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▼Daiさん:
>黄金のブラジル代表は確かにボールを大切にするポゼッションフットボールで、非常にゆっくりした流れで、急いでミスをせずに、技術をベースに、相手に触らせないドリブルを織り交ぜつつ、ワンタッチ、ツータッチで回して相手にボールを取らせない。そんなサッカーだったと思います。
そうですね。
>しかし、肝心なところにくると、やはりあのブラジル代表でも、スピードアップをする。特にゴールエリアに近づくと、突然、怒涛のスピードアップをしてくる。これが優れた個人技術と優れたコンビネーションがないとなかなかできないんですよね。
それがね・・・
82ブラジルでは「速い攻撃」は滅多に見れないんですよ。
イタリア戦では、点取った後でさえアナウサーに「後は速い攻撃も見たいですね」なんて言われてる始末で。
もちろんないことはないんだけど、非常に稀です。
基本的に「怒濤のごとくスピードアップしてゴールに迫る」という感じではなく、のらくら回してるうちにとんでもない精度のスルーパスが出てスっと抜け出してきたり、ドリブルで2、3人がかわされて開いたスペースにスルーパス出されたり、それで走り込む選手に釣られるとミドル入れられたり、そんな攻撃です。
6割を越える(たぶん)ボールポゼッションの中で、攻撃のアクセントになってるのが以外とセレーゾで、「こいつらどう見てもMF」のジュニオールとレアンドロに代わって頻繁に両サイドに顔出してる。
おとりの動きなんかもうまくて、ボックスの中を横切り、それでシュートコース作ってる。
どっちかと言えば守備的な役割の人と思われてるみたいだけど、実はけっこうそうでもなくて華麗なボールテクニックと精度の高いキックを持ってます。
クラブでは10番のタイプだったんじゃないでしょうかね。
つまり、4人の10番(ジーコは9番に近いけど)とすぐ中へ入ってきちゃうアレックスといった感じの両SB、FWなんだかMFなんだかよくわからないプレイエリアのドリブラー、FWエデル、ポストプレイしかないけどそのポストプレイもほとんど機能してない下手クソなセルジーニョ、ほとんど攻撃に顔は出さないCBの二人(オスカーはCKでは上がってくるけど)、それにGK、という構成の11人。
よって守備はかなり手薄。
だからイタリアにやられちゃった。
セレーゾのミスパスをロッシにかっさらわれて負けるあたりも日本に似てたりして・・・
んで、どうせなら思いっきりそういうチーム作ってみたらどうだ?とも思うんですね。
中田、中村、小野、小笠原、なんて中盤の4人にアレックスと稲本の両SB、本山と大久保の2トップ、とか楽しいじゃないですか。
ムチャかな?
クリエイティヴィティ重視、キープ力重視っていうならアリじゃないの、なんて思うけど。
どうせなら「特別な選手」だけで構成する代表。
バランスなんてクソくらえ、な代表。
「ボールを持っている限り、守備の組織は必要ない」(byベンゲル)な代表。
今の代表は物足りない。
何が足りないって攻撃精神。
バランスが取れてるっていうのは、相手の守備もそうなるってこと。
それじゃ得点できません。
82年のイタリア。
守備的、って言われるけど、そんなことない。
攻撃に来る時はガーッと人数かけてくる。
ロッシ、グラチアニの2トップにアントニオーニ、コンティのテクニックのある2列目、ムチャクチャな運動量のカブリーニ、それにタルデリあたりがガーッと攻めて来る。
得点の匂いがただよってくる。
もういいです、バランス。
チャンス作れて、あるていど守れて、空中戦もそこそこ、創造性もそこそこ、運動量もそこそこ、スピードもそこそこ、組織もちゃんとしてて。
そういうの、つまんない。
いいじゃん、どうせろくに勝てない空中戦なんか捨てちゃえば。
ヘディングなんか強くないけど、何をしでかすかわからない、「全員抜けば関係ないだろ」なFW。
すぐ前がかりになっちゃうけど、予測できない、有り余る創造力の中盤。
調子に乗らせるとどうしようもないSB。
守備は強くないけど、爆発したら何点取るかわからない、そんな代表になったら楽しいのになあ、なんて思います。
あとさ、ジーコの力でエメルソン帰化させられないかね?(笑?
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