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▼KEANEさん:
はじめまして、ズクナシと申します。
>戦術を重視するというよりも反復してどういう状況においても距離間隔を保ったバランスを取れたサッカ−をすることだと思います。
自分にとってよく判らない物のひとつが、この距離間隔です。
選手間の距離のバランスとは一体何なのか。一定のたとえば8mだとか13mだとか決まった数字があるはずも無く、選手自身の力量、採用している戦術からの要請、相手の力量、あるいは攻撃時・守備時等、非常に相対的な感覚だと思うのですが。
観戦者としては、なんだかパスが繋がらないな、相手のパスがよく通るな、間隔が間延びしてるんじゃないの?と言った主観的な見方しか僕にはできないのですが。
KEANEさんのお考えになる、距離間隔を保ったバランスとは、どのようなものなのでしょうか? またその良し悪しをどのように判断したら良いのか、教えていただけたら幸いです。
>それについては日本人はまだバランスを考えることにおいて、自分で判断することがまだまだできません。ただそれは選手の欠如だけではないのですけど。
これは、その距離間隔を状況に応じて決めることが出来ていないということでしょうか?
それとも距離間隔を保つという概念自体が浸透していないと言うことでしょうか?
>>>結局のところ、どちらが主導権を握るのか、ということだと思います。
>>>コンフェデのフランス戦のように、いかに相手をこちらのペースに巻き込むか、こちらのテンポで試合を進められるかが命題になると思います。
>>>一見無意味な低い位置でのパス回しや、相手がプレッシャーをかけに来た時にいかに躱しキープするか、急がずに相手を動かして行く中でできた隙を確実に突いて行けるか、が勝負になると思います。
>>>「技術と創造性のスロー・フットボール」がどこまでできるのか、ぼくは期待もしています。
>>これは僕も興味があります。と言うかジーコに批判的になるのを抑えているのは、その一点だからです。
>私はむしろ各選手のオフ・ザ・ボ−ルの動きが下手なことが気にかかります。
>遅攻でも速攻でも周囲の裏に動き出すタイミングと判断、動き方が下手なので遅攻をしても「井の中のかわず」状態にされてしまう。
これも僕にとっては難しい問題で、どういう動きがうまくて、どういうのが下手というのか、正直なところ良く判っていないのですが。
トルシエの場合は戦術的要請によって、ほとんど自動的・強制的に動き出すことを要求していたように感じるのですが(特に後期においては)
ジーコの場合はキープからタイミングを見計らって動き出すと言うことだろうと理解しています。ですから選手の判断が重要、反対に言えば選手に任せるしかないと言うことかと。
以前グライダーさんとの会話の中で、日本は少人数のグループ戦術がまだ未熟だと言う話を聞き、なるほどと思ったのですが、ジーコに期待出来るものとして、このあたりの向上ということが考えられます。
多分ジーコはこの辺のことの達人だと思いますので。
緩から急への動き出しのタイミングの取り方や、少人数グループでの戦術のバリエーションなどへの示唆が、僕のジーコへの期待です。
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