めた方が良いと思います。

>山本U-22ジャパン、やっぱりそれほどコンパクトではないですね。

前線からのプレッシングが弱いので・・・

>プレスの役割分担やフォローイング、カヴァーリングの約束などはよくできていると思いますが、集散もプレッシャーも速くはないし「コンパクトな攻撃」もない。
>攻撃は基本どおりサイドからのものと、個人のドリブルなどによる打開。
>どちらかと言えばロングボールが多く、どちらかと言えばポジションも固定的。
>速いショートパスを回して崩すような場面はほとんどありませんでした。
>山瀬や松井のような選手は、もうひとつ不満なんじゃないかとも思います。
>例えば二人を一緒に使ったら、また違ってくるでしょう。

ツーロンで松井と山瀬を併用したときは
ダイレクトパスからの中央突破なんてパターンもあったのですが・・・
Wユースの時の西村ジャパンには「コンパクトな攻撃」のコンセプトは
はっきり見て取れました。
大久保は能力の高い選手ですが、
現状のような前線からのプレスが弱いことによってコンパクトに出来なく
単独突破の意識が強すぎるために中央でのパスワークが使えない状態では
スーパーサブでの起用も視野に入れるべきです。

こんな膠着したサイド攻撃とロングボール中心の組み立てはつまらないです。

あと、CB青木はもう止めた方が良いですね。
DFから離れてチェッキングに行くといったプレーもほとんど見られませんし
基本的にDFとしての感覚が”まだ”ありません。
おそらく、フィードを期待しての起用でしょうが
五輪レヴェルだとその前の阿部のところがすでにフリーなので(笑)
敢えて青木が行う必要性はあまり感じません。

Re:U-22 NZ戦に思ったこと
 glider  - 03/5/30(金) 0:02 -

引用なし
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   ▼GAITIさん:

>お久しぶりです。
>私のことはまだ覚えていますか(笑)

お久しぶりです。
覚えてますよ。

>4バックっていってもどう言う場面で用いるのかがはっきりしませんよんね。
>例えば、ビハインド場面で使うのなら
>ツーロンで使った2バック気味のもアリだと思いますし。
>逆に、引いた場合に使うのならCB4人並べてもいいわけだしね。
>そのあたりも曖昧でした。

確かにそうですね。
どういう場面で、どういうメンバー構成でどういう意図で、ということをはっきりした方が使いやすいでしょうね。

>前線からのプレッシングが弱いので・・・

>大久保は能力の高い選手ですが、
>現状のような前線からのプレスが弱いことによってコンパクトに出来なく
>単独突破の意識が強すぎるために中央でのパスワークが使えない状態では
>スーパーサブでの起用も視野に入れるべきです。

前線からのプレスをあまり激しくやらないのは、監督の考え方もあるでしょうか。
山本さんは「脱・プレッシングサッカー」とか言ってたような気がするので、そのへんとも関係があるんでしょう。
大久保は・・・FWの一角は今のところやはり彼でしょうね。
U-22メンバーの中では、頭ひとつ抜けてA代表のレベルに達している感があります。
身体の強さ、スピード、決定力、等の面で。
石川も面白い存在ですが。

>こんな膠着したサイド攻撃とロングボール中心の組み立てはつまらないです。

確かにね(笑)

>あと、CB青木はもう止めた方が良いですね。

ぼくは、それは少し長い目で見ようと思っています。
CBのひとりに彼のような選手を入れるのは基本的に賛成なんです。
Jリーグでのプレイを見る限り、中田浩二よりは可能性を感じました。
山本監督の意図としては

>おそらく、フィードを期待しての起用でしょうが

ということだけではないと思うので。
「リベロ・システム」というやり方、ぼくは好きですね。
まあ、ハジェブスキーはジュビロでは失敗したけど、方法としては可能性を感じます。

Re:U-22 NZ戦に思ったこと
 anybodydo  - 03/5/30(金) 0:03 -

引用なし
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   チャチャ入れでございます。

>あと、CB青木はもう止めた方が良いですね。
どうする気なんすかね?あれで行ける、と思ってるんでしょうか。
結局今やってることって、極端に言えばWC以降の上積みとして、
サイド攻撃に代表される攻撃面でのバリエーションが欲しい。
それができりゃステップアップできる、ってことだと思いますが、
今までの積上げであるコンパクトかつ有機的な組織、が崩れてしまってる。

J2より下なんじゃねえか、ってチーム相手に攻撃のバリエーション増やしたところで、
そんなの上のレベルじゃとても通用しない。
そんなんやってる場合なの、としか思えないんですよね。
「頭のレベル」がかなり下がり、
またも自己満サッカーの中での「サイド攻撃指数」上げて喜んでる。

>大久保は能力の高い選手ですが、
>現状のような前線からのプレスが弱いことによってコンパクトに出来なく
>単独突破の意識が強すぎるために中央でのパスワークが使えない状態では
>スーパーサブでの起用も視野に入れるべきです。
僕も大久保の動き方、受け方に問題あると思いますよ。
単独突破が常に頭にある。だから、簡単に前に出れるところ、
自分が捨石になって味方を呼びこめるところで、ムダに勝負させられる。

僕は中山とどっちか使えば良いと思うんですけどね。
田中もそう。誰か一人でしょう。
相棒を前田or松井にすりゃ上手く行きそう。
山本さんの頭の中ではその相棒が中山なんだろうけど、彼はそういう選手じゃない。

トップ下は山瀬or松井かな。
松井はダイちゃんが絶賛してて、ふーんとか思ってたけど、確かに。
「祇園のトッティ」とか名付けましょうか(笑)。
本山や彼は新世代の攻撃的MF、あるいはFWって感じがします。

んで啓太と青木or阿部で組ませて、右は石川or阿部。
美白のロベカルはキックは良いけど、いっつもガチンコのトコで腰が引けてる。
森崎兄弟もしかり。
つうわけで左は白紙。

>「ボックスの中の精度が課題」と山本さんは言ってますが、
>それ以前にも課題は山積みのような気がします。
僕は日増しに山本氏の能力への疑念が高まっております。

>あと、「美白のロベカル」とか「早稲田のカフー」とか悲しくなるのでやめて欲しいです。
「フサフサのジダン」とか「従順なロマーリオ」はどうでしょう。

Re:U-22 NZ戦に思ったこと
 glider  - 03/5/31(土) 17:24 -

引用なし
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   ▼anybodydoさん:

>どうする気なんすかね?あれで行ける、と思ってるんでしょうか。

あそこは、山本監督のひとつのキモになってると思うんですよね。
青木と阿部の関係。
ひとつの野心、ひとつの模索、ひとつの提示。
そういうモノとして、そこの関係を構築して行くこと、ひいてはそういうサッカーを志すこと。
今のところ、まだうまく行ってないですが、「青木のCB」は特に関係性として見るべきでしょう。

>結局今やってることって、極端に言えばWC以降の上積みとして、
>サイド攻撃に代表される攻撃面でのバリエーションが欲しい。
>それができりゃステップアップできる、ってことだと思いますが、

攻撃に関しては、西村ユース時代の方が可能性を感じましたね。
前田の存在も大きかった。
中山には、あまり可能性を感じられません。
フル代表の久保もそうですが、中山悟もまたかつての城と同じ問題を感じます。
外に展開してからの動き、ポジショニング。
どうしてそのまま絡まないんだろう?
「サイド攻撃」の捉え方、イメージが貧困なんですね。

>今までの積上げであるコンパクトかつ有機的な組織、が崩れてしまってる。

4年間トルシエの横にいつづけた山本には、いろいろ思うことがあったでしょう。
ひとつの理想として「脱・プレッシングサッカー」ということもあるかもしれない。
ただ、少々頭デッカチで、トルシエ的サッカーに対する反動に囚われてもいるかな、とも思う。
結果、理想は現実に飲み込まれ、レベルの低いサッカーになっている・・・
フル代表もそうだけど、どこかで一度、木っ端微塵にされた方が良いかもしれませんね。

>単独突破が常に頭にある。だから、簡単に前に出れるところ、
>自分が捨石になって味方を呼びこめるところで、ムダに勝負させられる。

経験、でしょうね。
ただ、ボックス付近〜ボックス内でドリブル勝負を仕掛けるのはぼくは良いことだと思う。
若さからそれにこだわり、不必要なところでもやってしまったり、周囲の動きを無駄にしたり、そういうことがあるのは程度の問題とするしかないでしょう。
それでもぼくは「日本のFW」は、本山や森島や大久保、松井といったような選手で良いのではないか、と思う。
大久保、松井の2トップで何が問題なんだ?と思いますね。
ヘディング?じゃあ中山悟なら欧州のDF相手に競り勝てるのか?という。
ロマーリオ、ベベトの2トップでブラジルは世界を取ったんですしね。
DF同志の関係、DFとMFの関係、MF同志の関係、インサイドとアウトサイドの関係、MFとFWの関係、FW同志の関係、現実的には単純なタイプ分けはあまり関係ない。

>トップ下は山瀬or松井かな。

前田と山瀬は、本当にコンディションがパーフェクトになるには、もう半年〜1年くらいはかかるでしょう。
間にあうと良いですが無理は厳禁。
それから、啓太は今すごく良いですね。
すごく安定していて、ミスがなく、毎試合良い。
もっと評価されるべき選手だとも思う。
U-22代表にも、レッズにも、欠かせないですよね。
A代表入りしてもぼくは全然不思議と思わない。
少なくともJリーグ見ている限りでは、中田浩二よりも全然良い。
磐田の福西と並んで、Jリーグでもっとも安定した中盤選手だと思います。

>「美白のロベカル」「早稲田のカフー」

くだらないネーミングだけでなく、ハラ立つんですよ、マジで。
サイドとかサイドバックってぇとそれかよ、ってね。
頭にカビ生えてんじゃねーのか、と。
今はどこのサッカーだって見れるんだし、ちょっとはバイエルンの4バックでも見てみなよ、と。

Re:U-22 NZ戦に思ったこと
 anybodydo  - 03/6/1(日) 1:21 -

引用なし
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   面白い話しが聞けそうです。

>あそこは、山本監督のひとつのキモになってると思うんですよね。
となると「キモ」の部分、最重点に考えるべきではないですかね。
そこがないから、
>こんな膠着したサイド攻撃とロングボール中心の組み立てはつまらないです。
になってしまうし、
>山瀬や松井のような選手は、もうひとつ不満なんじゃないかとも思います。
本来ならば「推進役」ともなるべき選手が、逆に低いレベルに付き合わされる。
中田がパルマに感じる不満と、似たものを感じます。
(山瀬や松井がそう思ってるかどうかは謎ですが)

>外に展開してからの動き、ポジショニング。
>どうしてそのまま絡まないんだろう?
>「サイド攻撃」の捉え方、イメージが貧困なんですね。
本人の問題もあるでしょうが、チームのイメージが常にそれだとすると、ヤバイ感じです。

ところで僕は中山を測りかねています。
ワンパターンだけど、ときどきハッとするようなプレーもする。
あの身体、使いたくなるのはわかる。で、スピードもあったりする。
あまり上手くないというか、ポストとかかなり酷い。けど、昔の高木よりはかなりマシ。
切り倒されたばかりの巨木、って感じで。

>若さからそれにこだわり、不必要なところでもやってしまったり、
>周囲の動きを無駄にしたり、そういうことがあるのは程度の問題とするしかないでしょう。
まあ、そうでしょうね。
そういう選手を期待していた部分もあったワケだし。
今日の試合も、後半5分くらいには大久保出せ出せ、って騒いでました。

>それでもぼくは「日本のFW」は、本山や森島や大久保、
>松井といったような選手で良いのではないか、と思う。
>大久保、松井の2トップで何が問題なんだ?と思いますね。
アアヨイデスネ・・・
ところで誰か問題だって言ったんですか?

>それから、啓太は今すごく良いですね。
>すごく安定していて、ミスがなく、毎試合良い。
>もっと評価されるべき選手だとも思う。
うん。ほんとに。
彼、デビュー当時から光ってましたよね。
ボールの受け方、出し方、相手との位置関係、スペース、自分が今いるべき、やるべきこと。
基本的なことかもしれないけど、常に考えてプレーし続けた結果だと思いますね。
行動半径もすごく広がってきてるし、何より戦える選手。

>サイドとかサイドバックってぇとそれかよ、ってね。
それで怒ってたのか(笑)。

さあ日韓戦が終りました。
僕は、「素うどんの具待ち」に限界感じましたね。
まだしっくりこない4バックなのに、組織で韓国は日本の上を行った。
こんな悲惨な状態で、「攻撃の形を作れ」って・・・
3Rでも呼んでくるしかない。

Re:U-22 NZ戦に思ったこと
 glider  - 03/6/1(日) 4:47 -

引用なし
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   ▼anybodydoさん:

>となると「キモ」の部分、最重点に考えるべきではないですかね。

青木をCBに置いていること、つまり青木を「リベロ」とし、中盤の阿部と流通性を持たせること。
プレッシャーのスピード、バイタルエリアの潰し方、攻守の切り替え、攻撃の構築として、そういう考え方は、ぼくは基本的に賛成です。
ただし、難しいんですね、この「リベロ」という役割。
ハジェブスキーは、そうした方法で欧州でそれなりに成功し、磐田でも福西を「リベロ」に選んだけれど、福西は期待には応えられずにハジェブスキーは解任されましたよね。
リベロは冷静な判断力、戦術眼、高いパス能力、そしてチーム全体の統率力など多くの資質を必要とするだけに、できる選手は限られます。
が、うまくハマった時はチームの質がかなり高まります。
青木がどこまでになるか、もうしばらく注視してみたいです。

>(山瀬や松井がそう思ってるかどうかは謎ですが)

どうでしょうね。
青木や阿部の持ち味の出し方、石川や根本や大久保の持ち味の出し方、チームとしてのイメージ、そうしたものの未熟さ、引き出しの少なさ。
松井のような選手は、もう少し違ったイメージも持っているでしょう。
そして「そういう選手」がもうひとりいれば、とも思っているんじゃないかな。
立体的な選手が2人はいないと面白くはならないし、ナイジェリア・ユース組の例えを持ち出すまでもなく、3人いれば全然違ってくる。
まあ、まだ時間がかかりそうですね。
山瀬。
ぼくは彼に期待してますが、本調子になるにはあと半年から1年くらいはかかるでしょう。
前田もね。

>本人の問題もあるでしょうが、チームのイメージが常にそれだとすると、ヤバイ感じです。

そのへんの問題、ぼくは「個人戦術」の部分が非常に大きいと思ってます。
城も久保も中山も、みんな同じ。
何故、サイドに展開した後、ダーっとファーに走るのか。
何故、そのままボールに絡んで行こうとしないのか。
DFが待ち構える所に走ってってクロスを待ってたって、パサーから見えないフリースペースで待ってたって、点なんか取れません。
年少期になんだかダメな指導者に教わっちゃったんだなあ、っていうか、誰かちゃんと教えてやれよっていうか・・・
で、そういうダメなFW像みたいなもんを刷り込まれてないFW的MFの方がよっぽど得点のニオイが漂ちゃったりするわけで。
話は飛ぶけど、FC東京の原監督は、かつてスペインリーグの城の試合を解説してた時に、城の動きについてまさにそこを指摘してたんですね。
あるいは、ワールドカップのトルコ戦での西沢の動きを見たベンゲルもまた「この動きは間違っている」と指摘していました。
中山(オジサンの方の)、高原、柳沢あたりは、そうした動きはちゃんとしてるんだけど、シュートの精度がね・・・
久保はだから、代表に呼ぶべきでしょう。
トルシエには教えられなかっただろうけど、ジーコなら教えられる。
あの能力を眠らせておく手はないと思います。
久保のような選手を目覚めさせられないのなら、ジーコである意味はまったくなくなる。
「点のとれるFW」がいないチームなんて、結局は怖くない。
「黄金の中盤」の82年ブラジルだって、FWがまともならあんなところで負けはしなかったでしょう。
「攻撃での個人戦術と少数のグループ戦術の適正化」、ぼくはそれがなされるのなら、2年間はどんな結果だろうとどんなダサいサッカーだろうと我慢しようと決めたんです。
あ、いつのまにかA代表の話になっちゃったけど。

>ところで誰か問題だって言ったんですか?

誰か言ったっけ?(笑)
でも、そういう組み合わせにすると「ポストプレーが」とか「高さが」とか「組み合わせ的に」とか言いそうじゃないですか。
マスコミとか世間は。
思い込みかな?

>さあ日韓戦が終りました。
>僕は、「素うどんの具待ち」に限界感じましたね。
>まだしっくりこない4バックなのに、組織で韓国は日本の上を行った。
>こんな悲惨な状態で、「攻撃の形を作れ」って・・・

ちょっとヤフーとか見てきたけど、みんな怒ってるね。
まあ、あれじゃねえ。
アレックスはどうにもならん。とてもじゃないけど代表選手に見えない。
鈴木ももう見たくないし、中田浩二ももういい。
名良橋も結局はあんなもんでしょう。
秋田はそのうちJリーグでも若くて速いやつにケチョンケチョンにされる日は遠くないと思うし、楢崎にもゲームメイクの点で言いたいことがある。
小笠原や小野のような選手には相棒が必要だし、稲本はそのタイプじゃない。
コンディションの面でどうだったのか、ちょっとわからないけど今日の稲本なら福西の方が上にすら思える。
後半は、「もうどうでもいいから大久保につけろ」とか「アレックス引っ込めて松井だせ松井」とか叫んでました。
それから、どうやらジーコは小野、中田浩二、遠藤を同じ役割の選手と括っているみたいだけど、そして稲本、福西と組み合わせ、今日の後半では中田浩二と遠藤としてバランスの変化を計ったんだろうけど、そういう単純なタイプ分けには賛成できない。
もっと関係性で見るべきだと思うし、守備と攻撃ってもっと絡みあってるモノ。

トルシエの時もフル代表は最初ひどかったけど、あの頃は明確に世代交代するのが見えていて、はっきりと中堅〜ベテランのふるい落とし、としての試合だった。
南米選手権のような重要性の高い大会でそれをやったことの是非については、論議の余地もあったとは思うけど、ともかく先は見えてた。
今は、どう見ても、別にサッカーがそれほど好きではない人が見ても「4年前に戻っちゃった」という感じが強いと思う。
ぼくとしては、ジーコには上にも書いた「個人戦術」や「少数のグループ戦術」の面でもう少しやって行ってもらいたいことがあるんですが、以外にもたないかもしれませんね。
でも、それならそれで協会も巻き添えにしてもらいたいっていうか・・・
で、もうちょっと引っ張った方がいいかな、とか・・・

Re:U-22 NZ戦に思ったこと
 anybodydo  - 03/6/1(日) 16:57 -

引用なし
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   ▼gliderさん:

面白くなってきました。もっと、聞きたいですねぇ。
新たにツリー立てるのは誰かに任せましょう。

僕はこの「バラバラ状態」、我慢ならないんですよ。
2006に出て結果残したいなら、その目標に突き進まんかい、って。
そこからプランが完成し、それがブレイクダウンされてU-22に降りてなきゃおかしいでしょう、って。

>リベロは冷静な判断力、戦術眼、高いパス能力、
>そしてチーム全体の統率力など多くの資質を必要とするだけに、
>できる選手は限られます。
僕は宮本を推しますよ。でも、A代表でのDF、どうなってます?
ただ一人、ワールドクラスの「頭」の領域に入った彼は、
軸どころか控え。秋田、松田、森岡、次に入るかどうかってくらい。
青木が頭角を顕わしたところで、A代表には明らかに別の基準がある。
U-22は別物?
その反省からシドニー戦略は始まったんじゃ?

>「攻撃での個人戦術と少数のグループ戦術の適正化」、ぼくはそれがなされるのなら、
>2年間はどんな結果だろうとどんなダサいサッカーだろうと我慢しようと決めたんです。
その結論を出すのはまだ早いでしょうか。
僕は、ジーコが思い描く像は、上とは少し違うし、これは上手く行かないんじゃないか、
と思い始めていますが。
選手の自主性。最後までピッチにいたアレックス。
「アレックスのイメージに合わせろ」
暗黙のうちにこう言ってんじゃないんでしょうか。
ジーコの方法論は、口当たりは良いけれど、日本を強くしない。

昨日の試合の守備陣、もう悲惨なくらい消耗し切っていました。
リスク承知でチャレンジし、オフサイドを十数回取った韓国に対し、
日本は何回?シュート数と同じくらいじゃなかったでしょうか。
前半は良かった、と各紙は報じていますが、体力的に前半しか持たなかっただけの話。
2000年、ソウルでの日韓戦の逆ですよ。
遥かに先鋭的なシステムで襲いかかる韓国。

ジーコのやり方だと攻守の切替は必然的に遅くなる。
ところが、攻撃陣にはWC時のイメージが残っている。
自分にボールが入っても、攻めの人数は足らず、
上がってきた時には相手は鉄壁の布陣。
結局、チャンスを作れるのはカウンターだけ。
攻撃的、って掲げても、やれるのはそれだけ。

パスを受ける。すぐさま敵の物凄いプレス。
それに耐え、前向いたり、上がりの時間を稼ぐ。
そういう能力しか伸びないんじゃないですか。
あと根性と体力かな。

>でも、そういう組み合わせにすると「ポストプレーが」とか「高さが」とか
>「組み合わせ的に」とか言いそうじゃないですか。
ああなるほど(笑)。

>でも、それならそれで協会も巻き添えにしてもらいたいっていうか・・・
まともな理屈で言えば任命者の責任が一番重い。
でも主君に代わって腹を切れ、っつーのが日本の常識ですよね・・・

Re:U-22 NZ戦に思ったこと
 glider  - 03/6/1(日) 21:01 -

引用なし
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   ▼anybodydoさん:

>僕はこの「バラバラ状態」、我慢ならないんですよ。
>2006に出て結果残したいなら、その目標に突き進まんかい、って。
>そこからプランが完成し、それがブレイクダウンされてU-22に降りてなきゃおかしいでしょう、って。

アジアカップ、五輪。
ぼくはそこをひとつの折り返し点、転換期、と捉えます。
このやり方でどうだったのか、どうなのか。
山本は、ジーコは、強化委員会は、協会は、どうなのか。
きちんと考えた上でなのか、ということも含め、「方針」はあるのかないのか、ともかくこうなっている。
過去4年との継続性を断って、こうした。
大方の人は、そのことのデメリットを理解し、批判している。

何度も書いてきたように、ぼくの考え方の基本線はこうです。
ーーーいずれにせよ、あの時点であと4年、トルシエのやり方で行くことはあり得なかった。実際的にだけでなく、それは無意味、あり得ない、良くもない。ああいったやり方でドーピングされ、実質以上のモノになっていることを続けるのは健康的とは言えない。海外組が増えている現状からも、継続性からも。
だから、一度素に戻るのはアリだし、この4年の後では、必要なことだったかもしれない。
もう少し穏やかな形で積み重ねて行くという方法論もあったとは思うが、ワールドカップの本番において限界が見えてしまった以上、ドラスティックに変える(例え後戻りするのであっても)、一度破壊するのは今後を長いスパンで考えれば有意義であるとも言える。
ジーコを監督とは捉えず(監督だけど:笑)オフェンス・コーチとして捉えれば、実際の試合はともかくトレーニングにおいて、その個人指導において、あきらかに不足している個人戦術指導において有用なのは柳沢のプロデヴュー以来の動きの質の高まりを見れば明白だろう。さらに言えば、何らの全体戦術についてのディテイルを持たぬジーコであれば、そうした素養を持つ選手達(例えば小野、中田ヒデ、小笠原のような)による『目標とすべきサッカー』の発露も二重の意味で明確にすることができるかもしれないし、そうした面での頭脳トレーニングにもなるだろう。
当然、サッカーの質の低下はまぬがれないだろうし、一時的にはまったく勝てなくもなるだろう。
しかし、そうしたことが我々ファンも含め日本サッカー全体にもたらすであろうこと、何をどう求めて行くのか、どうあるべきなのか(体質も含め)、といったような議論、考察は、そろそろ思春期を脱するべき今にあっては、それをするのはまったく良い時期、機会だとも思えるーーー

・・・で、ぼくはその期間を2年とします。
次回への対応時間は必要だし、何にせよ「継続して出ること」は最重要だとも思うので。
だから最悪なのは、すべてが中途半端になってしまうこと。
で、今のこの状況、大雑把に言えばほぼ満足です。
2年間で、限界突破のための萌芽がありさえすればそれで良い。
ジーコにやって行って欲しいのはそこだけです。
それで勝てるほど世界は甘くないだろうし、そこでの認識の変化、成熟、それが望みのすべてです。
フル代表、五輪代表とも、だからどこかでボコボコにされることも望みます。

>僕は宮本を推しますよ。でも、A代表でのDF、どうなってます?

ぼくは宮本をそれほどは買えません。
Jリーグを見る限り。
適正から言っても、技術、フィジカル能力から言ってもちょっと厳しいと思う。
青木は、まだあまりにも未知数。
ただし、良いDFを持ってきた、はい上手く行きました、なんてことが起こるポジションではないだけに、やって行ってみるしかない。

>パスを受ける。すぐさま敵の物凄いプレス。
>それに耐え、前向いたり、上がりの時間を稼ぐ。
>そういう能力しか伸びないんじゃないですか。
>あと根性と体力かな。

ソウルの韓国戦後の小笠原のインタヴューを読みました。
選手達はもう、だいぶ自分達で考えてやっているみたいですよ。
いずれにしろ、試練の時はしばらく続く。

>でも主君に代わって腹を切れ、っつーのが日本の常識ですよね・・・

主君の首を要求しましょう。
ガンガン。
それができなきゃ・・・

居酒屋でのああだこうだ的
 Dai WEB  - 03/6/3(火) 0:00 -

引用なし
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   ひとつだけ。山本監督は「脱プレッシングサッカー」ということは言ってないのですよ(笑)基本コンセプトは日本サッカー協会のテクニカルレポートの中にある日本代表の方針に沿っているように思います。というよりは、世界で常識になっている狙いと同じでしょうね。

それであれかいって言われちゃうと、何にも言えませんが(笑)まあ、サミアにしても湘南でできなかったわけで、方法論を知っているだけじゃ、駄目だってことでしょうね。

何か肝心になる部分があって、そこが戦術家とそうでない人の違いというか。それが何だかはわからないでしょうし、仮にわかったとしても、なかなかできないんでしょうけどね。

トルシエのやり方の場合、そのキーワードになるのはやっぱり「規律」かなって。厳しいまでに徹底的に妥協せずに、1mm単位までの正確性を常に要求する。まずは、システムに人が合わせる。絶対に乱れてはいけない。導入時に自由は許されない。まずはそれを徹底してやる。徹底して。そういうものができる人じゃないと、トルシエ流のプレッシングシステムはチームに浸透させられないのではないかと。

初めから柔軟にやろうとして、温和にやってちゃ駄目なんだなって。特に「組織的サッカー」ってのものは。だから、嫌われるぐらいの監督じゃないと駄目かも(笑)本当に戦術には厳しい人で。

例えばフラット3。山本監督のそれは、トルシエのものに比べると、しっかりと引いて守る場面がはっきりしていて、ラインによる駆け引きがまだ弱い。細かなラインコントロールからなる徹底したプッシュアップができていない。上げ下げの努力は見られるがやはり落ち着いてどっしりと守る方に切り替えてしまう傾向にある。それはやはり山本監督の戦術に対する「優しさ」がそうさせてしまうのではないかと。トルシエならば「あと5メートル上げられるぞ。この臆病者。」って常に言うはず。もちろんそこまでしなくても守れるわけだから、トルシエがやりすぎななのかもしれないけど、事実、コンパクトフィールドやフィールドポゼッション(相手陣内でどれだけサッカーができているか)はトルシエのチームにあったし、山本監督のチームは、まだ、コンパクトにした状態で相手陣内でサッカーができている時間が完全ではない。(ジーコジャパンやレッズよりは良いけど。)

また、トルシエだけではなく、日本には「ジュビロ磐田」という良いお手本のチームがあるので、もっとその面も見た方が良いと思う。彼らは日本人の日本人による日本人のためのチームを作ったし、そのサッカーが今、日本で一番面白くて強いサッカーなのは間違いないわけで。ジュビロ磐田のエッセンスはぜひとも代表に生かして欲しい。山本監督にも(笑)(でも、名波がいるか、いないかでやっぱチームのスケールが違っちゃったりするけど。多分、伸二とかでも、まだ名波の代わりにはならないと思うし。そのぐらい名波ってすごい。五輪のオーバーエイジに名波を呼ぶって選択肢も面白いと思うぐらい。)

正直、ジュビロみたいなチームの雰囲気、チーム作りってのが、日本には合ってると思うし、トルシエ流よりも、さらに上手くいくんじゃないかと思ったり、思わなかったり。

ただ、ジュビロの選手達は、「トルシエ」を経験してから、あのN-BOXへの流れに入って、そこから劇的に強くなったので、逆に考えれば、トルシエを経験した今の代表ならば、ジュビロ流でやることで、かなり強いチームになるのではないかと。つまり、流動的なサッカーをシステマティックにやるということがかなりすんなりと出来る可能性があると。

そう考えると今の五輪代表に足りないのは、やっぱ「トルシエ」だという結論になる(笑)

そして、ジーコジャパンに足りないのは「チーム戦術」。ジーコはもっとチーム戦術を整備していけばもっと良いサッカーができるようになると思う。ジュビロのパクリでも何でも良いので。

まあ、ジーコは「個人技術」から着手しているけれども、トルシエも「個人戦術」から着手したし、ウェーブの動きや、ファーストタッチを前に押し出すなんてことを徹底して練習でやったから、そういう面では、どっちにしろ個人のレベルアップを代表でやっていくことはできないわけではないなと。柳沢も、ジーコというよりは、トルシエが教えてから動き方が上手くなったという見方もできるし。それにジーコが教えてくれてるのに、相変わらずシュート下手だし(笑)

ワールドカップまで、2年あれば、何とかなるとは思うけど。

どうしてもA代表が駄目になったら、トルシエ呼べば2ヶ月で何とかなるかな(笑)

まあ、何はともあれ、山本五輪代表はかなり応援しているので(巷の酷評が悔しいってのもある)ぜひともアテネでの好成績を期待、そしてA代表に選手が入っていって欲しい。

Re:U-22 NZ戦に思ったこと
 anybodydo  - 03/6/3(火) 0:18 -

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   ▼gliderさん:

>何度も書いてきたように、ぼくの考え方の基本線はこうです。
何度もすいません(笑)。

目的は手段を純化する。純化されない手段なんて、下の下です。
ジーコが、
>実際の試合はともかくトレーニングにおいて、その個人指導において、
>あきらかに不足している個人戦術指導において有用
ってのも(その他も)望み通りにならなかった人生を、無理矢理納得しているようで、イヤです。
不純です。

「WC常連国、そして中堅国ともいうべき実力を身につける。」
それこそが今後の目標。それから考えれば、手段はくっきりと鮮明に浮かんでくる。
選手達に、高いレベルでプレーさせること。
一人でも多くの選手に、そういう環境で出来るチャンスを与えること。
>ああいったやり方でドーピングされ、
>実質以上のモノになっていることを続けるのは健康的とは言えない。
でもいい。

>一度素に戻るのはアリだし、この4年の後では、必要なことだったかもしれない。
僕は立ち止まる必要は全く無いと思う。
こんなチャンス、もう無いかもしれない。
乗れ乗れ、乗ってしまえ。同じ列車は、もう来ないかもしれない。
5/31の韓国は、まさに、まさにその勢いのまま、一気に高いレベルに這い上がろうとしている。
韓国が世界屈指のチームなんて、韓国人以外は思っていない。
でも、彼らは駻馬に乗ったまま、しがみついて離そうとしない。

このサッカーで世界を制する、本気でそう思ってやっている。
後から来るメンバーも、WCで狂奔した駻馬に、知らず知らず飛び乗ってる。
「こいつは気性が荒いし、まだ乗るのは早かったな」
って降りちまえば、もう同じ馬には乗れないかもしれない。
WCでの遺産、使えるだけ使っちまえばいい。
日本はWC3位のチームに負けた、ってだけで、
凄い快挙をやり遂げた、そういうチームだ、ってことを何故か忘れてる。
足りないトコロもそりゃあるでしょう。
それを補うために今の財産ドブに捨てるなんて、馬鹿げてる。

こんなのは水掛論だってのは解ってますが。
自分が正しいとも思いませんし。
ただ、もったいない。僕は根っからの悪徳商売人だから。
腐っても鯛。誰かに掴まして、ふんだくってやりたい(笑)。

グラさんの主張も解ってるつもりですよ。ずーっと読んでたから。
その上で聞きたかったんですけど、回りくどかったですね。

ジーコ体制での疑問点は3つ。
一つ。今でも日本の最も弱い部分のDF。
>名良橋も結局はあんなもんでしょう。
>秋田はそのうちJリーグでも若くて速いやつにケチョンケチョンにされる日は遠くないと思う
こういうセレクションを下手すりゃ4年間やられて、その間無視される将来のあるDFは?
鹿島で干されてる金古や羽田、古賀、宮本は?

二つ。ジーコのセレクションでは、良いサッカーを一部の選手が指向しても、
そういうことが出来る選手を配してくれないと、なんともしようがない。
>小笠原や小野のような選手には相棒が必要だし、稲本はそのタイプじゃない。
これじゃ、
>そうした素養を持つ選手達(例えば小野、中田ヒデ、小笠原のような)による
>『目標とすべきサッカー』の発露も二重の意味で明確にすることができるかもしれないし、
>そうした面での頭脳トレーニングにもなるだろう。
どころの話ではないのでは?

三つ。ジーコのアプローチは、トルシエと全く逆の「和」を大事にしたやり方。
(ジーコが選ばれた最大の理由はそれだ、と思ってますが)
日本人の自己主張を促すため、トルシエは徹底的に衝突した。
逆にジーコは選手を認め尊重する、という手法を採っている。
それは良い結果をもたらすのか。
なにより、ジーコの真意、底意、見えてませんか?

Re:U-22 NZ戦に思ったこと
 glider  - 03/6/3(火) 3:45 -

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   ▼anybodydoさん:

>何度もすいません(笑)。

いえいえ(笑)

>目的は手段を純化する。純化されない手段なんて、下の下です。
>ジーコが、
>>実際の試合はともかくトレーニングにおいて、その個人指導において、
>>あきらかに不足している個人戦術指導において有用
>ってのも(その他も)望み通りにならなかった人生を、無理矢理納得しているようで、イヤです。
>不純です。

このへんはワールドカップでの試合の解釈の違いもあるでしょうね。
ぼくはワールドカップ見てて、「ああ、やっぱりこんなもんなんだな」とはっきり思いました。
「このままじゃこれ以上は望めない」と。
だから、ぼくにとっては「望み通りにならなかった人生を無理矢理納得」ではないんです。
トルシエは、監督として最大限できる限りのことをやったと思うし、それなりに良いチームを作ったと思うし、よくまとめたと思う。
でも、選手ひとりひとりのイザって時の動きの質、攻撃でも守備でも、2、3人のグループ戦術、個人戦術、そうした「全体戦術」には区分されない戦術的技術の差、そうしたものの強豪チームの選手との差はいかんともしがたいものがあった。
だから、そうした選手達のチームにオートマティスムや優れた全体戦術でそうした技術の不足をカバーさせ、ひとつの目的達成に邁進する方法は、やっぱり「自国開催」とともに終わりで良かったと思う。
また同じ例えを繰り返しちゃうけど、たいしたことない麺に秘伝のスープを絡ませても「ほんとうにおいしい」にはならないですよ。
やっぱり麺もスープも良くないとね。
だから、ここで一度、この区切りで一度、麺自体の味をよくよく検証し、鍛え直すってのはどうしても必要な作業だろうとぼくは思いますね。
スープの方はとりあえず置いといても。

問題は、その「麺」たる選手の起用。
秋田や名良橋のような選手をいつまでも使ってたって、伸びしろなんかないでしょ、ってのはよくわかる。
Jで好調な選手を使うってのならDFなら鈴木を呼ぶべきだし、坪井も使うべき。
ぼくはそう思う。
ジーコはそう思わない。
結局、それだけのこと。
坪井が試合の出るのなら、ジーコの眼から見ても明確に秋田を越えないといけない。
Jリーグで、代表トレーニングで。
国際試合に出て経験積む方が絶対に良いし、だから早くだせよ、とぼくは思うけど、ジーコにはジーコの「その時」があるのでしょう。
でもそれも結果次第。
この前のような試合が続けば、起用も変えて行かないとならない。
プロスポーツである以上、人気商売でもあるわけだしね。
そういう意味でも、ぼくは「大雑把に言って満足」なんですよ、こないだの結果。

よくよく見てれば、あきらかなことはいっぱいあるでしょ。
秋田、森岡の「鈍足コンビ」じゃどうにもならなかった。
中田浩二もヒドかったし、名良橋、服部だって限界は見え見え。
中山、鈴木じゃ得点が入る気がしないし、小笠原は良くやってたと思うけど、アレックス、中田浩二じゃ話が通じてない。
同じチームの名良橋さえ小笠原のやろうとしていることとかみあってない始末で、結局、あの日の選手達じゃジーコが思い描くサッカーなんぞできるわけない。
ほら。
まあ秋田や名良橋のような選手が今の代表にふさわしいのかってことはともかく、「代表クラス」の選手の「素」の姿、どんどんはっきりして行くでしょ?何が足りてないのかってことも。
じゃあ今度は海外組を入れたらどうだ、ってやって行く。
そうしてひとつひとつ検証して行く。

もう数試合もやれば、ジーコだっていろいろ変えるでしょう。
変えざるを得なくなるでしょう。
中田ヒデや小野はいつもいつもは合流できないし。
そうしてその間、トレーニングも積み重ねられて行く。
本当に「ワールドカップ・モード」でチームを作るのは、アジアカップ後からで充分とぼくは思ってます。

>ジーコ体制での疑問点は3つ。
>一つ。今でも日本の最も弱い部分のDF。

>こういうセレクションを下手すりゃ4年間やられて、その間無視される将来のあるDFは?
>鹿島で干されてる金古や羽田、古賀、宮本は?

こういうセレクションが4年も続くとは、まったく思ってません。
それでもつわけないし。
金古は見てないのでわからないけれど、羽田は全然伸びてない。今のとこ期待はずれです。
U-22にも選ばれてないし、仕方ないでしょう。
宮本は、ぼくは買ってないけど、召集はされてるから、出る機会もあるかもしれません。
坪井もしかり。
秋田はもう悪いけど風前の灯火だと思うので。

>二つ。ジーコのセレクションでは、良いサッカーを一部の選手が指向しても、
>そういうことが出来る選手を配してくれないと、なんともしようがない。

上に同じ。
それと、ソウルでの韓国戦の後の小笠原のインタヴューを読みました。
いわく「韓国は前から激しくプレッシャーをかけて来るだろうから、対角線に長めのボールを入れようということになっていたけど、韓国はそれほどでもなかった。だから試合中に福西には『もうちょっと落ち着いてパスを回そう、組み立てよう』と言ったんだけど、なかなかそうならなくて。全員のそばに行って言うわけにもいかないし(笑)。だからそういう意図を伝えようと思って真ん中で少しキープしたんです。」
だいたいこんな話でした。
例えば中田ヒデが不在で、小笠原と小野はいるとか、中村が出られなくて中田ヒデと小笠原と小野がいるとか、そういう時もあるでしょう。
中田ヒデと小野が一緒に出る機会は多いだろうし、ぼくはそのへんは心配してません。
2人いればかなり立体的にやれる余地は出てくるし、3人いれば全然違う。

>三つ。ジーコのアプローチは、トルシエと全く逆の「和」を大事にしたやり方。
>(ジーコが選ばれた最大の理由はそれだ、と思ってますが)
>日本人の自己主張を促すため、トルシエは徹底的に衝突した。
>逆にジーコは選手を認め尊重する、という手法を採っている。

そのかわりジーコはトルシエのように「信号機」を設置して「走りやすく」はしてくれない。
だから選手は自分達で考えなければなりません。
こないだの韓国戦でもDFラインに変化がありました。
相手ボールの時に、いつもではないけど「オフサイドライン」を使うようにもなっている。
小笠原のように、「ジーコが立てた作戦」を状況によって自分の意志で変えようとするのも当たり前になってくるでしょう。
そう、そういうこと、実は「当たり前のこと」なんですね。
「反撥心」を利用したトルシエ、自分達で考えてやらざるを得なくしているジーコ。
方法論の違いってだけでしょう。

ともあれですね、しばらくは「暗黒の時代」ですよ、たぶん。
でも、朝のこない夜はないんです。
より高くジャンプするためには低く屈まなければならないんです。
苦境を無理矢理納得しようとしてるんじゃないですよ。
ぼくは、こういうの望んでもいましたから。
すべてはすべての適性化のために。
「日本のサッカー」が、しっかりした基準ももてず、たったひとりの代表監督であっちへウロウロこっちへウロウロしてしまうような脆弱なものでなくなるために。

まあ、思ったよりももたないかもしれないなあ、とも感じはじめてますが・・・

Re:U-22 NZ戦に思ったこと
 anybodydo  - 03/6/3(火) 22:47 -

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   ▼gliderさん:

・・・で終わり勝ちになっておりますな(笑)。

まあ長い間付き合ってくれてありがとうございました。
(おっとダイちゃんへのレスはまだですな)
1年ぶりくらいにのめり込んでしまいました。楽しかった。
全国に点在するグラさんファンにも満足頂けたのではないでせうか。
>望み通りにならなかった人生を無理矢理納得
したいのは実は僕自身なんですよね。

だって、ねえ。
不満たらたらの現状に文句言いまくりながらも、代表戦が近付くと、
「水曜日6時で帰るためには、今日中にやらなきゃなんないぞ、これは・・・」
なんて働いてる自分。
なんとか理屈つけてくれー、って。

WCで見えた限界。
僕は、その下の世代が、2002を目の前にした子らが、
今のスタンダードを進化させていってくれる、と思ってました。
「なんだぁ松田、あそこでフリーにするバカいねーよ」
「ちょっと寄せられたくらいで倒れてんじゃねーよ、ヤナギ」
なんて言いながら。
啓太や大久保に代表される、プロ化以降に中高生を過ごした選手達に、
その予兆を感じるんですよねぇ。
(我々は中高年の入口を過ごしましたが)

大したことない麺達でも、WCバブルでもいいから海外行けば、
そのエッセンスがちょいとずつ帰ってくるでしょ?
なんで通用しなかったのか、何が不足していたか。
何をしなきゃいけない、って思ったか。
そういう選手(みんな帰ってきたら悲しいけど)が実際に周りにいて、
実体験を共有できれば、感じ方も違うでしょう?
そういうクラブレベルでの「麺の自己鍛錬」も効果あんじゃねーかー、って。
そもそも、それの総和が、代表なんじゃないのかー、って。

でもそろそろ私も大人になりましょう。
「夜明け」のみ待ちます。
(全然子どもじゃん)

Re:居酒屋でのああだこうだ的
 glider  - 03/6/6(金) 2:39 -

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   ▼Daiさん:

>山本監督は「脱プレッシングサッカー」ということは言ってないのですよ

あれ?そうですか。
何かそんなこと言ってたような気がしたけど勘違いか・・・

>世界で常識になっている狙いと同じでしょうね。

コンパクトフィールド、ポゼッション・フットボール、速い攻守切り替え、少ない手数でシュートまで至ること、そんなことでしょうか?
山本監督は、ワールドカップに至るまでの経験、ワールドカップでの経験、ワールドカップでの他のチームの戦いぶり、いろいろ細かいデータも持っていることでしょう。
さらには、トルシエのチームで得た経験、トルシエのやり方の中で持った不満、というか「自分ならこうする」というもの、「もっと柔軟にやらなくては」というようなこと、例えばラインコントロールなら、あげるべき時には上げる、上げられない時にまで上げようとすると危険だ、というようなこと、そうしたことを踏まえてデータとも照らし合わせ、自分の理想を持ってチーム作りをしているのでしょう。

山本さんは2002年大会の中での、得点に至ったケースでの攻撃開始位置について「約80パーセントはミドル及びディフェンシヴな位置からスタートしている」とも分析しています。
そうしたことも関係があるかもしれない。
つまり「徹底的なプッシュアップ」はやろうとしていないかもしれないし、フィールドポゼッションの重視もしていないかもしれない。
そして、「かもしれない」というよりは、ぼくにはそうであるように見えます。
守備の方法、プレッシングの方法も、そういう意味で「折衷的」に見える。
そうしたことも「脱・プレッシングサッカー」と思わせた部分です。

>ただ、ジュビロの選手達は、「トルシエ」を経験してから、あのN-BOXへの流れに入って、そこから劇的に強くなったので

「トルシエを経験」というより「世界の強豪との対戦を経験」し、そのレベルを意識し、クラブチームとして「世界」(クラブチーム世界選手権の話もあったしね)を意識したことでジュビロはJリーグから1歩抜きん出たように思います。
ムービング・フットボール、動いてもらう、出したら即動く、というような約束、そうしたことをジュビロは実現できた。
「サッカーのスピード」を強く意識していたのだと思います。

>トルシエも「個人戦術」から着手したし、ウェーブの動きや、ファーストタッチを前に押し出すなんてことを徹底して練習でやった

「トルシエの代表トレーニング」のレポートを見ると、「ボールをフリーでもらうための動き」は1/2のフィールドで自由なイメージでパス回しをしつつ前進する練習などの途中で、トルシエによって教えられていますね。
ただし、そういうことは「個人戦術から着手した」というには少し弱いし、チーム全体の攻撃イメージを構築する中で、チーム全体のボールの流れを作る中で、稀にトルシエによってストップがかけられ、「そこでウェーブを使え」「そうじゃない、こう動くんだ」等の指導はあっただろうとは思うけど、「個人戦術も代表によって磨かれた」とまでは行かないと思う。
特に「チームとしてのボールの流れ」とはそれほど関係がないボックス内でのFWの動きなどは、別にさほど教えていないでしょう。
さらには、試合の中での普通にクロスからシュート、あるいはサイド攻撃からの崩しのような場合の具体的なFWのポジショニングとそのタイミング等は代表選手もJリーグでの動きと変わらなかった。
そうしたことやはりDF出身のトルシエに得意なことではなかっただろうと思います。
本来、代表でやらなきゃいけないことか?とも思いますし、トルシエのような作り方で代表チームを作る場合、そこまでやる時間はないとも思うし。
だから、Jで好調だった当時の森島と西沢のコンビを起用してたりするわけだし。
ということで

>柳沢も、ジーコというよりは、トルシエが教えてから動き方が上手くなったという見方もできるし。

ということはないと思う。

>それにジーコが教えてくれてるのに、相変わらずシュート下手だし(笑)

ボックス内での落ち着き、つまりメンタルの問題が大きいんでしょう。
「もっと落ち着いて打て」といくらジーコが言ってもね・・・

>どうしてもA代表が駄目になったら、トルシエ呼べば2ヶ月で何とかなるかな(笑)

トルシエも、有力リーグとか良いクラブチームとかに就職できないのなら、やりたいかもしれませんね。
自分が眼をかけて、育てた部分もある「ナイジェリア・ユース組」が成長して柱になる代表チームだしね。
ぼくは別にトルシエじゃなくて良いんだけど、トルシエ再就任ってことは完全に「協会再編」少なくともサブロー解任ってことなわけだから、それもいいかな?(笑)
個人的にはバルカン路線を希望してますが。
もちろん協会再編は当然で。
で、そうなると協会の懐刀の山本さんのチームも、そういう視点で見ちゃうわけです。
もちろん大久保、石川、松井、鈴木啓太、山瀬、阿部、青木あたりには期待してます。
特に啓太には・・・

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