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3バック、4バック glider 03/7/7(月) 19:27

   Re:3バック、4バック glider 03/7/21(月) 3:38
   Re:3バック、4バック zukunasi 03/7/23(水) 18:34
   Re:3バック、4バック glider 03/8/1(金) 8:33
   Re:3バック、4バック zukunasi 03/8/2(土) 7:49
   Re:3バック、4バック glider 03/8/5(火) 12:11
   Re:3バック、4バック zukunasi 03/8/7(木) 18:59
   Re:3バック、4バック glider 03/8/8(金) 5:47
   Re:3バック、4バック KIND 03/8/8(金) 15:46
   Re:3バック、4バック zukunasi 03/8/9(土) 0:38
   Re:3バック、4バック glider 03/8/9(土) 3:01
   横レス KEANE 03/8/12(火) 10:47

Re:3バック、4バック
 glider  - 03/7/21(月) 3:38 -

引用なし
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   ▼zukunasiさん:

どうも。

>先日、また上高地へ行ってきました。今回のトピックは、猿に出会ったことかな。

うらやましいですね、上高地。
猿はけっこういますよね、あそこ。
ぼくも横尾の川沿いで数度、上高地の岳沢コースに入ったあたりでは目の前で見ています。
あいさつしたけど逃げられました(笑)

>オンサイドのSBがバイタルエリアをカバーと言うのは、実は少ないんじゃないかと思っています。

ドイツやオランダ等、欧州のチームでは、わりとよく見ることができると思いますが。
スペインなどでは、最近は2バックにしてしまうチームも多いですね。
広く速く攻撃するイングランドでは、文字どおり4ー4の2列になっていることも多い。
でも基本としては、書いた通りだと思います。
おととしのバイエルン・ミュンヘン、ボカ・ジュニアーズもそうだったように。

>少なくとも過去の試合においては、そのように動いていないように見えるのですが。

アタッカーなアレックスは別として、名良橋や服部、山田などがライン前で守備している図はけっこう見られたと思います。
ただし、攻撃時にボールをサイドに引き出すため、片側のサイドバックが上がっていることも多く、そうなると必然的に下がり目の中盤の選手がライン前に残っていなくてはなりません。
また、森岡、宮本のふたりは前に出てプレッシャーに入っていることもけっこうあって、その場合には前に出たCBのフォローにオンサイドのSBが行ってMFがラインに入っていたりすることもけっこうあったと思います。
目立ったのは、これはまあトルシエの時から変わらないんですけど、無意味にゾーンを埋めてるだけのことがけっこうあって。
遠藤などがけっこうそうでしたが、もっと行けよと思います。
中田や中村、稲本の海外組と国内組の差はそのへんにもあると思います。

>それはジーコのやろうとしていることと、ちょっと違うんじゃないかと思うのですが。

ジーコがして欲しいことは、「確実に守る」ということだけだと思います。
「一度下がってマーク」も、「そうすれば確実にマークをつかめるから」であって、要するに相手を浮かせなければ別に下がらなくたって良いんだと思います。
「釣瓶の動き」も、前述の「ボールサイドの時は前へ出て中盤としての守備を、逆サイドにあっては中に絞ってDFとしての守備を」も、「一度下がってマークを掴め」も、すべて基本中の基本を言っているに過ぎないんです、ジーコは。
今時なら、もしかしたら小学生でも知っているかもしれないですね(笑)
「バランスを取れ」ということも、まあそういう守備面の基本という面もあるでしょうが、それよりも「きちんとボールを回すために」ということの方が大きいのだろうと思います。
ということから、ジーコが守備面において何か独自の方法論を持っているとか、「チームとして絶対にこうしなくてはいけない」というようなものはないと考えます。
また、イングランドの多くのチームや「サッキ式」のように、4-4の2ラインを敷き、そこからプレスをかけて行く、というような方法論も取っていないと思います。
普通に最終ラインには3人は必ず残し、SBが絞ってライン前をカバーしたり、相手がサイドを攻めてくればそこを対処し、MFが下がってきてライン前に入る、という「普通」のやり方だと思います。
守備方法も、プレッシャーをどんどん早くかけて行くようなことはせず、相手をしっかり掴んで相互にカバーリングしつつ守る、という「普通の」、どちらかと言えばまあ「待ち」のディフェンスでしょう。
「バランス」によってどうなると言うよりもそのへんは守備のやり方の違いと捉えることだと思います。
もちろん、ジーコがどう言おうと選手達が試合を重ねて行く中で「もっとプレッシャーを早くかけてボールを奪わなくては苦しい」と判断すれば、実戦トレーニングの中でもそのための話し合いもなされるだろうし、そういう修正も行うだろうと思います。

>SBの片方がDFラインの前をカバーすることによって、CMFの二人の自由度が格段に向上し攻撃的な人選が可能になる。二人とも上がってしまうのは避けなければいけないけれども、守備的な人選である必要は無いと言うことですよね。

そうですね。
豊富なMFのタレントを生かしたい、ボールポゼッションを大事にしたい、そして攻撃的でありたいのならば、名良橋や山田が上がって小野や稲本が下がっているなんてバカげていると思います。
それは「オプション」のひとつでしかあり得ないだろうとぼくは思うのです。
サイド攻撃を小野や稲本がやったって全然かまわないはずですし、事実82セレソンでもそれを主に担当しているのはセレーゾやファルカンなんですよね。
結局は人選がすべてであり、何にせよそこからしか考え得ないだろうということです。
アレックスにしても、攻守両面でぼくは問題だと思っているんですよ、実のところは。
サイドアタッカーとしてもアレックスよりは新井場の方が良いように思うし、どちらか片方はそういう人選にするのであれば石川を使えば良いとぼくは思います。
でも、どうせならぼくは徹底的に「テレ・サンターナのセレソン」をやってみて欲しいんですよ。
それでどこまでできるか、何を得るか。
世界と戦うのは厳しいでしょうが、チャレンジとしては面白い。
だから、もうちょっと頑張ってもらうとしてジュニオールなアレックスや、稲本のSB起用なんて良いじゃないか、と思うんですよね。
「ボランチ」にしたって、いずれにしろ技術と創造性がなければ得点できないやり方なんだし、創造性も構築力も積極性もない遠藤と無駄に走ってスペース埋めてるだけでプレッシャーの強さも判断の早さもなく、マークしていても中途半端な距離で自由にしてしまう中田浩二のコンビがありなら、小野と小笠原で何も問題なしと思うんですよね。
中にいたっていずれ縦だけの稲本もサイドに置いた方が縦の突破力も生かせると思うし、もともとボランチの稲本であれば守備で中に絞ることも、最終ラインに入った時の守備技術も高さも何も問題ないだろうと思いますし、中盤の組み合わせの自由度でも、小野の能力を生かす面でも、ずっと良いように思えます。
意外にクロスの精度はあった山田ですが、その他のパスの精度やキープ力の面、最終ラインに入った時の対空中戦能力からはやはり問題を感じますし、何より稲本の方が「黄金」っぽい(笑)

CBにしても人選は多いに不満です。
Jリーグを見ていると、秋田、宮本、森岡、という選択は全然わかりません。
今のJリーグでもっとも良いDFは鈴木秀人だと思うし、田中誠もかなり良い。
名古屋の古賀も良いし、松田もやはり能力的には日本人では一番世界に通用するDFになれる力があると思います。
坪井も良いですが、彼はまだボールを持った時の能力が足りないと思うし、空中戦能力もまだ足りない。
アレックス、宮本、坪井、山田という布陣では、ハイボール攻撃に出られればたちまち押し込まれるだろうと思います。
かと言って秋田、森岡の鈍足コンビではねえ・・・
確かに秀人には「反則が多い」というイメージもありますが、それは「Jリーグだから」でもあり、プレイを見ていれば、どうして彼を呼ばないのかはぼくにはまったく理解できないです。

>最近思うのは「戦術」を重視する監督さんて、それ程多くないんじゃないかと言うことです。

現実としてまったくそうだとぼくは思います。

>しかし、こんなに早くなるとは思ってもいませんでした。

ですね。
一次予選後にゴタゴタしそうな予感も・・・

>追伸

問題ないと思います。
ぼくも一応管理人のひとりなので、許可しちゃいます。
(問題あったら言って下さい、Daiちゃん、Stingさん)
相互リンクは、ここは独自のリンクページはなく、「BluesNavi」で対応しています。
BluesNaviは「サッカー専門サーチエンジン」なので、申し訳ありませんがご勘弁下さい。

Re:3バック、4バック
 zukunasi WEB  - 03/7/23(水) 18:34 -

引用なし
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   ▼gliderさん:

こんにちは。

>>オンサイドのSBがバイタルエリアをカバーと言うのは、実は少ないんじゃないかと思っています。
>ドイツやオランダ等、欧州のチームでは、わりとよく見ることができると思いますが。

残念ながらブンデスは見ることが出来ません。オランダは小野がらみで、それ以外はあまり見ないのでなんなんですが、印象としてはやたらと出入りが多いと言うか、流動的だなという感じです。下位のチームのほうが戦術的にやっているように見えます。

>スペインなどでは、最近は2バックにしてしまうチームも多いですね。
>広く速く攻撃するイングランドでは、文字どおり4ー4の2列になっていることも多い。

スペインは放送が明け方になることが多いのでほとんど見ません。
プレミアは結構見ます。稲本・戸田がらみで見るのですが、出ていなくても見ちゃいます、展開が速くて面白いですから。
感じるのは、システムどうこうより、そこにいる選手がやるべきことをやっていると言うことです。あれだけ展開が速いと、まず対処と言うことが出来ないと、あっという間にゴール前に詰められてしまう、そんな感じがします。

>でも基本としては、書いた通りだと思います。
>おととしのバイエルン・ミュンヘン、ボカ・ジュニアーズもそうだったように。

あの試合は印象深かったです。すごくコンパクトで、4バックと聞いていたのですが、僕には3バックに見えました。ボカの試合はそれ以前に見ていましたので、バイエルンがうまく対応しているんだなと思っていました。
3も4も関係ないな、4バックでもこんな風にできるんだと思ったのですが、ほとんど3でやっているように見えたので、コンパクトにやるなら3バックで良いジャン、と僕の思考回路ではそう思ったわけです。

>>少なくとも過去の試合においては、そのように動いていないように見えるのですが。
>
>アタッカーなアレックスは別として、名良橋や服部、山田などがライン前で守備している図はけっこう見られたと思います。

当然そういった瞬間と言うのは有ると思うのですが。

>また、森岡、宮本のふたりは前に出てプレッシャーに入っていることもけっこうあって、その場合には前に出たCBのフォローにオンサイドのSBが行ってMFがラインに入っていたりすることもけっこうあったと思います。

僕は、まずひいて44のゾーンを作っているように感じているものですから、SB/CB(CBには前に行く役、カバー役の分業が有りそうですが)にかかわらず、ボールが入ってきた場所のバックスの人間が対処に行って、残りがカバーしているかのように見えてしまいます。先入観が強いのかもしれませんが。

>目立ったのは、これはまあトルシエの時から変わらないんですけど、無意味にゾーンを埋めてるだけのことがけっこうあって。

プレミアのところで言いましたが、そこにいる選手がやるべきことをやる。選手は当然そうしている心算なのでしょうが、もっと早く、即対処、まずイケー、迷うな!と思います。

>>それはジーコのやろうとしていることと、ちょっと違うんじゃないかと思うのですが。
>ジーコがして欲しいことは、「確実に守る」ということだけだと思います。
>「バランスを取れ」ということも、まあそういう守備面の基本という面もあるでしょうが、それよりも「きちんとボールを回すために」ということの方が大きいのだろうと思います。
>ということから、ジーコが守備面において何か独自の方法論を持っているとか、「チームとして絶対にこうしなくてはいけない」というようなものはないと考えます。
>また、イングランドの多くのチームや「サッキ式」のように、4-4の2ラインを敷き、そこからプレスをかけて行く、というような方法論も取っていないと思います。

確かにイングランドやサッキ式というのとは違いますね。でも、44の2ライン守備のように僕には見えちゃうんです。特にコンフェデの場合。
今度やるとき、先入観なしで見てみます。何せビデオの調子が悪くて、ビデオとって無いものですから。スカパーの再放送で何度か見てるんですが、時間が経つとどんどん自分の都合の良い方へ印象が曲げられてる可能性もあるので。
しかも当時はジーコ否定派だったものですから。

>普通に最終ラインには3人は必ず残し、SBが絞ってライン前をカバーしたり、相手がサイドを攻めてくればそこを対処し、MFが下がってきてライン前に入る、という「普通」のやり方だと思います。
>守備方法も、プレッシャーをどんどん早くかけて行くようなことはせず、相手をしっかり掴んで相互にカバーリングしつつ守る、という「普通の」、どちらかと言えばまあ「待ち」のディフェンスでしょう。
>「バランス」によってどうなると言うよりもそのへんは守備のやり方の違いと捉えることだと思います。
>もちろん、ジーコがどう言おうと選手達が試合を重ねて行く中で「もっとプレッシャーを早くかけてボールを奪わなくては苦しい」と判断すれば、実戦トレーニングの中でもそのための話し合いもなされるだろうし、そういう修正も行うだろうと思います。

まあ、選手主体でやっているならそれも良し。いけるとこまで行ってみ?と言う感じで見てます。今のところ。それなりに面白い面も見せてもらった、と思っているので。

で、以降の部分ですが、選手個々の話になると、僕は承っておくことしか出来ないんです。正直知識が不足してます。グライダーさんの意見を基に個々の選手も見ていくようにしますので、今のところはご容赦を。本当はこちらの話のほうが面白いのでしょうが、申し訳ありません。
ただ、松田は使って見て欲しいと思ってます。それから戸田、新聞情報によると練習試合ではなかなかうまく対処できているようで、ことによると今期は稲本より活躍するかも知れないと期待を持ってみてます。

リンクの件、ありがとうございます。早々にリンクしたいと思います。
相互リンクについては、最初からその心算ですのでお気遣い無く。

今日はU22の試合ですね。どんなゲームをするのか、フル代表との相違点なども含め、楽しめそうな「日韓戦」です。

ではまた。

Re:3バック、4バック
 glider  - 03/8/1(金) 8:33 -

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   ▼zukunasiさん:

遅くなってすみません。
コンフェデでの試合も確認してみましたので、レスしたいと思います。

>下位のチームのほうが戦術的にやっているように見えます。

エールディヴィジで戦術的にモダンと言えるのは、アヤックスとヘーレンフェーンでしょうか。
全チームを見たわけではないので、言い切れないですが。

>僕は、まずひいて44のゾーンを作っているように感じているものですから

ここのところ、コンフェデの試合をもう一度確認してみました。
やはり、相手ボールの時に4-4の2ラインを作っている、ということはないですね。
画面に映っているのと、前後の動きを繋ぎあわせることでわかる範囲ですが、基本的にはバックラインは3枚で構成されてます。
山田のポジショニングはなかなか良くてけっこう効いてますが、バックライン全体としてやっぱりハイボールに弱い。
ハイボールに対して、ほとんど競り勝てないこともそうですが、入ってくる選手のマークがあいまいになりがちなのも問題と思います。
いくらゾーンで守っているからといっても、人を掴むのが遅いとどうにも危ないですね。
アレックスもまあ、攻撃的ながら基本的にはSBの動きをやってます。
DFとしての基本的なボディ・シェイプや危機察知、対人技術がないのは現時点では仕方がないでしょうが、いずれもう少しはなんとかしないといけないでしょう。
最終ラインが3枚になっていることが多いのなら、はじめから3バックで良いジャン、ということに関しては、繰り返しになってしまうのですが、どちらかと言えばやはりこちらの方が方法として幅が広いと思います。
でも、人選の問題であるのはもちろんですね。

>それなりに面白い面も見せてもらった、と思っているので。

攻撃では、それなりに面白い面は出ていたと思います。
フランス戦の前半7分の攻撃(中村のキープ〜遠藤、ワンタッチで中村、ダイレクトで高原へ、ダイレクトで中田〜飛び込む中村へスルーパス、DFが入りシュートには至らず)などは、良い形ですね。
フランス戦は、改めて見てみると勝たないといけなかった試合だったと思います。
中田ヒデや高原や稲本の調子が普通だったら勝っていたかもしれませんが、なんにせよこのやり方のチームであのミスパス(パススピードも含め)、キープミスの多さはちょっと・・・という感じです。

Re:3バック、4バック
 zukunasi WEB  - 03/8/2(土) 7:49 -

引用なし
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   ▼gliderさん:
おはようございます。

>遅くなってすみません。
>コンフェデでの試合も確認してみましたので、レスしたいと思います。

トンでもありません、わざわざお手間をとらせたようで、申し訳ありません。

>>僕は、まずひいて44のゾーンを作っているように感じているものですから
>ここのところ、コンフェデの試合をもう一度確認してみました。
>やはり、相手ボールの時に4-4の2ラインを作っている、ということはないですね。

そうですか! 僕のメガネ違いと言うことなのでしょうね。
ただ、ディレイと言うかリトリートというか、相手ボールになるとある程度時間稼ぎをしながら、いったん引いて守る体制を作っていたように思うのですが、その辺はいかがでしょうか。
攻守の即時切替というより、切り替えの時間的余裕が必要なチームと言う感じがするのですが。

>画面に映っているのと、前後の動きを繋ぎあわせることでわかる範囲ですが、基本的にはバックラインは3枚で構成されてます。

なるほど、今度の試合ではしっかりとチェックしたいと思います。
ビデオ買い換えなきゃダメかも知れません。まいったな〜〜〜

>山田のポジショニングはなかなか良くてけっこう効いてますが、バックライン全体としてやっぱりハイボールに弱い。

その印象は僕も持っています。ただそれって、多少人を変えても体格的にはあまり向上の余地は無いんじゃないでしょうか。セリ方や体の寄せ方のうまい選手を使うと言うことですか。

>ハイボールに対して、ほとんど競り勝てないこともそうですが、入ってくる選手のマークがあいまいになりがちなのも問題と思います。
>いくらゾーンで守っているからといっても、人を掴むのが遅いとどうにも危ないですね。

これは何が原因なのでしょうか、担当ゾーンの把握が出来てない、ゾーンとゾーンの繋目の譲り合いみたいなこと、あるいは周りが見えない選手、などなどいろいろ考えられるのですが。

>アレックスもまあ、攻撃的ながら基本的にはSBの動きをやってます。
>DFとしての基本的なボディ・シェイプや危機察知、対人技術がないのは現時点では仕方がないでしょうが、いずれもう少しはなんとかしないといけないでしょう。

センスのある選手なら、ちょっと経験を積めばそこそここなしちゃうと思うので、アレックスのセンスに期待して見てます。ただ、そのまま使い続けるつもりなのかしらジーコさん。

>最終ラインが3枚になっていることが多いのなら、はじめから3バックで良いジャン、ということに関しては、繰り返しになってしまうのですが、どちらかと言えばやはりこちらの方が方法として幅が広いと思います。
>でも、人選の問題であるのはもちろんですね。

はい、ループは止めましょう。グライダーさんの仰りたいことは充分理解できていると思っていますので。方法として巾が広いと言うことに関しては全く異論がありません。もともと僕の3バックで良いジャン論も、ある種条件付良いジャンですので。

>攻撃では、それなりに面白い面は出ていたと思います。
>フランス戦の前半7分の攻撃(中村のキープ〜遠藤、ワンタッチで中村、ダイレクトで高原へ、ダイレクトで中田〜飛び込む中村へスルーパス、DFが入りシュートには至らず)などは、良い形ですね。

そういった、サッカーの一面の面白い部分を見せてもらって、これはこれで有りだなと素直に思いました。ただ、そのため別の面で失ってしまったものも有ると思っています。で、日本にとってどちらが良いのか、あるいは両面を備えるこが出来るのか、そういった興味が持てるので、しばらくジーコで良いジャンってことで、どう見極めが付くのか楽しみにしてます。ただあまり気長にやっていられない状況が出てきてますね。

>フランス戦は、改めて見てみると勝たないといけなかった試合だったと思います。
>中田ヒデや高原や稲本の調子が普通だったら勝っていたかもしれませんが、なんにせよこのやり方のチームであのミスパス(パススピードも含め)、キープミスの多さはちょっと・・・という感じです。

それは試合直後に感じました。多分正常進化した代表なら勝てたって。まあ、何が正常進化なのかってのはいろいろ問題があるでしょうが。モチベーションなどを含めた、その試合のチーム力として、あのフランスは引き分けには出来る相手、勝っても可笑しくない相手だったと今でも思います。ただ、ここで一点取るゾ!と言う時の集中力はさすがですね。
以前に比べると、パススピードがずっと遅くなっているように感じませんでしょうか?スピードと言う面ではあらゆる面で遅くなっている様に感じます。

Re:3バック、4バック
 glider  - 03/8/5(火) 12:11 -

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   ▼zukunasiさん:

昨日まで北八ヶ岳に行ってきました。
写真も撮りましたが、帰ってきて見てみるとどれもイマイチでした(泣)
昔と違って、現像代やプリント代がかからなくなって助かってますが、もう少しきちんと撮りたいと思いました。
なんというか、もっと何を撮りたいのか、何を感じて撮ろうと思ったのか、を明確にしないと・・・と感じました。

で、サッカーの話。

>ただ、ディレイと言うかリトリートというか、相手ボールになるとある程度時間稼ぎをしながら、いったん引いて守る体制を作っていたように思うのですが、その辺はいかがでしょうか。
>攻守の即時切替というより、切り替えの時間的余裕が必要なチームと言う感じがするのですが。

チームとしての「ボール奪取の位置設定」が前代表ほど高くはないようですが、これまでの試合に比べるとだいぶそれをはっきりさせることができてきているように思います。
なので、以前に比べるとプレッシャーをかけるタイミングを早くすることができるようになっていると思います。
とりあえず一度ひいて、という感じは薄くなりました。
また、ボールホルダーへのプレッシャーとパスレシーバーを掴まえることの連動等もだいぶできるようになってきていると思います。
「オートマティスム」として全体訓練された、という感じではないので前代表のような速度はないですが、それがひとりひとりの判断の集合としてもできてきているあたりに進歩を感じることは可能だと思います。

>その印象は僕も持っています。ただそれって、多少人を変えても体格的にはあまり向上の余地は無いんじゃないでしょうか。セリ方や体の寄せ方のうまい選手を使うと言うことですか。

それでもやはり体格的なものの差は大きく介在すると思います。
もちろん体の当て方、腕の使い方等の技術的な部分も大きいと思いますが、山田にしても宮本にしても坪井にしても、体を当てて競るところまではある程度きちんとできていたと思います。
だからこそそこで失点してはいないと思うのですが、それでもハイボールに対してはほぼ全敗していますので、相手に割り切られてしまうと(フランスにしろコロンビアにしろ、日本相手にそういうふうに割り切るチームではないでしょうから)そうとう地獄を見ることになるでしょう。
対空能力、スピード、守備技術、キックの能力、判断力、様々な面から考えなくてはいけないし、「決定的」な人材がやはりいないのが現状ですが、それでも組み合わせとして、例えば宮本なら中沢、みたいなことは少しは考えた方が良いと思いますし、SBを含めて3枚で守ることも多いのですから、SBの人選にもそういう要素をもう少しは入れた方が良いと感じます。
アレックス、宮本、坪井、山田というバックラインの人選は、あまりにもそのことを考えてなくて、ぼくはヒヤヒヤしますね。
致命的な欠陥になる前に、「日本相手に知恵はいらぬ、ハイボールがあれば良い」なんて有名になる前に、なんとかすべきと思います。

>これは何が原因なのでしょうか、担当ゾーンの把握が出来てない、ゾーンとゾーンの繋目の譲り合いみたいなこと、あるいは周りが見えない選手、などなどいろいろ考えられるのですが。

ゾーンの把握ができていないのではなく、譲り合っているわけでもなく、主には距離感の問題が大きいと思います。
Jリーグの日本人選手相手なら「マークしている」ことになる距離が、国際試合では「ノーマークと同じ」になってしまう、といったようなこともあるでしょうし、「ゾーン・バランスは保っている」という誤った意識や危険意識の甘さ、逆に寄せきれない判断の速度や積極性の不足もあるかもしれません。
外国の選手との差、あるいは海外組との差を感じる部分です。

>そういった、サッカーの一面の面白い部分を見せてもらって、これはこれで有りだなと素直に思いました。ただ、そのため別の面で失ってしまったものも有ると思っています。
>で、日本にとってどちらが良いのか、あるいは両面を備えることが出来るのか、そういった興味が持てるので、しばらくジーコで良いジャンってことで、どう見極めが付くのか楽しみにしてます。ただあまり気長にやっていられない状況が出てきてますね。

何を持って良いサッカーなのか、という本質的な所に話が広がってしまいますが、ぼくは、例えばJFAの指針といったような部分に少し疑問を感じています。
個人の技術とモビリティをベースに、コンパクトで、攻守の切り替えが早く、機動力があり、コレクティブである、というような「日本サッカーの指針」は、一見不足なく日本の方向性として正しいように思える。
しかし、ぼくはそこにどこか「小ささ」のようなものをどうにも感じてしまっています。
どこか「後追い」の悲しさのような部分がないか。
何か「脆弱さ」がないか、「砂上の楼閣」のような部分、「取ってつけた」ようなところがないか。
欠如している部分がないか。
そうした意味でも、現在のジーコ・ジャパンのあり方とその行く先は興味深いですね。

「人間」の集合としての「チーム」。
いずれにしてもチームの強さは結局はそこに尽きるともぼくは思っています。

Re:3バック、4バック
 zukunasi WEB  - 03/8/7(木) 18:59 -

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   ▼gliderさん:

>昨日まで北八ヶ岳に行ってきました。
>写真も撮りましたが、帰ってきて見てみるとどれもイマイチでした(泣)
>昔と違って、現像代やプリント代がかからなくなって助かってますが、もう少しきちんと撮りたいと思いました。
>なんというか、もっと何を撮りたいのか、何を感じて撮ろうと思ったのか、を明確にしないと・・・と感じました。

待望の山行、楽しまれたようで何よりです。
少しでも気に入ったものがありましたら、貼り付けに来てください。

で、サッカーの話。

>「オートマティスム」として全体訓練された、という感じではないので前代表のような速度はないですが、それがひとりひとりの判断の集合としてもできてきているあたりに進歩を感じることは可能だと思います。

僕も、直前の親善試合に比べれば、相当に良くなっているとは思うのですが。

>致命的な欠陥になる前に、「日本相手に知恵はいらぬ、ハイボールがあれば良い」なんて有名になる前に、なんとかすべきと思います。

と言うか、以前からそうだったように思います。WCの頃も、何故敵は日本に対して、もっと長いボールや、ゴール前でのハイボールを使わないんだろうって、思っていました。そうさせない何かがあったのでしょうか。
もっとも、弱点と判っても、普段やらないことをやるのは、難しいのかもしれませんね。
それと、今の代表は前代表型のチームに弱いんじゃないかって思うんですよね。バックラインにギュウギュウとプレスを掛けられたら、相当ばたばたするように思うんですが。

>ゾーンの把握ができていないのではなく、譲り合っているわけでもなく、主には距離感の問題が大きいと思います。
>Jリーグの日本人選手相手なら「マークしている」ことになる距離が、国際試合では「ノーマークと同じ」になってしまう、といったようなこともあるでしょうし、「ゾーン・バランスは保っている」という誤った意識や危険意識の甘さ、逆に寄せきれない判断の速度や積極性の不足もあるかもしれません。
>外国の選手との差、あるいは海外組との差を感じる部分です。

とすれば、意識の持ち方と経験ですか。だとすれば改善は比較的容易ですね。

>個人の技術とモビリティをベースに、コンパクトで、攻守の切り替えが早く、機動力があり、コレクティブである、というような「日本サッカーの指針」は、一見不足なく日本の方向性として正しいように思える。
>しかし、ぼくはそこにどこか「小ささ」のようなものをどうにも感じてしまっています。
>どこか「後追い」の悲しさのような部分がないか。
>何か「脆弱さ」がないか、「砂上の楼閣」のような部分、「取ってつけた」ようなところがないか。
>欠如している部分がないか。

仰りたいことの趣旨は良く判ります。
ただ、強くなるんだと言う意志の基に事を進めていくのならば、いずれ同じようなところに出てくるだろうと思うのです。
もし仮に、全代表の方向性を持って進めていても、選手の自主判断や技術的問題など、すでに有る程度顕在化していた訳で、それを解決しなければ上にはいけないでしょうし、どこかで本質にかかわる部分のグレードアップを、それなりの方法でやっていくだろうと思うのです。
また、現代表にしても、素に戻ってと言いながらも、どこかで組織力や戦術的要素を盛り込まねば、当然頭打ちになるのではないかと思うのです。
裏から入るか表から入るか、近道か遠回りか、道のりは違えど、強さを求め合理性を失わなければ、出てくる答えにそう大きな差は無い様に思うのですが、いかがでしょうか。何せ素材を大きく変えてしまうことは不可能なのですから。

>そうした意味でも、現在のジーコ・ジャパンのあり方とその行く先は興味深いですね。
>「人間」の集合としての「チーム」。
>いずれにしてもチームの強さは結局はそこに尽きるともぼくは思っています。

全く同感なのですが、僕自身はトルシエのときもそう言う風に見ていました。
トルシエ対選手・チームの葛藤みたいなものが、ものすごく面白かった。
やるサッカーも興味深かったですが、チームがどう機能しているのかも非常に興味深かったです。

Re:3バック、4バック
 glider  - 03/8/8(金) 5:47 -

引用なし
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   ▼zukunasiさん:

>待望の山行、楽しまれたようで何よりです。

ありがとうございます。
ちょっと短かったんですが、仕事以外では久しぶりだったので良かったです。

>と言うか、以前からそうだったように思います。

以前からハイボールに対して「強い」とは言い難かったですが、それにしてもこの前のコンフェデの代表よりはずいぶん良かったと思います。
ハイボールの対処という面では、相手の動きとボールの予測、体勢、飛ぶタイミング、腕ひじの使い方や体の入れ方等の競り合いの技術、ジャンプ力、等々といろいろな要素があるでしょうが、やはり身長のことも大きいし、ヘディングが得意であるかどうかも大きいでしょう。
そうした意味で、いくら日本の選手が総体的には空中戦を得意としないとは言え、その中でもやはり選手によっての差は大きくあると思います。
トルシエが最終ラインの3人の選考にもそうした要素は反映させていたのに対し、ジーコは「日本人は空中戦は得意でない」と一括りにしているようですね。
http://www.sanspo.com/soccer/top/st200308/st2003080706.html
あの4人を並べておいてそれはないだろう、とぼくは思いますが・・・
それに回避するたってCKがない試合はないし、相手が「日本のバックラインはハイボールにあまりに弱い」と知ってしまえばそれなりの準備はしてくるだろうし、そうなってしまえば「回避」などできないでしょう。

>バックラインにギュウギュウとプレスを掛けられたら、相当ばたばたするように思うんですが。

そうでしょうね。
守備技術の面では美しいものもある坪井ですが、ボールを持った時の技術、落ち着き、視野等はかなりつたないと思います。
宮本にしろ山田にしろやはり怖いし、秋田や名良橋は言わずもがなですね。

>裏から入るか表から入るか、近道か遠回りか、道のりは違えど、強さを求め合理性を失わなければ、出てくる答えにそう大きな差は無い様に思うのですが、いかがでしょうか。

問題は、いつ気付くか、であったでしょう。
「すでに有る程度顕在化していた」とはいえ、前代表の方向性を続けていたらコンフェデレーションズ・カップ直前の中田英寿のような発言は出ていたかどうか。
また、試合の中で個人として「足りないもの」を実感できていたかどうか。
ぼくは、今のあり方は「トルシエ後」にはどうしても必要な過程であったと思っています。
ただ、以上のことは
>>しかし、ぼくはそこにどこか「小ささ」のようなものをどうにも感じてしまっています。
というのとは、また少し違う話ですが。

>また、現代表にしても、素に戻ってと言いながらも、どこかで組織力や戦術的要素を盛り込まねば、当然頭打ちになるのではないかと思うのです。

そうでしょうね。
と言いつつも、海外に多くの選手が出ていて、そのことにこれからも拍車がかかるであろうこれからの代表では、前代表のようなあり方を望むのは難しいと思います。
「組織力」というのも、個と個のつながりの強化から拡大して行けば必然的に全体組織に発展するわけで、その意味でも「裏から入るか表から入るか」はありますね。

多少なりともまともに「コレクティブ」になったのはオフト以後のここ数年のことであって、そのオフトにしても「ポゼッション・サッカーの基礎」を持ち込んだに過ぎないように思うし、トルシエによってはじめて欧州先端の「戦術サッカー」を学んだという段階。
個のスキル、グループとしてのスキルの指導において、細部の細かな指導が不十分な状態である現状もある中で、JFAの指針はぼくはどこか「借り物」のように映ります。
もしも「コンパクトで、攻守の切り替えが早く、機動力があり、コレクティブである」ということが世界のサッカーの中で「時代遅れ」になったら、コロっと変わるのではないか?
どこかに「流行りを追いかけて」いるような部分がないか?
何か嘆息を禁じ得ないのです。

>全く同感なのですが、僕自身はトルシエのときもそう言う風に見ていました。

いつの時でも、何の競技でも、どんな「戦術」を持っていようと、たいした「戦術」など持っていまいと、「ひとつにまとまったチーム」に勝るものはないですよね。
「監督の仕事」の一番大事な部分は「戦術を教えること」ではなく、人間的な部分においても「チームをまとめること」である、という認識がナゼか日本のサッカーファンやマスコミでは薄いと感じます。

Re:3バック、4バック
 KIND  - 03/8/8(金) 15:46 -

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   こんにちは。大変興味深く拝読させていただいてます。

>>全く同感なのですが、僕自身はトルシエのときもそう言う風に見ていました。
>
>いつの時でも、何の競技でも、どんな「戦術」を持っていようと、たいした「戦術」など持っていまいと、「ひとつにまとまったチーム」に勝るものはないですよね。
>「監督の仕事」の一番大事な部分は「戦術を教えること」ではなく、人間的な部分においても「チームをまとめること」である、という認識がナゼか日本のサッカーファンやマスコミでは薄いと感じます。


確かに。自分もかつては戦術オタクでしたが(笑)、いまにして思えば的外れなことを言っていたのだと思います。

戦術にせよ技術にせよなんにせよ、「ピッチ上に現れるパフォーマンス」というものはチーム作りにおける結果であって、そこから読み取れるものはプロセスの巧拙。だけども、プロセスそのものではない。

チーム作りのプロセスというものは、観客が90分見るもの「以外」の部分に多く費やされる。クラブチームにおいては毎日の練習の中に、練習後の過ごし方に。なれば、監督に求められるものはレベルの高い戦術や技術論では必ずしもなく、それを浸透させること、つまり「チームとしてどれほど纏められるか」というモチベーティングの面が非常に大きいことは自明ですね。


我がサンフレッチェは今たいへん苦しんでいますが、僕が小野監督に任せても大丈夫だと思ったのは、監督の意識付けの上手さです。

何度か練習を見に行きましたが、小野監督は練習前に必ずその意義を説明する。求められる態度を説明する。この練習が試合中のどこで生きるのかを説明する。その上でセッションに入る。少しでも怠慢な動きを見せたり、指示とは違う動きをする選手が居るとスグにとめて注意する。「キュッと動け!ダラっと動くのはやめろ!もっと考えろ!」という甲高い罵声を飛ばす。

こうすることで、選手は練習の意義も分かりますし、本番で自分がどのような動きをすればいいかというピクチャーが浮かぶわけですね。


まあ、サンフレ自体は苦しんでいますが、少なくとも選手の間で小野監督に対する信頼は揺らいでいないと思います。むしろ、広島の課題は「監督の指示通りやりすぎる」ことですから。

Re:3バック、4バック
 zukunasi WEB  - 03/8/9(土) 0:38 -

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   ▼KINDさん:

こんばんは、お久しぶりです、お元気ですか?
僕へのレスでは有りませんでしょうが、ちょっと感じたことが有って、レスさせていただきます。

>戦術にせよ技術にせよなんにせよ、「ピッチ上に現れるパフォーマンス」というものはチーム作りにおける結果であって、そこから読み取れるものはプロセスの巧拙。だけども、プロセスそのものではない。
>チーム作りのプロセスというものは、観客が90分見るもの「以外」の部分に多く費やされる。クラブチームにおいては毎日の練習の中に、練習後の過ごし方に。なれば、監督に求められるものはレベルの高い戦術や技術論では必ずしもなく、それを浸透させること、つまり「チームとしてどれほど纏められるか」というモチベーティングの面が非常に大きいことは自明ですね。

仰せの通りですね。

>我がサンフレッチェは今たいへん苦しんでいますが、僕が小野監督に任せても大丈夫だと思ったのは、監督の意識付けの上手さです。
>何度か練習を見に行きましたが、小野監督は練習前に必ずその意義を説明する。求められる態度を説明する。この練習が試合中のどこで生きるのかを説明する。その上でセッションに入る。少しでも怠慢な動きを見せたり、指示とは違う動きをする選手が居るとスグにとめて注意する。「キュッと動け!ダラっと動くのはやめろ!もっと考えろ!」という甲高い罵声を飛ばす。
>こうすることで、選手は練習の意義も分かりますし、本番で自分がどのような動きをすればいいかというピクチャーが浮かぶわけですね。

僕は、小野監督のこともサンフレッチェのことも、あまり良く知らないのですが、良い監督さんのようですね。

>まあ、サンフレ自体は苦しんでいますが、少なくとも選手の間で小野監督に対する信頼は揺らいでいないと思います。

で、僕が思うことは、良い監督さんが必ずしも強いチームを作れるとは限らないと思っているのです。
選手の信頼は、もちろん非常に重要な要素と思うのですが、それが即、チームの結束や強さに繋がるとは限りません。
そのチームの置かれた状態、背景、その他もろもろの要素が絡んで、本来ならベストでないような人が、ちょっと考えられないような人が、チームに力を出させることも有り得る様に思います。

これは外野的視点で、そのチームを応援している方からは、あまり歓迎される考えではないでしょうし、監督選びに役に立つ事柄でもありませんが、間々としてそう言うことが起こりうる、人と人との繋がりゆえに。
そこが又、たまらなく面白かったりするのですが。

茶々入れのようなレスで申し訳ありません。非常に私的な感想です。
グライダーさんには又別のお考えもおありになるでしょう。

Re:3バック、4バック
 glider  - 03/8/9(土) 3:01 -

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   ▼zukunasiさん:

>で、僕が思うことは、良い監督さんが必ずしも強いチームを作れるとは限らないと思っているのです。

ぼくもそう思います。
監督もまた、力を存分に発揮できるか否かは置かれた環境によっても変わる、ということは奇しくもベルデニック名古屋が証明したばかりのような気がしますね。
監督と選手だけでなく、監督とフロントの間の関係も大きく影響するということもあるでしょう。
話はちょっとそれるけど、ぼくは名古屋はフロントがかなりダメなのではないか、という感じがしてます。

横レス
 KEANE  - 03/8/12(火) 10:47 -

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   >何度か練習を見に行きましたが、小野監督は練習前に必ずその意義を説明する。求められる態度を説明する。この練習が試合中のどこで生きるのかを説明する。その上でセッションに入る。少しでも怠慢な動きを見せたり、指示とは違う動きをする選手が居るとスグにとめて注意する。「キュッと動け!ダラっと動くのはやめろ!もっと考えろ!」という甲高い罵声を飛ばす。
>
>こうすることで、選手は練習の意義も分かりますし、本番で自分がどのような動きをすればいいかというピクチャーが浮かぶわけですね。
>
>
>まあ、サンフレ自体は苦しんでいますが、少なくとも選手の間で小野監督に対する信頼は揺らいでいないと思います。むしろ、広島の課題は「監督の指示通りやりすぎる」ことですから。

去年の磐田というのは「監督の指示ということとその中で選手が考えていく部分」がうまくマッチしていたと思っています。
こういう系の指導者の多くは何を求めているのかというと、選手間で基本的な共通した「像」を作ってあげることだけなんですよね。要はその大きな幹は指導するがそこから生えた枝はできれば選手が考えてほしい、それができないときに指導者がヒントや選択幅を提示する。ですから、まず考える土壌とあらゆる状況に対応できる指導者の豊富さというのも必要だと思っています。

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