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フランス戦&コロンビア戦 anybodydo 03/6/22(日) 11:46

   Re:一喜三憂 glider 03/6/30(月) 12:41
   Re:一喜三憂 raam 03/7/2(水) 13:19
   Re:一喜三憂 glider 03/7/4(金) 6:42

Re:一喜三憂
 glider  - 03/6/30(月) 12:41 -

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   ▼anybodydoさん:

>そういう意味じゃ「ジーコという選択」の是非は、「ジーコ戦術」の是非とは別問題。
>そこがちょっと混同されてしまっている、とは思いますね。
>違う道を採ってるのに、別の選択肢との乖離を論ずるのはジーコにとっては理不尽でしょうから。

結局、前とは視点をまったく変えて見ないとダメだと思うんですよね。
そうしないとジーコがどういうチームを作ろうとしているのかも本当にはわからない。
だから「戦術がない」なんて話になっちゃうわけで。
トルコはワールドカップから、着実に積み上げてチームを強化してきている。
ただし、ワールドカップの時点でもトルコにあって日本にはなかったものはあきらかでした。
今、ヒデの発言を見ればそのことが次々にあきらかになっていると思います。
「(自分の判断でやるということが)できないと日本がもっと上を目指すことはできない」「声が出ていない。もっと要求しあわないとダメ」「行くべき時にもっと積極的に行けないと」「個人個人のスキルアップがこのチームには必要だ」etc.
こうしたことがはっきりと見えたこと、こういう声が出てきたこと、そのことを改善して行こうという意志を持てることになったこと、「ジーコ体制」になった意味はそこにある。
「素」だなんだって言ってたのはそういうことなんで、ぼくとしては願った通りになってきている。
こういうことを「前からわかってたことじゃないか」「トルシエ時代からの積み重ねを捨てなきゃできないことか」という意見はある。
でも「わかってなかった」からこういう声が出てきたんだと思うし、これまでのやり方でそうなった(あるいは改善できなかった)以上、一度は捨ててみなきゃならなかったんだとぼくは思います。

「ジーコの戦術がダメ」とはぼくは思わなくなりました。
細かい守備戦術なんかない。でも徹底した「ボールポゼッションのフットボール」という「戦術」はある。
そのための選手構成、意識づけも示している。ポジションチェンジとそのカヴァーリングの意識づけも指導している。
ともあれ、思考が「攻撃から」入っている。
「コレクティヴ」ということと、「監督が」ひとりひとりの動きを細かく約束づけるのは必ずしもイコールでは結ばれないでしょう。

テレ・サンターナが作った82年大会のブラジル代表、あれは4-4-2という選手の登録構成だけれど、プレイエリアで見れば2-7-1みたいなもの。
前後の人数不足を状況によってそれぞれが入れ替わりつつ補う、というチームです。
どこまでそこに近づけるのか、ジーコがどこまでチャレンジできる状況になるか、日本の選手達がどこまで固定観念を破って行けるのか、ひとつの「バランス」を壊し、より高い次の「バランス」を構築できるのか、ぼくはもう少しこのチームが見たくなりました。

Re:一喜三憂
 raam  - 03/7/2(水) 13:19 -

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   こんにちは、raamです。

博識の皆さんの議論についていけなくて、ROMばっかりしてたんですが、
最近gliderさんの意見の中に、82年のブラジル代表の事が出てきていたので、
ジーコの考えるチームを知るためにもと思い、82年スペイン大会のイタリア-ブラジルのDVDを買って見てみました。

まだ1回しか見ていないので何ともいいがたいのですが、とにかくポジションチェンジが激しく、
フォーメーションなんてものがほとんど意味をなさない所に衝撃を感じました。
左SBのジュニオールは時には右サイドでボールを受けていたし、
かなり下がり目の位置にいたソクラテスが、ジーコと長めのスルーパスを繋ぎあって、
まるでワンツーのようにエリア内へ突進していく。
上下左右にフィールドを大きく使っていくのが印象的でした。

これが本当の意味で自由を与えられたサッカーかと、単純に感動してしまいましたが、
その中にもボールを持った選手を追い越すようにフリーの選手が上がっていったり、
バックパスに伴ってすぐに裏に抜けるような動きを見せる選手がいたり、
ミドルを打てる場面のオフザボールの選手の動きとか、
自由の中にある約束事が徹底されているのも感じました。
ただ、守備は恐ろしくて見てられなかったですが・・・。

ジーコが日本代表に本当にこのようなサッカーを見い出しているのか、
日本代表のポテンシャルがそれを実現できるのか私には分からないんですが、
ジーコが選手や我々に対してまだ教えてない事がたくさんあるような気がしました。
それは選手が局面局面の中で培っていくものなのかもしれないですが、やはりどうしても全体のバランスをとろうとするだろうし、そうなればポジションチェンジもある程度の範囲内での話しになってしまう。
間違ってもアレックスが右サイドにまで顔を出す、なんて事にはならないでしょう。
守備の課題が残るにせよ、あれほどの固定概念を打ち破るチャレンジを選手個々に任せても、そういったサッカー文化を経ていない日本人には難しいような気がします。
やはりジーコにそこらへんをきっちり伝授してもらいたいし、そのチャレンジやプランを聞かせて欲しい。

もっとも、ジーコにしてみれば「1年でそんなチャレンジが成功するもんか、ベースはできた。これから徐々に浸透させてやる。」といった構えなのかもしれないですけど。


いずれ日本代表にも基本的に4-4-2だけど、局面によって変化するのでアテにならないとか、
中田、中村は危険だから徹底的にマークしなければならない。ただ、問題はその二人を潰しても日本を破る根本解決にはならない。
なんて日が来るんでしょうかね(笑)

Re:一喜三憂
 glider  - 03/7/4(金) 6:42 -

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   ▼raamさん:

>ジーコの考えるチームを知るためにもと思い、82年スペイン大会のイタリア-ブラジルのDVDを買って見てみました。

DVDがあるんですね。
何にせよ、楽しめたようなので良かったです。

>自由の中にある約束事が徹底されているのも感じました。

サンターナ監督が提示した約束ごとは主に2つだそうです。
ポジションチェンジをしてスペースを作り、そこに必ず走り込むこと。
ポジションチェンジしたら必ず誰かがカバーすること。
後は、一緒にやって行くうちに自然にできて行ったそうです。

>ただ、守備は恐ろしくて見てられなかったですが・・・。

オスカーとルイジーニョは強くて高くて賢いですが、それにしても手薄でしたね(笑)


>間違ってもアレックスが右サイドにまで顔を出す、なんて事にはならないでしょう。
>守備の課題が残るにせよ、あれほどの固定概念を打ち破るチャレンジを選手個々に任せても、そういったサッカー文化を経ていない日本人には難しいような気がします。

ナイジェリア・ワールドユースの時の本山は、逆サイドにもよく顔出してましたよ。
左でドリブルしてたと思ったら、数分後には右にいてスルーパス出してた(笑)
あれ、本山がFWで起用された時に彼と小野ではじめて、トルシエもそれを奨励して、小笠原も加わって、って感じだったようです。
入れ替わった後の心配がなくなると、流れのままどんどんスペースを突いて行けるので、逆サイドでもどこでも自然に行けるんですよね。
そうしてサッカーがダイナミックになる。立体的になる。
そういうサッカーするなら、そういう選手が最低でも3人はいないと、と思います。
つまり、プレイの選択枝が豊富で、視野が広くて、積極的で、工夫のある選手が、です。
セレソン82のように、そんな選手がたくさんの代表になると良いと思います。

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