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▼makokichiさん:
>ワールドカップが終わってから次のワールドカップへの初めの一、二年、何処の国も代表の国際試合、強化と言う事では苦しむ事なのかなって思います。
そうですね。
苦しむ、というかクールダウンの期間というか、次の準備への準備段階、というか。
ぼくは今の日本代表の状況も、まあおおよそそんなふうに捉えてます。
各国リーグ戦との兼ね合いがあったりで選手達を思うようには集められなかったり、練習時間を思うようには取れなかったり。
代表チームを取り巻く現状、というか世界における代表チームのサッカーというものがそもそも難しくなっているとも思います。
そして、「チームの段階」ということ。
つい最近、Jのどこかの監督(反町さんだったと思いますけど)が、「チームっていうのはそれ自体が生き物ですから」と言ってました。
つまり、いつもピークの良い状態を保つチームなんてあり得ない。
生まれたての段階もあれば、ヨチヨチ歩きの段階もあれば、みるみる成長して行く段階もあれば、見事に完成した人間になった段階もあれば、衰えて行く段階もある。
あんまり早くできあがってしまうと「落ちて」行くのもわりと速いんですよね、必ず。
だから出来上がるまでに時間をかけてみたり、作り上げて出来上がっても、死にいたるダメージにならないよう、新たな刺激を与える意味で少し壊してみたり。
統計的にはどうなんだかわからないけど、ワールドカップで素晴らしい結果を残したチームは、地区予選で苦しんでいたり、本大会のグループリーグで苦しんでたりすることが多いようにも思います。
地区予選をブッチぎりで勝ち上がり、グループリーグも楽勝で決勝トーナメント進出、決勝トーナメントでも順等に勝ち上がってベスト4なり準優勝なり優勝なりしたチームって、そんなに多くないように記憶してます。
前のワールドカップから地区予選までもずっと順調、グループリーグも順等な結果を残し決勝Tでも納得できる結果を残した、なんてほとんどないんじゃないでしょうか?
あってもそうとう稀なことなんじゃないかと思います。
ちょっと余談。
最近、思ったんですが。
トルシエ前監督は厳しい監督でしたよね。
なんだか学生時代(ぼくは体育会でした)のことを考えました。
おっかないOBが合宿にコーチに来て、たるんでるとビンタ食らったり蹴っ飛ばされたり、ものすごいハードな特訓やらされたり。
そんな中で他校との練習試合があると、クタクタなんだけどそりゃもう必死でしたね。
負けたら試合後にまた猛練習させられたりしますから。
練習試合でもリーグ戦なみに気合い入れてやってました。
で、そんな人が仕事の都合かなんかで合宿中にいなくなると、ホっとしたもんです。
つーか、「やっと帰った〜〜助かった〜〜〜」とみんなで喜んでました(笑)
それでも練習試合は続きますし、それなりに一生懸命やってます。
でも、やっぱムードは全然違う。
そんなに必死じゃあないし、自分達で考えてやってみたりいろいろ試してみたり。
もちろん監督にも意見聞いたり提案したりして。
(監督はやさしかったんです:笑)
チームの連中とは、伸び伸びやれていいな、なんて言ってました。
ぼくはどっちも大事だと思いましたけどね。
肉体的にも精神的にも追いつめられて戦った経験は本番のリーグ戦の土壇場必ずで生きてくるし、伸び伸びとやったこともチームの幅を広げたし。
今の代表チームは、現段階では強いんだか弱いんだか、いや、強くなれるんだかそうじゃないのか、判定が難しい状態ですね。
でもまあ、こんな時期にはそんなもんなのかもしれません。
常に良い状態を保つなんて不可能なんですし。
早く予選がはじまらないかな、と最近は思います。
>そんな国の代表を集めて時間も一年ぐらい掛けてホームアンドアウェイでリーグ戦でも開催したら面白いだろうなあなんて考えてしまいました。
面白いアイデアですね。
コンフェデのような短期大会ではなく、長期のリーグ戦というところが。
欧州リーグ所属選手達のスケジュールから来るコンディションやモティベーションの問題やワールドカップのプライオリティの問題、各大陸の大会やW杯予選等とのスケジューリング問題は避けられないけど、無理なスケジュールで開催するコンフェデよりはずいぶん良いし、現在の世界の代表サッカー冬時代にひとつの楔を打てるかもしれないな、と思いました。
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