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▼gliderさん:
こんにちは。ひさびさに、こちらでマトモな投稿をさせて頂きます。
>問題はやはり人選だと思います。
>小野が帰ってきて、遠藤と代わればまたちょっと違うチームになるでしょう。
>CBのコンビが代わっても、ちょっとは違う感じになるでしょう。
>基本的に「インプロヴィゼイション・バンド」ですから。
>そうしたやり方自体、ぼくは反対しません。
>当然、時間も多少かかるでしょう。
>大事な選手を多数召集できなかったり、ケガで欠いたりすれば、「別のチーム」を用意するしかないでしょう。
>大筋においてのやり方は決まっていても、「誰が欠けてもチーム力はさほど落ちない」というトルシエ時代と同じようなわけにはいかない。
>でも、選手ひとりひとりの力は際立ちますね。
>それはそれで、ぼくは面白いです。
>ただ、問題は人選。
>たぶんジーコは「うまい選手同士なら、わりとすぐに合うものさ」という多くの「うまい選手」の言葉通りを信じているのでしょう。
>その部分の「目」が駄目ならジーコでは駄目ってことです。
個人的には、グラさんの「素の状態論」(これ命名したの僕ですか、ひょっとして(笑))がかなり腑に落ちてきたな、と思えるコンフェデ三試合でした。ジーコの評価とは完全に切り離しますけど、「素の状態」から立て直してきたというのはひとつの事実ですから。
コロンビア戦、個人的には「ジーコサッカー史上最高の出来」だったと思います。まあジーコサッカー史上だからたいしたこたねーといえばそのとおりなんですが(笑)。
ホルダーに対するアタックとレシーバーに対するチェックがきちんと連動していたり、ライン完全にフラットだったり(笑)、中盤でボールを持ったときのサイドバックの上がりがだいぶタイミングを心得てきてるな、という感じだったり。あれを「選手が話し合ってやったこと」自体は、ジーコの評価と切り離して考えていいと思います。
つまり、「ああなったこと」の原因はほとんど評価しないしジーコの責任を追及する手は緩めないけども、「ああなったこと」自体はそれなりに意味はあったという立場ですね。
特に僕はアレックスの出来がすばらしかったと思います。ずいぶんグラさんには不評のようですが、僕は好きですよ、アレックス。ファーにあんだけ鋭く曲がり落ちるクロス出せるなら、上がるタイミング、中との呼吸さえあえば一点確実。ふせごうったって、来るって分かってたってそうそう防げるもんじゃない。「こねる」癖、つまりボールを保持したときの判断、および守備時の絞り方、体の向き、つまり単純な注意力(笑)に問題はあれど、「サイド攻撃を仕掛ける駒」としてアレックスのサイドバックはアリだと思います。プラマイ換算したら圧倒的にプラスだと。
むろん今後スタメンで固定しろという話ではなし。強豪相手に使える守備じゃない。それでも一点がほしいときに使えるオプションにはなったと思います。
で、選手選考ですが、自分は最初から秋田と宮本を同時に選考するジーコの考えが理解不能でした。あんだけ考えの違う選手を同時にチームに召集しておいて「自由にしろ」もなんもねーだろと。グラさんの「素の状態論」に全面同意できなかったのは、結局秋田の召集があるからです。コロンビア戦のようなサッカーは、秋田が入るだけで簡単に瓦解するもの。選手もみな分かっているようですが監督だけが分かってない。考えてみれば、相手は宮本の代わりに小村を招集したつわものですからね。
今後、素の状態を維持していくためには、ジーコが「仏像」になることに尽きると思います。むろん更迭なら更迭でオッケーですが、川渕が守るだろうから。
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