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3バック、4バック glider 03/7/7(月) 19:27

   Re:3バック、4バック glider 03/8/8(金) 5:47
   Re:3バック、4バック KIND 03/8/8(金) 15:46
   Re:3バック、4バック zukunasi 03/8/9(土) 0:38
   Re:3バック、4バック glider 03/8/9(土) 3:01
   横レス KEANE 03/8/12(火) 10:47

Re:3バック、4バック
 glider  - 03/8/8(金) 5:47 -

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   ▼zukunasiさん:

>待望の山行、楽しまれたようで何よりです。

ありがとうございます。
ちょっと短かったんですが、仕事以外では久しぶりだったので良かったです。

>と言うか、以前からそうだったように思います。

以前からハイボールに対して「強い」とは言い難かったですが、それにしてもこの前のコンフェデの代表よりはずいぶん良かったと思います。
ハイボールの対処という面では、相手の動きとボールの予測、体勢、飛ぶタイミング、腕ひじの使い方や体の入れ方等の競り合いの技術、ジャンプ力、等々といろいろな要素があるでしょうが、やはり身長のことも大きいし、ヘディングが得意であるかどうかも大きいでしょう。
そうした意味で、いくら日本の選手が総体的には空中戦を得意としないとは言え、その中でもやはり選手によっての差は大きくあると思います。
トルシエが最終ラインの3人の選考にもそうした要素は反映させていたのに対し、ジーコは「日本人は空中戦は得意でない」と一括りにしているようですね。
http://www.sanspo.com/soccer/top/st200308/st2003080706.html
あの4人を並べておいてそれはないだろう、とぼくは思いますが・・・
それに回避するたってCKがない試合はないし、相手が「日本のバックラインはハイボールにあまりに弱い」と知ってしまえばそれなりの準備はしてくるだろうし、そうなってしまえば「回避」などできないでしょう。

>バックラインにギュウギュウとプレスを掛けられたら、相当ばたばたするように思うんですが。

そうでしょうね。
守備技術の面では美しいものもある坪井ですが、ボールを持った時の技術、落ち着き、視野等はかなりつたないと思います。
宮本にしろ山田にしろやはり怖いし、秋田や名良橋は言わずもがなですね。

>裏から入るか表から入るか、近道か遠回りか、道のりは違えど、強さを求め合理性を失わなければ、出てくる答えにそう大きな差は無い様に思うのですが、いかがでしょうか。

問題は、いつ気付くか、であったでしょう。
「すでに有る程度顕在化していた」とはいえ、前代表の方向性を続けていたらコンフェデレーションズ・カップ直前の中田英寿のような発言は出ていたかどうか。
また、試合の中で個人として「足りないもの」を実感できていたかどうか。
ぼくは、今のあり方は「トルシエ後」にはどうしても必要な過程であったと思っています。
ただ、以上のことは
>>しかし、ぼくはそこにどこか「小ささ」のようなものをどうにも感じてしまっています。
というのとは、また少し違う話ですが。

>また、現代表にしても、素に戻ってと言いながらも、どこかで組織力や戦術的要素を盛り込まねば、当然頭打ちになるのではないかと思うのです。

そうでしょうね。
と言いつつも、海外に多くの選手が出ていて、そのことにこれからも拍車がかかるであろうこれからの代表では、前代表のようなあり方を望むのは難しいと思います。
「組織力」というのも、個と個のつながりの強化から拡大して行けば必然的に全体組織に発展するわけで、その意味でも「裏から入るか表から入るか」はありますね。

多少なりともまともに「コレクティブ」になったのはオフト以後のここ数年のことであって、そのオフトにしても「ポゼッション・サッカーの基礎」を持ち込んだに過ぎないように思うし、トルシエによってはじめて欧州先端の「戦術サッカー」を学んだという段階。
個のスキル、グループとしてのスキルの指導において、細部の細かな指導が不十分な状態である現状もある中で、JFAの指針はぼくはどこか「借り物」のように映ります。
もしも「コンパクトで、攻守の切り替えが早く、機動力があり、コレクティブである」ということが世界のサッカーの中で「時代遅れ」になったら、コロっと変わるのではないか?
どこかに「流行りを追いかけて」いるような部分がないか?
何か嘆息を禁じ得ないのです。

>全く同感なのですが、僕自身はトルシエのときもそう言う風に見ていました。

いつの時でも、何の競技でも、どんな「戦術」を持っていようと、たいした「戦術」など持っていまいと、「ひとつにまとまったチーム」に勝るものはないですよね。
「監督の仕事」の一番大事な部分は「戦術を教えること」ではなく、人間的な部分においても「チームをまとめること」である、という認識がナゼか日本のサッカーファンやマスコミでは薄いと感じます。

Re:3バック、4バック
 KIND  - 03/8/8(金) 15:46 -

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   こんにちは。大変興味深く拝読させていただいてます。

>>全く同感なのですが、僕自身はトルシエのときもそう言う風に見ていました。
>
>いつの時でも、何の競技でも、どんな「戦術」を持っていようと、たいした「戦術」など持っていまいと、「ひとつにまとまったチーム」に勝るものはないですよね。
>「監督の仕事」の一番大事な部分は「戦術を教えること」ではなく、人間的な部分においても「チームをまとめること」である、という認識がナゼか日本のサッカーファンやマスコミでは薄いと感じます。


確かに。自分もかつては戦術オタクでしたが(笑)、いまにして思えば的外れなことを言っていたのだと思います。

戦術にせよ技術にせよなんにせよ、「ピッチ上に現れるパフォーマンス」というものはチーム作りにおける結果であって、そこから読み取れるものはプロセスの巧拙。だけども、プロセスそのものではない。

チーム作りのプロセスというものは、観客が90分見るもの「以外」の部分に多く費やされる。クラブチームにおいては毎日の練習の中に、練習後の過ごし方に。なれば、監督に求められるものはレベルの高い戦術や技術論では必ずしもなく、それを浸透させること、つまり「チームとしてどれほど纏められるか」というモチベーティングの面が非常に大きいことは自明ですね。


我がサンフレッチェは今たいへん苦しんでいますが、僕が小野監督に任せても大丈夫だと思ったのは、監督の意識付けの上手さです。

何度か練習を見に行きましたが、小野監督は練習前に必ずその意義を説明する。求められる態度を説明する。この練習が試合中のどこで生きるのかを説明する。その上でセッションに入る。少しでも怠慢な動きを見せたり、指示とは違う動きをする選手が居るとスグにとめて注意する。「キュッと動け!ダラっと動くのはやめろ!もっと考えろ!」という甲高い罵声を飛ばす。

こうすることで、選手は練習の意義も分かりますし、本番で自分がどのような動きをすればいいかというピクチャーが浮かぶわけですね。


まあ、サンフレ自体は苦しんでいますが、少なくとも選手の間で小野監督に対する信頼は揺らいでいないと思います。むしろ、広島の課題は「監督の指示通りやりすぎる」ことですから。

Re:3バック、4バック
 zukunasi WEB  - 03/8/9(土) 0:38 -

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   ▼KINDさん:

こんばんは、お久しぶりです、お元気ですか?
僕へのレスでは有りませんでしょうが、ちょっと感じたことが有って、レスさせていただきます。

>戦術にせよ技術にせよなんにせよ、「ピッチ上に現れるパフォーマンス」というものはチーム作りにおける結果であって、そこから読み取れるものはプロセスの巧拙。だけども、プロセスそのものではない。
>チーム作りのプロセスというものは、観客が90分見るもの「以外」の部分に多く費やされる。クラブチームにおいては毎日の練習の中に、練習後の過ごし方に。なれば、監督に求められるものはレベルの高い戦術や技術論では必ずしもなく、それを浸透させること、つまり「チームとしてどれほど纏められるか」というモチベーティングの面が非常に大きいことは自明ですね。

仰せの通りですね。

>我がサンフレッチェは今たいへん苦しんでいますが、僕が小野監督に任せても大丈夫だと思ったのは、監督の意識付けの上手さです。
>何度か練習を見に行きましたが、小野監督は練習前に必ずその意義を説明する。求められる態度を説明する。この練習が試合中のどこで生きるのかを説明する。その上でセッションに入る。少しでも怠慢な動きを見せたり、指示とは違う動きをする選手が居るとスグにとめて注意する。「キュッと動け!ダラっと動くのはやめろ!もっと考えろ!」という甲高い罵声を飛ばす。
>こうすることで、選手は練習の意義も分かりますし、本番で自分がどのような動きをすればいいかというピクチャーが浮かぶわけですね。

僕は、小野監督のこともサンフレッチェのことも、あまり良く知らないのですが、良い監督さんのようですね。

>まあ、サンフレ自体は苦しんでいますが、少なくとも選手の間で小野監督に対する信頼は揺らいでいないと思います。

で、僕が思うことは、良い監督さんが必ずしも強いチームを作れるとは限らないと思っているのです。
選手の信頼は、もちろん非常に重要な要素と思うのですが、それが即、チームの結束や強さに繋がるとは限りません。
そのチームの置かれた状態、背景、その他もろもろの要素が絡んで、本来ならベストでないような人が、ちょっと考えられないような人が、チームに力を出させることも有り得る様に思います。

これは外野的視点で、そのチームを応援している方からは、あまり歓迎される考えではないでしょうし、監督選びに役に立つ事柄でもありませんが、間々としてそう言うことが起こりうる、人と人との繋がりゆえに。
そこが又、たまらなく面白かったりするのですが。

茶々入れのようなレスで申し訳ありません。非常に私的な感想です。
グライダーさんには又別のお考えもおありになるでしょう。

Re:3バック、4バック
 glider  - 03/8/9(土) 3:01 -

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   ▼zukunasiさん:

>で、僕が思うことは、良い監督さんが必ずしも強いチームを作れるとは限らないと思っているのです。

ぼくもそう思います。
監督もまた、力を存分に発揮できるか否かは置かれた環境によっても変わる、ということは奇しくもベルデニック名古屋が証明したばかりのような気がしますね。
監督と選手だけでなく、監督とフロントの間の関係も大きく影響するということもあるでしょう。
話はちょっとそれるけど、ぼくは名古屋はフロントがかなりダメなのではないか、という感じがしてます。

横レス
 KEANE  - 03/8/12(火) 10:47 -

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   >何度か練習を見に行きましたが、小野監督は練習前に必ずその意義を説明する。求められる態度を説明する。この練習が試合中のどこで生きるのかを説明する。その上でセッションに入る。少しでも怠慢な動きを見せたり、指示とは違う動きをする選手が居るとスグにとめて注意する。「キュッと動け!ダラっと動くのはやめろ!もっと考えろ!」という甲高い罵声を飛ばす。
>
>こうすることで、選手は練習の意義も分かりますし、本番で自分がどのような動きをすればいいかというピクチャーが浮かぶわけですね。
>
>
>まあ、サンフレ自体は苦しんでいますが、少なくとも選手の間で小野監督に対する信頼は揺らいでいないと思います。むしろ、広島の課題は「監督の指示通りやりすぎる」ことですから。

去年の磐田というのは「監督の指示ということとその中で選手が考えていく部分」がうまくマッチしていたと思っています。
こういう系の指導者の多くは何を求めているのかというと、選手間で基本的な共通した「像」を作ってあげることだけなんですよね。要はその大きな幹は指導するがそこから生えた枝はできれば選手が考えてほしい、それができないときに指導者がヒントや選択幅を提示する。ですから、まず考える土壌とあらゆる状況に対応できる指導者の豊富さというのも必要だと思っています。

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